今回の検討委で明らかになったもの、というよりも今年の第1回目からの
各機関の聞き取り調査で明らかになったものは、人権条例がいかに使えない
ガラクタであったことは勿論ですが、なにより既存の救済機関やシステムさえ色々
な欠陥や問題、さらには矛盾を抱えているかということに尽きると思います。

それぞれ分野別、個別の救済を目的とする場合、実は本当に求められているもの
というのはそれぞれの機関が別個に機能するシステムではなく、いかに効果的
な連動システムを構築するための、真の意味での包括的な枠組みが必要では
ないかということでした。
しかし、横断的な連携とかネットワークといった言葉で表すのは簡単ですが、実際、
現実に横たわる障害(法/現場の対立や矛盾等)を解消することもまた夢物語
ではないかとさえ思う次第でした。

次回の検討委は1月18日開催予定です。
これまでの聞き取り調査の論点整理がなされると思います。

以上でレポ終ります。
長文になり失礼いたしました。