昔北アルプスの某山に仲間4人と春山登山したときの話
5月だと油断したせいか軽装で、無事に全員登頂を果たしたものの
下りでひどい強風となり、みぞれまじりで行動不能になりました
ビバークしたのですが低体温症のために全員意識が遠のいてきました

するとリーダーのAさんが「みんなで雪山讃歌を歌って元気を出そう」と言い出し
「いっせいのぉ」と掛け声をかけました
A、俺、C、D「♪雪よ〜岩よ〜 我らが宿り〜」 B 「♪娘さん よく聞けよ〜」
その日の夕刻われわれは無事救助されましたが
残念なことにBだけが帰らぬ人となったのは偶然だと思います