南極観測隊の食料の賞味期限に関する規定は緩い
というか、運用の規定が緩い
一応、建前としては賞味期限は守りましょうなんだけど、実際には
腐ってなければ良しなので、卵や牛乳は一ヶ月や二ヶ月冷蔵庫に
入りっぱなしとかザラで、缶詰、缶ビールなんかの類だと年単位で
放置されていたりするのもお構いなしで食する

南極には食中毒の原因菌がほとんどいないから、問題はまず起き
ないそうなんだが、味は当然確実に落ちる
で、新しい食品が補充されると、まずそっちの方から消費していく
せいで、古いのが次第に溜まっていて、越冬開け近くなると不味い
料理を延々食べ続けることになる
それでも、比較対象になる新しい食品が補充されるまでは、まあ
こんなもんかと思って食べられる程度には味が維持されているので
隊内の調理係は偉いと尊敬されるそうだ