私の父は被爆者で、祖父や叔父を原爆で亡くしています。
親族には今だに後遺症で苦しんでいる者もいます。
私たち遺族にとって一番悲しいのは原爆や被爆者への関心が薄れている事です。
軽い気持ちや真意が別に有ってでも、今まで無関心であった人が折り鶴を手向けて下さることは、
言葉にならないほど嬉しいですし感謝の気持ちでいっぱいです。
折り鶴は何も語りません。
ただ、私たち遺族はそこに折り鶴が沢山飾られていることで、心が慰められるのです。
無関心でいられることが一番残酷で悲しいのです。