小学生の頃に担任の先生に聞いた話。

新聞にも出た話らしい。が、20年以上も前に聞いた話でおぼろげです。

ある地方の話。この場所はハッキリ言えないと言われた。
男の人が夜遅くに酔っ払って家に帰る時のこと。とある道路を走っていた。
街灯から街灯までがけっこうある。
街灯が遠ざかり暗くなった瞬間、助手席の向こうの外に走る人がいる。
「！？」よく見るとこっちをものすごい形相で見て追いかけてくる。
(たしか)白装束で年老いた女の人(だったと思う)が、ものすごい早さで走っている。
次の街灯が近づきだんだんと明るくなってくると、居なくなった。運転していた男の人はホッとしつつ、何者だと思った。

また、街灯が遠ざかり暗くなった。

またやってきた。また追いかけてきた。
あまりの恐怖にアクセルを踏むがついてくる。だんだん近づいて来る老婆を横目にしながら街灯まで逃げ込んだ。
老婆は消えていた。

男は交番に飛び込み今あったことを話した。警察は男が酔っていたこともあり、見間違いだろうと笑って取り合わなかった。
しかし、数日後に同じような事を言う人が現れた。それが何人も現れた。

警察もあまりに多くの人が見ていて、駆け込む人が多いために動かざるを得なくなる。

渋々例の道路を走ることにした。
やはり、警察も同様に追いかけられる。
どうやら幽霊だと言うことになり、新聞にも載った、らしい。

……と言う話だったような。１００キロババアみたいだな。
オチがあったんだったかなぁ。
知ってる人います？