<タトゥー>銀座、秋葉原でのプロモビデオ撮影不許可 警視庁

 来日中のロシアの人気女子高生デュオ「タトゥー(t.A.T.u.)」の主催者側が、29日に東京都内の銀座地区と秋葉原地区の
路上でプロモーションビデオ撮影の意向を警視庁に伝えたが、道路使用が不許可となっていたことが分かった。タトゥーは先月、
モスクワ・赤の広場でビデオ撮影を強行しており、警視庁は29日の都内の歩行者天国でのゲリラ撮影に警戒を強めている。

 警視庁によると、日本側主催者の名刺を持った男性が25日に銀座地区を管轄する築地署、26日に秋葉原地区を管轄する
万世橋署を訪れて相談。銀座4丁目付近や秋葉原の歩行者天国で撮影が可能かどうか、問い合わせた。両署は「歩行者天国
や混乱が予想される場所では許可できない」と伝え、男性は了承したという。

 道路交通法では路上でのイベントには警察署長による道路使用許可が必要だが、もともと歩行者天国や人ごみなどでは
許可されない。【田中義宏】(毎日新聞)
[6月26日22時42分更新]