しおりの面白いところは、普通なら学校を卒業して社会に出たらすでに
学校のことは単なる過去になるわけ。
みんなそれぞれ新しい仕事場で、または結婚したりして環境が変わるので。
新しい友人ができたり恋をしたり。
しかし、しおりは社会に出ていないので院生時代が最後の記憶になっているわけ。
そこから抜け出せないでいる。
だからYさんをその時代にひきづり戻そうとしたわけ。
しおりの最後の記憶は東北の院生時代なわけ。

Yさんは友人だし院生時代と変わってないと思っている。
ところがみんな新しい人生を歩み始めてるのにね。
それが理解できないんだな。

卒業したら、もう過去は関係ないんだよ。
新しいフィールドで新しい自分を作っていく。
それなのに過去を引きずってストーカーしている。

しおりの両親は、人に迷惑かけたらいけないんだよって教えなかったんだろうな。
しおりは頭がいいからそんなことしないだろうって。

先日、千葉大学の学生が集団レイプ事件を起こした。
犯人の一人は最高裁判所の判事の息子だった。
その息子は「自分は頭がいいから何をしてもいい、許されると思った」と言った。
最高裁判事の父は、いったい自分は何を教育してきたんだと嘆いたそうだ。
これしおりと、まさに同じ環境だね。