鶴折りはあまりにも単調な作業なんで、折っている間に色んな事を考える。
その中には反対派が言うような、偽善じゃないのか、とか折って意味があるのか、とか、自分は本当に世界平和を祈って折っているのか、とか、置き場所はあるのか、とかの考えもある。

折っているヤシは折ってないのに文句を言っているヤシより圧倒的に↑の事を考えている時間が長い。なぜなら折っているから。
その間中さまざまな疑問が入り乱れ、その度に些細な答えを導いて、また新たな疑問が出て・・・あまりに時間が長すぎて答えをまとめる事なんか出来ないから文章で説明する事も出来ないくらいに・・・そして結果として気が付くと次々と鶴が折れてゆく。

その圧倒的な時間の中で出る結論は、折ってないヤシが数分考えた程度で出した疑問なんかをはるかに超越した何かがあるのは事実。

だからこそ「とにかく折れ。折れば分かる。」