>>20の続き

ピラミッドに着くと月明かりでうっすらとピラミッドが見える

誰かが昼間に参りに来たのか新しい花束やお菓子などがある

若い俺は女の子に怖く無い所を見せようとピラミッドの中に入りふざけたりしてた

女の子は、ひきつった顔でそれを見てる

じっと見てる

そこで俺は気付いた

女の子が俺じゃなく俺の背後を見てる事に

すると急に背後が気になり俺は恐る恐る振り返った

えぇ、飛んでましたよ

俗に言う火の玉が、ちょっと離れた所を

俺も今までに何度か霊などを見た事があったので、さほど慌てなかった

いや慌てちゃカッコ悪いって考えが先だったかもしれない

俺は何も見なかったふりをして「そろそろ車に帰ろう」と言った

女の子は俺に抱きつき歩けないぐらいガチで震えてた


もうちょい続きます