20年くらい前、俺が大学生だった時の話。

北九州の大学生だった俺は、たまたま知り合った久山の女の子と付き合っていた。
データの帰りは車で彼女を送ってから、犬鳴峠を通って帰るのが通常だった・・・
いつもより遅くまでデートしてて、彼女を送って、犬鳴峠に差し掛かった。

時計を見ると、午前2時に差し掛かっていた。
「嫌な時間に嫌な道を通るなぁ〜」
なんて思っていたら、峠に入ると山がかなり濃い霧で覆われていた。
が、デート帰りは毎回通っていた道なので
「うーん、結構な雰囲気になったなぁ〜」
くらいに軽く思っていた。