北アで滑落し男性死亡 蝶槍付近で1人軽傷
大型連休2日目の29日、県内山岳で少なくとも3件の遭難事故が発生し、1人が死亡、1人が軽傷を負った。
29日午後0時半ごろ、北アルプス鹿島槍ケ岳の「天狗の鼻」東側斜面で、神奈川県伊勢原市の会社員草田智さん(57)が
200メートルほど滑落した。息子の会社員男性(25)=浜松市=が110番通報し、
草田さんは県警ヘリコプターで大町市内の病院に搬送されたが、午後5時56分に死亡が確認された。
同日午前9時半ごろには、北ア蝶ケ岳から常念岳へ向かう蝶槍付近で岐阜市の無職男性(70)が斜面を2メートルほど滑落し、
県警ヘリに救助された。安曇野署によると、男性は松本市内の病院に搬送され、首を打撲するなどの軽傷のもよう。
また、同日午後1時20分ごろ、下伊那郡高森町の吉田山で登山していた名古屋市の会社員女性(64)が腹痛を訴え、
同行者が110番通報した。長野県側の要請で捜索していた山梨県防災ヘリが午後3時すぎに女性を発見し、
飯田市内の病院に搬送した。飯田署によると、命に別条はない。
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