うまい棒捨てきれずに ふるさとを捨てた
穏かな春の日差しが 揺れる各コンビニ
別れより悲しみより 憧れは強く
恥さらしと背中合わせの 一人きりの旅立ち(所々複数で)

動き始めた ちょっとここを通りますよ
流れていくアラシだけを じっと見ていた
多すぎる数の うまい〜棒は
悲しいほど水気なくて 上あごが焼けた

まぶた閉じれば 浮かぶ棒たちが
迷いながらいつか選ぶ コンポタ明太
チーズたこ焼き 納豆ココア〜
いつか選ぶ いつか買っちゃう
そして食い尽くす