23日午後3時半ごろ、上水内郡信濃町の黒姫山(2053メートル)の山頂付近で、バックカントリースキー(山スキー)をしていたデンマーク人の30代男性が雪上に倒れているのを、一緒に山スキーをしていた女性が見つけ、119番通報した。
長野中央署によると、男性は約1時間半後に県警ヘリコプターで救助され、長野市内の病院に運ばれたが、午後5時51分に死亡が確認された。同署が男性の身元や死因、経緯などを調べている。
同署によると、男性は外国人ら11人と同じパーティーで、同日に麓のスキー場「黒姫高原スノーパーク」から入山し、山頂から東斜面を下っていた。
滑りだして間もなく、男性が下りてこないのに気付き、仲間が様子を見に登り返したところ、山頂近くの標高約2千メートルの斜面でうつぶせに倒れている男性を見つけたという。目立った外傷はないといい、同署は病気の可能性を含めて調べている。
同スノーパークでは同日夜、男性と一緒に山スキーをしていたとみられる複数の外国人に、署員が事情を聴いていた。
外国人らは興奮した様子で、リーダーのフランス人と名乗る男性は取材に「答えられない」と話した
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