ラスト

咄嗟に友人にトラックの周りに子供がいたか、ゴミを玄関前に持ってくるときにみていないかを聞きました。
すると友人は「いや、見てないけど。お前が一人でトラックの周りぐるぐるしてんのは見たけどあれ向こうに人がいたのかw」
という始末。
ずっと対照に動いてきていたので、僕が向こうにいるということは友人は子供が見えているはずです。
うーん?と思いながらその日の作業を終えて家に戻り、次の日も早かったので布団の中でうつらうつらしていると「ねぇねぇ」と声をかけられ肩をポンポンと叩かれました
「なに?」と振り返ってみてみると午前中に見た男の子が満面の笑みで「ありがと!」といって僕にくるっと背を向けてすごく遠くまで走っていく景色が見えました。
終わり