熊野の山林にクマ放獣 誤って捕獲、県が注意呼び掛け 三重
2018-05-10

三重県は8日、誤って捕獲した野生のツキノワグマ1頭を熊野市の
山林で放ったと発表した。クマの誤捕獲は2年ぶり。周辺住民に注意を呼び掛けている。

県によると、市から8日午前10時ごろ、同市新鹿町で住民が仕掛けた
イノシシ用のわなにツキノワグマがかかったと連絡があった。
県職員が確認したところ、体重約52キロ、体長約1メートルで
4―5歳の雄のツキノワグマがイノシシ用のおりに入っていた。

県はツキノワグマをクマ用のおりに移し、9日午前10時半ごろ、
同市飛鳥町内の市有林で放した。
県境を接する奈良、和歌山の両県には事前に放獣を通達。
放獣したツキノワグマには発信器をつけてあり、
1週間ほど集落に接近しないよう位置を監視する。

県は平成27年、滋賀県に事前連絡をしないまま、
滋賀県内に無断で野生のクマを放獣し、滋賀県から抗議を受けた

http://www.isenp.co.jp/2018/05/10/17654/

放獣されたツキノワグマ
http://www.isenp.co.jp/wp-content/uploads/2018/05/20180510_15.jpg