「二匹の蛙」の実験という話がある。
一匹目の蛙をフラスコの中に入れて、下から暖めてやると、だんだん温度が上がっていってグラグラになって、つまり茹で蛙になるまで、蛙はそのままでいる。
もう一匹の蛙を同じ、そのグラグラしているところに入れると、蛙は熱さに耐えかねてピョンと飛び上がって外にとび出すという話だ。
今の日本は、少しずつグラグラ、グラグラ暖まっているうちにそれに慣れっこになってしまって、茹る状況になってしまっているのではないか。