■日射病・熱射病
 日射病は夏の炎天下で、長い時間直射日光を受けたときに起こります。熱射病は蒸し暑く風通しの悪い室内や、車の中で長時間作業などをすると起こります。汗が止まり、体温が40度以上になると生命が危険な状態となります。すぐに救急車を呼んでください。
 夏山の低山では気をつけましょう。
 ■症状
 ・頭痛、めまい、吐き気、呼吸脈拍が早い、意識障害

■熱射病の応急手当
(1)涼しいところに裸に近い状態で寝かせる。
(2)救急車を呼ぶ。
(3)体を冷やす。
  (水をかける、濡らしたタオル・シーツなどで体を包む等)
(4)少しづつ水を飲ませる。
(5)呼吸に気をつけ、もし止まったら人工呼吸をする。
 ■注意
 ・体温が38度くらいになったら冷やすのをやめる。
 ・山では水を空にしないことも重要かと思います。余裕をもって計画しましょう。

■日射病の応急手当
(1)涼しいところで着衣をゆるめるか、裸に近い状態で寝かせる。
(2)全身を冷水か氷などで冷やす。
(3)少しづつ水か食塩水を飲ませる。

 日射病も熱射病も、回復しても動かすと再び具合が悪くなることもあるので、しばらく安静にする。
 またいったん気づいてもすぐまた眠るの重症。たえず名前などを呼びかける。