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東京・奥多摩町で登山中に一時、雪で下山できなくなり、救助された男女13人は中国人向けのSNSで集まったメンバーで、このうちの1人が「このぐらいの雪なら大丈夫だと思った」などと話しているということで、警視庁はさらに詳しいいきさつを調べています。

東京・奥多摩町で登山をしていた13人は21日午後8時ごろ、三頭山とヌカザス山の間の登山道を歩いていたところ雪で下山できなくなり、22日午前、ヘリコプターなどで全員救助され病院に搬送されました。
警視庁などによりますと、13人は10代から40代の中国人と日本人の男女で、このうち34歳の中国人の女性が骨盤を骨折する大けがをし、低体温症や脱水などの症状が見られる人もいるものの、いずれも意識はあり命に別状はないということです。

警視庁によりますと、13人は中国人向けのSNSで集まったメンバーで、今回が初対面の人もいたほか、登山靴を履いていなかったりストックを持っていなかったりするなど、軽装の人も多かったということです。

21日の午前8時すぎにJR奥多摩駅で合流して、小河内貯水池の近くの登山口から三頭山を目指して登り始めましたが、登山届を出しておらず、ガイドは付けていなかったということです。
奥多摩町にある山を登る際は、登山届を任意で提出するよう地元の警察署が呼びかけていました。

登山者の1人は警視庁に対し「このぐらいの雪なら大丈夫だと思った。途中で雪が強くなり危ないと思ったが、前の人たちが進んでいくのでついて行った。午後6時ごろに迷子になり、道を探したが見つからず、消防に通報した」などと話しているということです。
警視庁はさらに詳しいいきさつを調べています。