>>505
狩猟採集生活を行っている原アイヌ民族にとっては、山に行けなくなるのは死活問題だぞ。
現在は定住生活をしている、都市アイヌだって、時折山で行う儀礼的行為は、祖先の記憶を呼び覚ます、大切な行為。


ヤマトンチューの人だって、先祖は山で生活をしてきたのだし、町に住む人間も山を信仰の対象としていた。富士山信仰の冨士講の人とかも、宗教的信条から富士山に登っていた訳だし。

けど、今の都市部に住む日本人は、そうした感覚を持たない人が多くなった。
山に登るという事が、普通に身近な行為であるという感覚が理解できなくなっている。

他方で、海人(うみんちゅ)の海の遭難、漁師や釣り人の遭難には、日本人はまだ比較的寛容だよね。
サーファーやダイバーとかも含めて、結構遭難死をしているのに、あまり非難はされていない。海上保安庁とかが捜索活動をしているという点では、山と全く同じ状況なのに。

これは、魚を食べる食文化と関係がありそう。回転寿司とかもあるし、魚を身近に食べているからだね。
猪や鹿や熊を食べる文化、例えばアルプス山麓のドイツ人とかからすれば、山での狩猟は身近な存在だけど。