★靖国参拝 「外交カードにならぬ」 首相、中国の会談延期批判

・小泉純一郎首相は五日、中国外務省が今月十四日からマレーシアで開かれる「東アジア
 首脳会議」に合わせた日中韓三カ国首脳会談の延期を発表したことについて「私はいつでも
 いいのだが。向こうが延期する、それでも結構だ」と述べ、会談開催を中国側に働きかける
 考えはないことを強調した。自らの靖国神社参拝が背景にあるとの記者団の質問に
 「もう靖国は外交カードにならない。いくら中韓が外交カードにしようとしても無理だ」と
 指摘した。

 首相は同日夜にも、記者団に「靖国の問題だけで日中関係が阻害されるという方が
 おかしい。どの国にだって一つや二つの意見の違いや対立はある。そういう中で交流を
 続けて行くというのが二国間関係ではないか。自由を尊重する人にとって靖国参拝は
 おかしいという方がおかしい」と中国側の姿勢を批判した。

 中国は日中首脳会談について相互訪問だけでなく国際会議を利用した場でも応じない
 姿勢を日本に示している。今回、韓国を含めた三カ国首脳会談を拒否したことは、首相の
 靖国参拝を「戦争責任問題」に関連づけてアジア諸国にアピールする狙いが中国側に
 あるとみられるが、首相は「靖国参拝」で一切妥協しない立場を改めて強調した。
 首相は東アジア首脳会議で行う基調演説で、将来の「東アジア共同体」構想の実現に
 向けて(1)民主主義、自由や人権などの普遍的価値の共有(2)地域の開放性、透明性の
 確保−の重要性を訴える方針。首相は自由と民主主義の先進国として、参加各国に
 「アジアの普遍的価値」の共有を促すとともに、経済成長を背景に軍拡路線を歩み、
 東アジアでの主導権確保を狙う中国を牽制(けんせい)する考えだ。

 安倍晋三官房長官は記者会見で、中国が三カ国首脳会談の延期を発表したことについて
 「コメントする必要はない」と、静観する考えを示した。首相の靖国参拝については「中韓に
 誠意をもって説明をしていかなければならない。未来志向の関係を構築すべく努力をして
 いきたい」と語った。
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051206-00000002-san-pol

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