【霊圧君】大阪最強心霊スポットpart35 【お断り】
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0119本当にあった怖い名無し
2013/10/12(土) 09:46:10.97ID:j9Slt7pY0阿倍野は歴史的に心霊スポットになりにくい。
寺社の町で、被差別地域も前身は「隠坊の村」。
関西では、隠坊は最下層の僧侶とされてた。賤民階級なんだけど、一定の尊敬や配慮はされていた。
四天王寺や周辺の寺の隠坊が纏めて住まわされてたのが、今の阿倍野の被差別地域。
その近くには病者が集められて住んでた。彼らはそこで住み、昼間は四天王寺門前で乞食をした。
その源流は、奈良時代までさかのぼる。癩病(らいびょう)を患った者は、村から追放される決まりがあった。
彼らは神仏の加護で病を治そうとした。近畿圏だと奈良の東大寺、京都の清水寺、大阪の四天王寺等の門前に住み、
参拝者から施与を受け、付近を掃除し、神に祈って平癒を願った。やがて職を求める流民や孤児も集まるようになった。
時代は下ると、門前に集まる者を夜だけ一箇所に集めるようになる。
彼らは昼間は門前に立ち、夜は決められた集落に帰る。場所は隠坊の村の周辺が当てられた。
そういう土地なので、住んでいたものは全員賤民階級でも、神仏の加護を受けた者達だった。だからオカルト話にはならなかった。
隠坊(おんぼう・おんぼ)・・・隠亡。寺社の下男階級で、清掃・墓地管理・死体処理(埋めたり焼いたり)が主たる仕事。
火夫として、落語(らくだ)にも出てくる。
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