後日談になりますが、その後数年間も松平夫妻と親しい付き合いを続けていた彼女いわく、その後松平夫妻に不幸があったなどと言う事も無く、
むしろ会社の経営も順調で絶好調なくらいだったそうです。
例のなすりつけ事件から1週間後、彼女が松平さんにカマをかけて聞いてみたそうです。
「最近怖い話というか、何か変わった事ありませんか?」と。
すると松平さんは、
「怖い話かぁ〜、あんたも好きだね。怖い話はないけど、変わった事なら・・・
 最近女房が、そんなに使ってもない口紅の減りが異様に速い、ってボヤいてたなぁ」
と言ったそうです。と、そんな日に限って、何か小さな良い事が同時に起きていたようです。
(絶対に昼休み中は並ばないと入れない人気店に並ばずに入れたり、お金を拾ったり、など)

もしかしたら神様的な霊だったのかもしれません。そう考えると例のにんぴ人根性がムラムラと湧いてきて、
失敗したかな、と思いました。その後、何度も松平宅にお呼ばれした彼女いわく、
部屋の中にあの女性の姿も気配も、見る事はなかったそうです。
私の話はこれで以上です。