遠いがライトを向けると、記念碑のような、何かオブジェのようなものがある。
近づいていくと、強い違和感。それは観音様の様なものだった。闇に立つ黒いそれを目の前にして、よくわからないが寒気がした。碑に何か書いてあるが読まずそこから逃げた。

林に戻ってもう一度よく探すと自分のテントは見つかった。夏なのに山は冷え、寝袋に入っても体は暖まらなかった。
あのそばにテントは張りたくないと思った。
終わりです。