山岳遭難が多発、県警が注意喚起 GW前半3日間で12件
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20180503390758.html

 ゴールデンウイーク(GW)前半の4月28〜30日に県内では12件の山岳遭難が発生し、
昨年のGW全期間(9日間)の10件を既に上回ったことが2日、県警のまとめで分かった。
山菜採りのほか、標高千メートル未満の低い山の遭難が目立つ。県警は3日から連休後半に向け注意を呼び掛けている。
 GWの連休は年によってばらつきがあるため単純に比較できないが、
県警地域課は「3日間で12件は例年にないペース」と警鐘を鳴らす。
3連休はいずれも天候に恵まれたことから
「事前の計画もなく、思い立って低い山や山菜採りに向かった人が多かったのではないか」とみている。
 同課によると、12件の内訳は山菜採りが6件6人、登山が5件5人、スキー場のコース外滑走が1件1人。
このうち低い山の遭難は3件3人だった。
犠牲者はいないが、糸魚川市の駒ケ岳を登山していた横浜市の男性(75)と、
阿賀町の御神楽山へ山菜採りに出掛けた五泉市の男性(74)が2日現在、行方不明となっている。
 遭難者12人のうち、65歳以上の高齢者が10人と8割を超えている。
同課は「体力に見合った山を選び、単独行動は避けてほしい」と呼び掛けている。