死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?233
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0001本当にあった怖い名無し
2009/12/11(金) 12:43:03ID:pARaIVcF0・最高に怖ければジャンルや、事実の有無は問いません。
・最高に怖ければ創作も歓迎です(創作と宣言すると興ざめてしまう方もいますのでご注意ください)
【重要ルール】
・長文を投稿する時はメモ帳等で全部書き終えてから一気に投稿しましょう。
・煽り・荒らしは徹底放置・完全無視が基本姿勢。反応するあなたも煽り・荒らしです。過剰な自治も荒らしです。
・コピペの際には転載元を提示。2ch以外からのサイトからは許可を取ること。
・感想はOK。ただし叩き、煽りと感想は違います。日頃気をつける程度に、言葉には気を遣いましょう。
・次スレは950レスを超えてから立ててください。
まとめサイト・投票所 (モバイル版) まとめミラーサイト
http://syarecowa.moo.jp http://090ver.jp/~usoriro/ http://mirror.bake-neko.net/
前スレ
死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?232
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1258346613/l50
○余り怖くない話と思うなら「ほんのりと怖い話」スレへお願いします。
ほんのりと怖い話スレ その62
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1255649842/
洒落コワに拘るならまとめサイトの投稿掲示板もあります
http://jbbs.livedoor.jp/study/9405
0753本当にあった怖い名無し
2009/12/22(火) 23:15:34ID:0tqqT5sv0ひょっとして、コイツか?!
ttp://studioforce.sakura.ne.jp/memorial/atatakai.gif
ttp://motofumi.fc2web.com/image/040711-02.jpg
0754本当にあった怖い名無し
2009/12/22(火) 23:33:54ID:XTRZiaH402行目、確実に中年臭がする
オッサンオバサンがリア厨ナリしても無理があるっつーのw
0755本当にあった怖い名無し
2009/12/22(火) 23:38:05ID:HhEd2Ayf00756本当にあった怖い名無し
2009/12/22(火) 23:40:56ID:B6HOkkCZ0あなたの寝ている時にカメムシが来るかも・・・怖いでしょ?
0757ロザリー ◆PiGJDrhfQc
2009/12/22(火) 23:42:24ID:jIXaHPQ8Oうん
0758本当にあった怖い名無し
2009/12/22(火) 23:45:30ID:wK91tR3O0「猫?」
いいえケフィアです。
文章力 ★★★☆☆
リアリティ. ★☆☆☆☆
オリジナリティ★★☆☆☆
洒落コワ指数:16/100
本スレ的に変なの見ただけ、というのは弱いですね。
今日日写メ位は撮っていただきたい。
>>626>>629
「猫」
猫が悪い虫を追っ払う。
文章力 ★★★☆☆
リアリティ. ★★★☆☆
オリジナリティ★★★☆☆
洒落コワ指数:30/100
いい話指数:51/100
大切にしたペットって良い仕事しますよね。
0759本当にあった怖い名無し
2009/12/22(火) 23:46:15ID:B6HOkkCZ00760本当にあった怖い名無し
2009/12/22(火) 23:48:00ID:wK91tR3O0「ゆう」
いじめっこ「ゆう」の告白
文章力 ★☆☆☆☆
リアリティ. ☆☆☆☆☆
オリジナリティ★☆☆☆☆
洒落コワ指数:2/100
みなさん分かって釣られてると思いますが…この程度の餌で釣られてたらかまってちゃんがよってきますよ。
0761本当にあった怖い名無し
2009/12/22(火) 23:52:19ID:HC+8Z4mSO0762生首が飛ぶ家。
2009/12/22(火) 23:55:15ID:nCT6DpBZO不動産の人は安い家賃について何も言わなかった。
2年前の話だが、今だに入居者募集だった…(T_T)
0763本当にあった怖い名無し
2009/12/23(水) 00:11:43ID:jKvWsZ7EOなかなか買い手が見つからないらしい。
事件性もなかったし自殺でもないんだけど。
ただ運が悪い事に
おばあちゃんとその子が二人暮らしだったところに
その子が遠くの知り合いのとこに遊びに行ってて
4日くらいして彼女の携帯に訃報が飛び込んできたんだけど
暑い夏だったのに冷や汗が出たのを今でも覚えてる。
0764本当にあった怖い名無し
2009/12/23(水) 00:24:15ID:lsCyi67s0なるほど。それなりのワケあり物件だったのだな、納得
0765本当にあった怖い名無し
2009/12/23(水) 01:10:32ID:2kAxJnwt00766本当にあった怖い名無し
2009/12/23(水) 01:34:54ID:VPF5MM+J0今では肝試しに来る若者が侵入できないようセキュリティーシステムがついているのだが、
俺が小学生の頃は中に入ることができた。
ある夏の暑い日、小学生だった俺は友達とチャリンコにまたがり病院を探検しにいった。
病院に着くまではへらへらしていた俺達だったが病院に着くとその薄気味悪い外観から
夏なのに寒気がして顔が強張ったことを記憶している。
ふと病院の近くを見ると俺達と同じように病院を探検しようとしているグループがいた。
話を聞くと地元の小学生(病院は俺達の小学校の校区外にある)であった。
話しているうちにすっかり打ち解け、地元の小学生たちは丁寧にも中への侵入の仕方を教えてくれた。
入り方は簡単で病院の外壁に割れた小窓があり、そこに手をかけよじ登って入るといった具合だ。
小窓は小さいため一人ずつ中に入っていくのだが、いざ俺がよじ登っているとき
後ろで不意に順番を待つ地元の小学生の一人が笑って、
「気をつけて、○○(俺の苗字)くん」と俺に声をかけた。
無事、みんなが入り終わり、中を探検しようとしたのだが
小学生だった俺達にはさすがにもう限界だった。
廊下や階段の壁には奇妙な落書き、手形らしきもの、これ以上は
進んではいけないということは俺達にもすぐにわかり
メスやカルテが置いてあるといわれる手術室に入ろうと
口にする者などおらずそのまま退却した。
0767本当にあった怖い名無し
2009/12/23(水) 01:35:47ID:VPF5MM+J0物足りなさそうな地元の小学生に別れを告げ、
帰りは「結局は何も出なかったね」とか「どきどきしたww」とか
感想を言い合いながら皆興奮気味だった。
だけどね、家に着き、一人になったときに気づいたんだ。
俺、向こうの小学生に名前(苗字)を言っていないことに。
友達からは下の名前で呼ばれているから彼らに分かる訳はないんだ。
恐怖で俺はその日、寝ることができなかった。
次の日、友達に話そうと朝早くに登校し
学校のくつ箱に運動靴を入れるとき、あることに気づいたんだ。
靴を見ると真っ白な運動靴のかかとの部分だけ明らかに黒ずんでいた。
俺はそれが何であるかわかるのに時間はかからなかった。
そこには俺の名前が油性マジックで書かれていたんだ。
0768本当にあった怖い名無し
2009/12/23(水) 01:44:17ID:Cfp9ijyG00769本当にあった怖い名無し
2009/12/23(水) 01:50:52ID:7GHsiB8rOおれの名前は田村「仮」都心の学校に通う高校三年生
おれの日課はあさ学校に早く行って朝一番の大便をすることだ。
なぜそんなことをするかというと なんか誰よりもはやくこの便器にすわりクソを撒き散らしてやるぞ〜って優越感に浸りながら大便すると気持ちいいからってのが理由だ。
でさいつも通りクソンゲリオン射出してトイレットペーパーでケツふいて流したらさ
なんかボコボコいいながら水が盛り上がってくるんだ
あれ?やばくね?って思った時には茶色い水があたり一面に・・・・
人間だれでも経験する
怖い話でした〜
ジャンジャン
0770本当にあった怖い名無し
2009/12/23(水) 01:52:35ID:xHIn9UWA00771本当にあった怖い名無し
2009/12/23(水) 02:02:03ID:iKhLSlLH0http://syarecowa.moo.jp/101/09.htm
サイト内検索で「結界」でググッたら別の話が出てくる
前は検索できたのにどうなってる
0772本当にあった怖い名無し
2009/12/23(水) 02:05:03ID:VPF5MM+J0彼は生まれつき手と足がない障害者でしたが
親の愛情もあり普通の学校にも通いすくすくと育ちました。
ある日、彼らのクラスメイトの男の子たちが彼の家に行きました。
「スミス〜、野球しようぜ!」
スミスの母は言います。
「何いってるの?スミスに野球なんてできるわけないじゃない。」
クラスメイトたちは笑って答えました。
「ホームベースがいるんだよ。」
0773本当にあった怖い名無し
2009/12/23(水) 02:20:50ID:VPF5MM+J0はじめは弟ができたことに喜んでいたが、
夜泣きが激しい時期になると両親にもかまってもらえず
両親は弟にだけ愛情を注いでいるように感じた。
いつしか彼の弟に対する感情は愛情から憎悪に変わっていた。
ある日、彼は理科室から毒薬をくすねてきた。
そして、母がお風呂に入っている隙に着替えのブラジャーの裏地に毒薬を塗りたくった。
次の日、彼は救急車のサイレンで目が覚めた。
担架でかつがれているのは苦しみのあまり暴れ狂う父の姿だった・・・
0774本当にあった怖い名無し
2009/12/23(水) 03:33:27ID:gF89CAWr00775本当にあった怖い名無し
2009/12/23(水) 04:46:27ID:Xj/VL4JvO何かと思ってみんな手を止めて見ていたら、外人が10人くらいバット持って降りてきて、何か分からん言葉を話ながら追いかけてきた。
フェンスを越えて近くのどぶ川に逃げ込んで、友達の家に行き110番通報した。
二人捕まってしまった友人が、レイプ(男に)されて全裸でデパートの駐車場に放置されたらしい。
それ以来公園で遊ばなくなった……。
0776本当にあった怖い名無し
2009/12/23(水) 06:17:53ID:r8gGyLfy00777本当にあった怖い名無し
2009/12/23(水) 06:41:03ID:6Jq6Xr3/0その妖怪は猫目小僧で見たな。
鬼太郎には出てこない妖怪だ。
0778本当にあった怖い名無し
2009/12/23(水) 07:40:09ID:qBS95aPS0だいぶ前の出来事なので何県のどこに行ったかとか覚えてませんしここに書くべきことなのか
迷いましたが書いちゃいます。
それは俺が中学2、3年生の頃に家族で旅行に行ったときのことです。
年末ということでいつもなら家で年越しそば食ってゆっくりしていたんですが
その年は親父がめずらしく外で年を越そうなんて言い出しちゃったもので、二泊三日
くらいの旅行にいくことにしたんです。
で帰り際に偶然賑やかな街の一角を発見しまして、なんだろうと思って車止めて近づいてみると
神社に続く一本道が出店で賑わってたわけです。
最初は出店にひかれて車を降りたんですが、ついでということでいつも行っている
A神社ではなく今年はその神社で済ませちゃおうってことになって、おみくじやら交通安全祈願の
お守りやらを買って・・・と例年通り事を済ませてそこをあとにしました。
で、ここまでは何ともないのですがその後あまり良くないことが立て続けに起きました。
0779本当にあった怖い名無し
2009/12/23(水) 08:06:56ID:qBS95aPS0その翌年、元気だったおばあちゃんが急に体調を崩し入院し、父母おじいちゃんの3人
は立て続けに交通事故を起こしました。
俺はというと部活動で足の骨を折りましたがなんてことはないし自身のミス
でそうなったのであまり深くは考えませんでした。が、やはりこんなに立て続けに
不幸が降りかかってくるとなると何かあると考えてしまいます。
で、思い浮かんだのが旅先でいったあの神社でのおまいり。
うちは何十年も前から?おまいりを行くときはA神社だったので、浮気しちゃったために
A神社の神様のお怒りに触れたんだと少し怖くなりました。
そんな厄年も終わり、それからはもう他の神社に行こうとはせずに、おとなしく
A神社に行っています。数年経った今、交通事故その他大きな厄はありません。
まとめるつもりが長文になってしまいました。失礼。
みなさんも何か信じている物とかあれば、簡単に逸れてはいけませんよ笑
おわり
0780本当にあった怖い名無し
2009/12/23(水) 09:19:30ID:B7Gm+hoB00781本当にあった怖い名無し
2009/12/23(水) 09:24:05ID:c//Ih0750話自体はただの偶然とでも言えるかもしれないけど、
>みなさんも何か信じている物とかあれば、簡単に逸れてはいけませんよ
これは真理だと思った
0782本当にあった怖い名無し
2009/12/23(水) 09:24:05ID:tLjdMbxd0>その後、近所に住む知り合いから一年前程に一人娘さんが両親の留守に何かがあって自室で首をつっていたらしい。
こういう日本語を平気で書けるやつが結婚出来ちゃうというのにお前らときたら
0783本当にあった怖い名無し
2009/12/23(水) 11:11:40ID:NljCBnnH0「まあ家まで我慢できるかな」と思ってたんですが、具合が悪く、やむ終えずすぐにトイレに行くことにしました。
トイレは店を出て裏口の従業員専用の出入り口付近にありました。
急いで男子トイレの個室へと駆け込んだんですが「しまった・・・!」と思いました。
そこのトイレが和式だったんです。私は、これまで一度も和式で大の用を足したことがなかったんです。
まず、実家が洋式だったのと、私自身が学校など外で大を出来なかった人間だったんです。
一週間もある修学旅行では我慢できずに行きましたが、幸いにも旅館のトイレが洋式でした。
「これは私に使えるのか?」「やはり家に帰ってから・・・」など一瞬頭の中をよぎりましたが
限界がもうそこまで近づいていたので、やむなくこの和式トイレを使うことにしました。
ズボンとパンツを全部脱ぎ、すぐにしゃがみ込みました。
ところで、私はいつも用を足す時、水も一緒に流すんです。
消音効果もありますし、水が跳ねないという2つの利点があるからです。
しかし、これは、洋式トイレで用を足す場合に言えることでした。
私はそんないつものくせで、発射と同時に水を流したんです。
すると、上から落ちてくる8割方液状の物質が、横から洪水のように流れてくる水に跳ねられていきます。
みるみるうちに、便器の側面から私のはいている靴の側面、そして便器に近い床の部分に
茶色い水っぽいものがそこらじゅうに点々と付いてしまいました。(尻の表面や玉袋の裏側にも付いた)
「やってしまった・・・」側面
とりあえず尻を拭き、靴や体で付いた部分を拭いて、慎重にズボンをはきました。
「さて、どうしよう・・・」
汚した所を拭けばいいだけの話ですが、それはこのトイレが「今さっき掃除したばかりです」という状態でなら言える話です。
私が入って来た時には、もう、それより前に使った人のであろう、黒くこびりついた物が2、3個付いてたんです。
自分の物なら触ろうと思えば素手でも触れますが、他人のものなんて手袋を何重にしてでも触りたくないのが本音です。
そして、私は決めました。 男ならちんちんを隠すな!!
勃起全開でムキムキに皮の剥けきった大人ちんちんを見せびらかせ!!
0784本当にあった怖い名無し
2009/12/23(水) 11:22:46ID:4xGMRXipO0785本当にあった怖い名無し
2009/12/23(水) 11:33:25ID:WjoMgtenO夢は自分の潜在意識ならくるんだよ
0786ゆう2世的な
2009/12/23(水) 12:27:16ID:qg/IiK6b00787名無しマン
2009/12/23(水) 12:43:47ID:qg/IiK6b0僕の学校の通学路にはプリングルスのおじさんと呼ばれる、 顔がパンパンに腫れたおじさんがいました。
おじさんは少し知恵遅れなのかな?と思われる新太君という15歳くらいの子供を連れていました。
おじさんは通りがかる小学生に向かっていつもこう話しかけます
「この子と握手してくれないかな?」
大抵の子は気味悪がって逃げてしまうのですが、 僕は子供心になんとなく新太君に同情して握手をしました。
「いい子だね」
おじさんが本当に嬉しそうな顔をしたため、僕も良いことをしたと嬉しくなりました。
次の日、おじさんと新太君はいつもの場所で待っていました。
「この子と握手してくれないかな?」
僕が昨日と同じように手を差し出し握手をすると、ものすごい激痛が走りました。
新太君は手のひらに画鋲のようなものを忍ばせていたのです。
「君のことだけは許せないんだって」
おじさんの冷静な声が響きます。
なんで?同情の裏の優越感を見透かされたのか・・・
僕は瞬間的にいろいろな事を考えました。
でも、こんな仕打ちをしなくたって・・
助けを求めるような目でおじさんを見ると、おじさんは申し訳なさそうな顔でこう言いました。
「おじさん新太に君が息子だったらよかったのにって言ってしまったんだ。」
「新太〜。ごめんな〜。ごめんな〜。」
僕はその後泣きながら学校に駆け込み先生たちに一部始終を話しました。
事件はすぐに校内放送で全校生徒に知らされて、 先生達も数人で見回りに当たるなど緊張した雰囲気が漂いました。
プリングルスのおじさんはそれ以来姿を消してしまったのですが、 かわりにこんな噂が立ちました・・
新太君は病気をうつすために握手してたんだって。」
この噂はわりと最近まで僕を悩ませました。
0788本当にあった怖い名無し
2009/12/23(水) 13:02:01ID:rj7rK0k20なんつーか、子供から見たらイロイロと最低なおっさんだな…
0789本当にあった怖い名無し
2009/12/23(水) 13:09:12ID:C8SSD9YcO0790本当にあった怖い名無し
2009/12/23(水) 14:15:22ID:jBcL3usCO0791本当にあった怖い名無し
2009/12/23(水) 14:35:03ID:a0iRrVT0Oオラキオの友人(以下、A)の友人(以下、B)がマンションから飛び降りて自殺した。
Bが自殺する直前に会っていたのがAだった為、Aは警察に事情聴取をされたのだが、Bは自殺死なのに警察はAを執拗に聴取した。
不信に思ったAが警察を問い質したところ、警察は「Bさんは殺害された可能性もあるんです」と言い出した。
なんでも、Bが飛び降りたマンションの階段には血痕が点々と付いており、警察は「Bがどこかで殺害された後、自殺に見せかける為にマンションから落とされたのでは」と思ったらしい。
しかし、検死の結果、Bは間違いなく自殺だった。
というのも、Bの体には衝撃を2回受けた跡が残っていたのだ。
つまり、一度飛び降りたBは、死にきれなかった為にマンションの階段を昇り、もう一度飛び降りたという事。
Bの死に対する執着にゾッとする。。。
0792本当にあった怖い名無し
2009/12/23(水) 14:50:18ID:BFUVXIik0少年は両親の愛情を受けてすくすくと成長した
少年が8歳になった年、弟が生まれた
それまで受けていた愛情を弟に奪われ、少年は弟が憎くて憎くてたまらなくなった
ある時、学校でくすねてきた毒薬を、眠る母親の乳首に塗った
まだ母乳を飲んでいる弟を殺そうとしたのだ
翌朝、隣に住むおじさんが救急車で運ばれた
0793本当にあった怖い名無し
2009/12/23(水) 15:03:16ID:zI2d+f4K0ttp://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1261461349/401-500
0794本当にあった怖い名無し
2009/12/23(水) 16:15:00ID:R3vBSQQAO一回投げ落としても死ななかったからもう一度上に運んで投げ落としたんだよ
0795本当にあった怖い名無し
2009/12/23(水) 16:50:11ID:EOymJcZV0めんどいから、ソースは探さないけど、それ多分「超怖い話」シリーズのやつだよ
0796本当にあった怖い名無し
2009/12/23(水) 18:46:00ID:y3XO6moOOそれ自分も見た。
マンションの3階から2回飛び降りたって言ってたけど、
本気で死にたいなら最初からもっと高い所から落ちろよ、と思った。
0797本当にあった怖い名無し
2009/12/23(水) 19:00:11ID:3+1UCVKy0あっという間に笑い話になったな
ただの馬鹿じゃないですかw
0798本当にあった怖い名無し
2009/12/23(水) 19:28:21ID:R3vBSQQAO0799本当にあった怖い名無し
2009/12/23(水) 19:46:31ID:39uA3QocO又懐かしい話しコピペして…
パート何時のだっけ?プリングルスおじさん…
0800本当にあった怖い名無し
2009/12/23(水) 19:50:34ID:2kAxJnwt0ヤンデレ注意
0801採点マン ◆PS3/.wYXX6
2009/12/23(水) 20:12:40ID:tomCBx0Y0で、これなんだけど
洒落コワ指数(100点満点)
90点以上 洒落コワ無双水準
80点以上 歴代洒落コワ史に銘記されるべき作品
70点以上 最近の洒落コワとして優れた作品
60点以上 再読に耐える作品
50点以上 読む価値のある作品
40点以上 なんとか洒落コワになっている作品
39点以下 人に読ませる水準に達していない作品
29点以下 人前で読むと恥ずかしい作品(もし読んでいたら秘密にしたほうがいい )
これ俺なりに変えさせてもらいます。
洒落コワ指数(100点満点)
90点以上 洒落コワ無双水準
80点以上 歴代洒落コワ史に銘記されるべき作品
70点以上 最近の洒落コワとして優れた作品
60点以上 洒落怖として合格水準に達した作品
50点以上 怖い話ではあるが洒落怖ではない作品
40点以上 なんとか怖い話になっている作品
39点以下 人に読ませる水準に達していない作品
29点以下 人前で読むと恥ずかしい作品(もし読んでいたら秘密にしたほうがいい )
採点嫌な人はNGよろww
0802鋼の初球ポップフライ師 ◆opivVcd2Fo
2009/12/23(水) 20:31:26ID:Ekz/TFmHO制作者として一言言わせて頂ければ、それは「作家の値うち」のパロディなんで、あんまり改変してほしくないです。
最近流用している方も、どうせなら自分で「採点方式」を考えてみてはいかがでしょうか。
0803本当にあった怖い名無し
2009/12/23(水) 21:18:48ID:zI2d+f4K0所詮他人の評価だしね
嫌う人はコテか特定ワードのNG推奨
0804本当にあった怖い名無し
2009/12/23(水) 21:53:51ID:Yu9yzfrh0マジでシネや
お前は荒しという自覚あるのか?
0805本当にあった怖い名無し
2009/12/23(水) 22:10:34ID:QYuHUjYiO0806本当にあった怖い名無し
2009/12/23(水) 22:11:50ID:WAHerD0qO0807本当にあった怖い名無し
2009/12/23(水) 22:18:17ID:ux4svdrL0どっちに遭うのが幸いだろうか・・・
0808本当にあった怖い名無し
2009/12/23(水) 22:27:38ID:zI2d+f4K0NGにすればいいじゃん低脳
0809本当にあった怖い名無し
2009/12/23(水) 22:55:09ID:3+1UCVKy0感想の表現じゃん
0810本当にあった怖い名無し
2009/12/23(水) 23:53:39ID:Yu9yzfrh0「NGにしろ」と言われてる時点で感想の域超えてるだろ
どうせお前もわざと言ってるんだろうけどな
そんなにこのスレ潰したいのかよ
0811本当にあった怖い名無し
2009/12/24(木) 00:06:08ID:+Esa/hLK0失礼だがスレを潰すような行為は>>810そのものなのでは?
別に気に入らなければ黙ってNGにすればいいんだしNG機能ってもともとそういうもんだろ?
確かに採点については俺も同意しかねるけどどうせ言ったところでやめないんだしNGにすれば済む話だと思うよ
0812本当にあった怖い名無し
2009/12/24(木) 00:06:18ID:xM4Rr+lzO採点する奴に不幸が訪れますように
採点する奴が交通事故を起こしますように
採点する奴の愛する人が死にますように
採点する奴が酷い尿道結石で苦しみますように
採点する奴の子供は全て奇形で生まれますように
あ、あとメリクリw
0813本当にあった怖い名無し
2009/12/24(木) 00:16:44ID:/S+tvRLx00814本当にあった怖い名無し
2009/12/24(木) 00:23:29ID:HX7qeoZ00低能の極み
0815本当にあった怖い名無し
2009/12/24(木) 00:40:15ID:7qugw6GZO今年はクリスマスが最後の晩餐になる家族がリアルに多そうだ…
0816本当にあった怖い名無し
2009/12/24(木) 00:58:52ID:s4M1Xre60.: : : : : : : : :: :::: :: :: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::☆:::::::+::::::::::::::
. . : : : ::::/⌒ヽ: ::: :: : :::: :: ::: ::: :::::::::::::::::::::::::..,,::。:+:::::::::::::::::::::::
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/ / 。 ヽ ヽ l :. :. .:: : :: ::<;;;;〇;ゞ;*::o,ゞ ;*;;;;*ゞ;*:o
 ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄ ̄ ;;;*;;;〇;ゞ;*::;;;;;*ゞ;*::o, 〇;;; *
: : : : : : llllllll : : : : : :
田田田
0817本当にあった怖い名無し
2009/12/24(木) 03:53:48ID:ur9TAWet00818本当にあった怖い名無し
2009/12/24(木) 08:19:40ID:gSisvRFd00819本当にあった怖い名無し
2009/12/24(木) 09:49:14ID:6/15K6ZA0やむ「お」えずを無理矢理変換して使うか…
0820本当にあった怖い名無し
2009/12/24(木) 09:51:53ID:6/15K6ZA0ああ〜でもその話って2chによく貼られるコピペのパクリだね
すでにあちこちの怖い話サイトで出尽くした感
あの番組パクリ多いからどうもなぁ
まあ怖い話のパターンももう出尽くしちゃってるから似たような話になるのはしょうがないんだけど
0821本当にあった怖い名無し
2009/12/24(木) 10:44:59ID:PFax0ozP0人を呪わば、って言葉がありまして
貴方には同じ事が確実に起こります
ご愁傷様
0822本当にあった怖い名無し
2009/12/24(木) 15:16:44ID:HcdOY7uPOメシも買わず家に帰った。
カップ麺あったかな〜と考えつつ
鍵をあけようとすると鍵が開いてた。
かけ忘れか空き巣かと思って
そっと開けたら部屋いっぱいの大きな心臓があった。
ドグオォォン!ドグオォォン!みたいな鼓動うってて、
腰が抜けそうになりながらお隣に押し掛けて
お隣の男子大学生(ほぼ話した事無い)と一緒に戻ったらまだあって
二人して「うわああぁぁぁ!!」
その時大学生の顔見たら
ペプシマンみたいに丸い口しか無かった。
で、そいつに部屋に押し戻されて以降記憶無い。
今日の昼に目が覚めてみたら部屋大荒れ。
金品無事。
お隣もぬけの殻。
これから精神科いってきます。
0823本当にあった怖い名無し
2009/12/24(木) 15:57:05ID:t3UZeuOG0その先生は異常にでかく、190aはある身体で少々太り気味でした
ある日、授業が終わった教室で残業をしていました
残業が終わったあと、あくびをして手を大きくのばしたらバコッと鈍い音がしました
ふと上を見ると天井に穴が空いてました
でかいって怖いね
0824名無鹿か?
2009/12/24(木) 16:30:05ID:Kr6zwmFo0ってその前に、ここストーカーの話おk??
0825本当にあった怖い名無し
2009/12/24(木) 16:55:45ID:YTCRvM5000826名無鹿か?
2009/12/24(木) 17:17:53ID:Kr6zwmFo00827本当にあった怖い名無し
2009/12/24(木) 17:22:38ID:dKoYmjGP0新聞だけで十分ですよ
0828本当にあった怖い名無し
2009/12/24(木) 17:50:45ID:tUzh7DSU00829本当にあった怖い名無し
2009/12/24(木) 17:58:58ID:axWI1hPS0触っちゃいかんヤツか?
0830本当にあった怖い名無し
2009/12/24(木) 18:43:24ID:s4M1Xre60, -──- 、
/:::::::::::::: ::\
/::::::::::: ::∨ト、 こいつはくせえッー!
:::::::::: :: レ'ノ
:::::::::::::: ::: レ'⌒ヽ くせえにおいが
ヽ-───i===i─-}ァ' ノ くせえぜッ─────ッ!!
、` ー-===-゚---゚==‐' /
、`¨フ>;''ニニゞ,;アニニY´; ) こんなくせえのには出会ったことが
_、;;)¨´,ニ=゚='" ,.ヘ=゚:く {ッリ' くせえなァ────ッ
i1(リ r;:ドヽ K
ヾ=、 に二ニヽ `|; ) くさいせいでくさくなっただと?
_,ノ| i. {⌒゙'^ヽ.{ i;; ヽ くせえッ!!
_,ノ!i ヽ、 ヾ二ニソ ,';;; ;;冫=:、
_;(|.!. \ ‐っ /!;;; ;;/ 、''"\__ こいつはくせえからくせえッ!
'ト、\. ,ゝ、.二..イリ\ / ー1\'ニゝヽ_
:ヽ `ニア ,. -┴‐‐' ー-:l :=ゞ=ソ」=ヽ くせえよォーッ!
0831名無鹿か?
2009/12/24(木) 19:40:21ID:Kr6zwmFo0・・・ホラーじゃない気もするがww
まあいーのか?
0832名無鹿か?
2009/12/24(木) 21:11:31ID:Kr6zwmFo00833ロザリー ◆PiGJDrhfQc
2009/12/24(木) 21:42:07ID:fAIViqdeO是非聞きたいです。
お願いします。
0834名無鹿か?
2009/12/24(木) 21:55:07ID:Kr6zwmFo0あ、はい。じゃあ書くねー
あたしはその時某大手会社で派遣してたんです。
けっこう月給良くて、いいマンションに住む事が出来ました。
住み初めて1カ月くらいたったある日、ポストに手紙が入ってたんですよ。
「いつも可愛いと思っています。このマンションの住人です。」
みたいな。
気持ち悪いような、でもちょっと嬉しかったような・・。
でも当時あたしには彼がいたので、見つかるとややこしいのでマンションのすぐわきのごみ箱に
破って捨てといたんです。
これが悪夢の始まりだったのかもしれませんww
0835名無鹿か?
2009/12/24(木) 21:58:47ID:Kr6zwmFo00836本当にあった怖い名無し
2009/12/24(木) 22:12:17ID:NNdtlw3F0生来、追い詰められないと動かないタイプで(テストも一夜漬け対タイプだ)、
「まぁ何とかなるだろう」とお気楽に自分に言い聞かせ、バイトを続けていた。
そんなその年の真夏。悪友のカズヤ(仮名)と家でダラダラ話していると、
なぜか「ヒッチハイクで日本を横断しよう」と言う話に飛び、その計画に熱中する事になった。
その前に、この悪友の紹介を簡単に済ませたいと思う。このカズヤも俺と同じ大学で、
入学の時期に知り合った。コイツはとんでもない女好きで、頭と下半身は別、と言う典型的なヤツだ。
だが、根は底抜けに明るく、裏表も無い男なので、女関係でトラブルは抱えても、男友達は多かった。
そんな中でも、カズヤは俺と1番ウマが合った。そこまで明朗快活ではない俺とはほぼ正反対の性格なのだが。
ヒッチハイクの計画の話に戻そう。計画と行ってもズサンなモノであり、
まず北海道まで空路で行き、そこからヒッチハイクで地元の九州に戻ってくる、と言う計画だった。
カズヤは「通った地方の、最低でも1人の女と合体する!」と女好きならではの下世話な目的もあったようだ。
まぁ、俺も旅の楽しみだけではなく、そういう期待もしていたのだが…
カズヤは長髪を後ろで束ね、一見バーテン風の優男なので(実際クラブでバイトをしていた)コイツとナンパに行って良い思いは確かにした事があった。
そんなこんなで、バイトの長期休暇申請や(俺は丁度別のバイトを探す意思があったので辞め、カズヤは休暇をもらった)、
北海道までの航空券、巨大なリュックに詰めた着替え、現金などを用意し、計画から3週間後には俺達は機上にいた。
札幌に到着し、昼食を済ませて市内を散策した。慣れない飛行機に乗ったせいか、
俺は疲れのせいで夕方にはホテルに戻り、カズヤは夜の街に消えていった。
その日はカズヤは帰ってこず、翌朝ホテルのロビーで再開した。
にやついて指でワッカをつくり、OKマークをしている。昨夜はどうやらナンパした女と上手く行った様だ。
0837本当にあった怖い名無し
2009/12/24(木) 22:13:11ID:NNdtlw3F0何日までにこの距離まで行く、など綿密な計画はなく、ただ「行ってくれるとこまで」という大雑把な計画だ。
まぁしかし、そうそう止まってくれるものではなかった。1時間ほど粘ったが、一向に止まってくれない。
昼より夜の方が止まってくれやすいんだろう、等と話していると、ようやく開始から1時間半後に最初の車が止まってくれた。
同じ市内までだったが、南下するので距離を稼いだのは稼いだ。距離が短くても、嬉しいものだ。
夜の方が止まってくれやすいのでは?と言う想像は意外に当たりだった。
1番多かったのが、長距離トラックだ。距離も稼げるし、まず悪い人はいないし、かなり効率が良かった。
3日目にもなると、俺達は慣れたもので、長距離トラックのお兄さん用にはタバコ等のお土産、
普通車の一般人には飴玉等のお土産、と勝手に決め、コンビニで事前に買っていた。
特にタバコは喜ばれた。普通車に乗った時も、喋り好きなカズヤのおかげで、常に車内は笑いに満ちていた。
女の子2〜3人組の車もあったが、正直、良い思いは何度かしたものだった。
4日目には本州に到達していた。コツがつかめてきた俺達は、
その土地の名物に舌鼓を打ったり、一期一会の出会いを楽しんだりと余裕も出てきていた。
銭湯を見つけなるべく毎日風呂には入り、宿泊も2日に1度ネカフェに泊まると決め、経費を節約していた。
ご好意で、ドライバーの家に泊めてもらう事もあり、その時は本当にありがたかった。
しかし、2人共々に生涯トラウマになるであろう恐怖の体験が、出発から約2週間後、甲信地方の山深い田舎で起こったのだった。
0838その3
2009/12/24(木) 22:14:14ID:NNdtlw3F0男友達だけの集まりになると、いつもカズヤは卑猥な歌を歌いだす。その夜もカズヤは歌いだした。
その日の夜は、2時間前に寂れた国道沿いのコンビニで降ろしてもらって以来、
中々車が止まらず、それに加えてあまりの蒸し暑さに俺達はグロッキー状態だった。
暑さと疲労の為か、俺達は変なテンションになっていた。
「こんな田舎のコンビニに降ろされたんじゃ、たまったもんじゃないよな。
これなら、さっきの人の家に無理言って泊めてもらえば良かったかなぁ?」とカズヤ。
確かに先ほどのドライバーは、このコンビニから車で10分程行った所に家があるらしい。
しかし、どこの家かも分かるはずもなく、言っても仕方が無い事だった。
時刻は深夜12時を少し過ぎた所だった。俺たちは30分交代で、車に手を上げるヤツ、
コンビニで涼むヤツ、に別れることにした。コンビニの店長にも事情を説明したら
「頑張ってね。最悪、どうしても立ち往生したら俺が市内まで送ってやるよ」と言ってくれた。こういう田舎の暖かい人の心は実に嬉しい。
それからいよいよ1時間半も過ぎたが、一向に車がつかまらない。と言うか、ほとんど通らない。
カズヤも店長とかなり意気投合し、いよいよ店長の行為に甘えるか、と思っていたその時、
1台のキャンピングカーがコンビニの駐車場に停車した。これが、あの忘れえぬ悪夢の始まりだった。
0839その4
2009/12/24(木) 22:15:34ID:NNdtlw3F0男の服装は、カウボーイがかぶるようなツバ広の防止に、スーツ姿、と言う奇妙なモノだった。
俺はその時、丁度コンビニの中におり、何ともなくその男性の様子を見ていた。
買い物籠に、やたらと大量の絆創膏などを放り込んでいる。コーラの1.5?のペットボトルを2本も投げ入れていた。
その男を、会計をしている最中、じっと立ち読みをしている俺の方を凝視していた。
何となく気持ちが悪かったので、視線を感じながらも俺は無視して本を読んでいた。
やがて男は店を出た。そろそろ交代の時間なので、カズヤの所に行こうとすると、駐車場でカズヤが男と話をしていた。
「おい、乗せてくれるってよ!」
どうやら、そういう事らしい。俺は当初は男に何か気持ち悪さは感じていたのだが、
間近で見ると、人の良さそうな普通のおじさんに見えた。俺は疲労や眠気の為にほとんど思考が出来ず、
「はは〜ん、アウトドア派(キャンピングカー)だからああいう帽子か」などと言う良く分からない納得を自分にさせた。
キャンピングカーに乗り込んだ時、「しまった」と思った。
「おかしい」のだ。「何が」と言われても「おかしいからおかしい」としか書き様がないかも知れない。
これは感覚の問題なのだから…ドライバーには家族がいた。もちろん、
キャンピングカーと言うことで、中に同乗者が居る事は予想はしていたのだが。
父 ドライバー およそ60代
母 助手席に座る。見た目70代
双子の息子 どう見ても40過ぎ
0840その5
2009/12/24(木) 22:16:30ID:NNdtlw3F0まず車内に入って目に飛び込んで来たのは、まったく同じギンガムチェックのシャツ、
同じスラックス、同じ靴、同じ髪型(頭頂ハゲ)、同じ姿勢で座る同じ顔の双子の中年のオッサンだった。
カズヤも絶句していた様子だった。いや、別にこういう双子が居てもおかしくはない、
おかしくもないし悪くもないのだが…あの異様な雰囲気は、実際その場で目にしてみないと伝えられない。
「早く座って」と父に言われるがまま、俺たちはその家族の雰囲気に呑まれるかの様に、車内に腰を下ろした。
まず、俺達は家族に挨拶をし、父が運転をしながら、自分の家族の簡単な説明を始めた。
母が助手席で前を見て座っている時は良く分からなかったが、母も異様だった。
ウェディングドレスのような、真っ白なサマーワンピース。顔のメイクは「バカ殿か」と
見まがうほどの白粉ベタ塗り。極めつけは母の名前で、「聖(セント)ジョセフィーヌ」。
父はちなみに「聖(セント)ジョージ」と言うらしい。
双子にも言葉を失った。名前が「赤」と「青」と言うらしいのだ。
赤ら顔のオッサンは「赤」で、ほっぺたに青痣があるオッサンは「青」。普通、自分の子供にこんな名前をつけるだろうか?
俺達はこの時点で目配せをし、適当な所で早く降ろしてもらう決意をしていた。狂っている。
俺達には主に父と母が話しかけて来て、俺達も気もそぞれで適当な答えをしていた。
双子はまったく喋らず、まったく同じ姿勢、同じペースでコーラのペットボトルをラッパ飲みしていた。
ゲップまで同じタイミングで出された時は、背筋が凍り、もう限界だと思った。
0841ロザリー ◆PiGJDrhfQc
2009/12/24(木) 22:16:44ID:fAIViqdeO了解しました。
0842その6
2009/12/24(木) 22:17:48ID:NNdtlw3F0キャンピングカーが発車して15分も経たないうちに、カズヤが口を開いた。
しかし、父はしきりに俺達を引きとめ、母は「熊が出るから!今日と明日は!」と意味不明な事を言っていた。
俺達は腰を浮かせ、本当にもう結構です、としきりに訴えかけたが、
父は「せめて晩餐を食べていけ」と言って、降ろしてくれる気配はない。
夜中の2時にもなろうかと言う時に、晩餐も晩飯も無いだろうと思うのだが…
双子のオッサン達は、相変わらず無口で、今度は棒つきのペロペロキャンディを舐めている。
「これ、マジでヤバイだろ」と、カズヤが小声で囁いてきた。
俺は相槌を打った。しきりに父と母が話しかけてくるので、中々話せないのだ。
1度、父の言葉が聞こえなかった時など「聞こえたか!!」とえらい剣幕で怒鳴られた。
その時双子のオッサンが同時にケタケタ笑い出し、俺達はいよいよ「ヤバイ」と確信した。
キャンピングカーが、国道を逸れて山道に入ろうとしたので、流石に俺達は立ち上がった。
「すみません、本当にここで。ありがとうございました」と運転席に駆け寄った。
父は延々と「晩餐の用意が出来ているから」と言って聞こうとしない。
母も、素晴らしく美味しい晩餐だから、是非に、と引き止める。
俺らは小声で話し合った。いざとなったら、逃げるぞ、と。
流石に走行中は危ないので、車が止まったら逃げよう、と。
やがて、キャンピングカーは山道を30分ほど走り、小川がある開けた場所に停車した。
「着いたぞ」と父。その時、キャンピングカーの1番後部のドア(俺達はトイレと思っていた)から
「キャッキャッ」と子供の様な笑い声が聞こえた。まだ誰かが乗っていたか!? その事に心底ゾッとした。
「マモルもお腹すいたよねー」と母。マモル…家族の中では、唯一マシな名前だ。幼い子供なのだろうか。
すると、今まで無口だった双子のオッサン達が、口をそろえて
「マモルは出したら、だぁ・あぁ・めぇ!!」とハモりながら叫んだ。
「そうね、マモルはお体が弱いからねー」と母。
「あーっはっはっはっ!!」といきなり爆笑する父。
「ヤバイ、こいつらヤバイ。フルスロットル(カズヤは、イッてるヤツや危ないヤツを常日頃からそういう隠語で呼んでいた)」
0843その7
2009/12/24(木) 22:20:19ID:NNdtlw3F0異様に背が高く、ゴツい。2m近くはあるだろうか。父と同じテンガロンハットの様な帽子をかぶり、スーツと言う異様な出で立ちだ。
帽子を目深に被っており、表情が一切見えない。
焚き火に浮かび上がった、キャンピングカーのフロントに描かれた十字架も、何か不気味だった。
ミッ○ーマ○スのマーチ、の口笛を吹きながら、男は大型のナイフで何かを解体していた。
毛に覆われた足から見ると、どうやら動物の様だった。イノシシか、野犬か…どっちにしろ、そんなモノを食わさせるのは御免だった。
俺達は逃げ出す算段をしていたが、予想外の大男の出現、大型のナイフを見て、萎縮してしまった。
「さぁさ、席に着こうか!」と父。大男がナイフを置き、傍でグツグツ煮えている鍋に味付けをしている様子だった。
「あの、しょんべんしてきます」とカズヤ。「逃げよう」と言う事だろう。俺も行く事にした。
「早くね〜」と母。俺達はキャンピングカーの横を通り、森に入って逃げようとしたその時、
キャンピングカーの後部の窓に、異様におでこが突出し、両目の位置が異様に低く、
両手もパンパンに膨れ上がった容姿をしたモノが、バン!と顔と両手を貼り付けて叫んだ。
「マーマ!!」
もはや限界だった。俺達は脱兎の如く森へと逃げ込んだ。
0844その8
2009/12/24(木) 22:21:39ID:NNdtlw3F0「ヤバイヤバイヤバイ」とカズヤは呟きながら森の中を走っている。お互い、何度も転んだ。
とにかく下って県道に出よう、と小さなペンライト片手にがむしゃらに森を下へ下へと走っていった。
考えが甘かった。小川のあった広場からも、町の明かりは近くに見えた気がしたのだが、
1時間ほど激走しても、一向に明かりが見えてこない。完全に道に迷ったのだ。
心臓と手足が根をあげ、俺達はその場にへたり込んだ。
「あのホラー一家、追ってくると思うか?」とカズヤ。
「俺達を食うわけでもなしに、そこは追ってこないだろ。映画じゃあるまいし。
ただの少しおかしい変人一家だろう。最後に見たヤツは、ちょっとチビりそうになったけど…」
「荷物…どうするか」
「幸い、金と携帯は身につけてたしな…服は、残念だけど諦めるか」
「マジハンパねぇw」
「はははw」
俺達は精神も極限状態にあったのか、なぜかおかしさがこみ上げてきた。
ひとしきり爆笑した後、森独特のむせ返る様な濃い匂いと、周囲が一切見えない暗闇に、現実に戻された。
変態一家から逃げたのは良いが、ここで遭難しては話にならない。
樹海じゃあるまいし、まず遭難はしないだろうが、万が一の事も頭に思い浮かんだ。
「朝まで待った方が良くないか?さっきのババァじゃないけど、熊まではいかなくとも、野犬とかいたらな…」
俺は一刻も早く下りたかったが、真っ暗闇の中をがむしゃらに進んで、さっきの川原に戻っても恐ろしいので、
腰を下ろせそうな倒れた古木に座り、休憩する事にした。一時はお互いあーだこーだと喋っていたが、
極端なストレスと疲労の為か、お互いにうつらうつらと意識が飛ぶようになってきた。
0845その9
2009/12/24(木) 22:23:04ID:NNdtlw3F0横を見ると、カズヤがいない。一瞬パニックになったら、俺の真後ろにカズヤは立っていた。
「何やってるんだ?」と聞く。
「起きたか…聞こえないか?」と、木の棒を持って何かを警戒している様子だった。
「何が…」
「シッ」
かすかに遠くの方で音が聞こえた。口笛だった。ミッ○ーマ○スのマーチの。CDにも吹き込んでも良いくらいの、良く通る美音だ。
しかし、俺達にとっては恐怖の音以外の何物でもなかった。
「あの大男の…」
「だよな」
「探してるんだよ、俺らを!!」
再び、俺たちは猛ダッシュで森の中へと駆け始めた。辺りがやや明るくなったせいか、以前よりは周囲が良く見える。
躓いて転ぶ心配が減ったせいか、かなりの猛スピードで走った。
20分くらい走っただろうか。少し開けた場所に出た。今は使われていない駐車場の様だった。
街の景色が、木々越しにうっすらと見える。大分下ってこれたのだろうか。
腹が痛い、とカズヤが言い出した。我慢が出来ないらしい。古びた駐車場の隅に、古びたトイレがあった。
俺も多少もよおしてはいたのだが、大男がいつ追いついてくるかもしれないのに、個室に入る気にはなれなかった。
俺がトイレの外で目を光らせている隙に、カズヤが個室で用を足し始めた。
「紙はあるけどよ〜 ガピガピで、蚊とか張り付いてるよ…うぇっ 無いよりマシだけどよ〜」
カズヤは文句を垂れながら糞も垂れ始めた。
「なぁ…誰か泣いてるよな?」と個室の中から大声でカズヤが言い出した。
「は?」
「いや、隣の女子トイレだと思うんだが…女の子が泣いてねぇか?」
0846その10
2009/12/24(木) 22:24:27ID:NNdtlw3F0カズヤも俺も黙り込んだ。誰かが女子トイレに入っているのか?何故、泣いているのか?
「なぁ…お前確認してくれよ。段々泣き声酷くなってるだろ…」
正直、気味が悪かった。しかし、こんな山奥で女の子が寂れたトイレの個室で1人、
泣いているのであれば、何か大事があったに違いない。俺は意を決して、女子トイレに入り、泣き声のする個室に向かい声をかけた。
「すみません…どうかしましたか?」
返事はなく、まだ泣き声だけが聴こえる。
「体調でも悪いんですか、すみません、大丈夫ですか」
泣き声が激しくなるばかりで、一向にこちらの問いかけに返事が帰ってこない。
その時、駐車場の上に続く道から、車の音がした。
「出ろ!!」俺は確信とも言える嫌な予感に襲われ、女子トイレを飛び出し、カズヤの個室のドアを叩いた。
「何だよ」
「車の音がする、万が一の事もあるから早く出ろ!!」
「わ、分かった」
数秒経って、青ざめた顔でカズヤがジーンズを履きながら出てきた。と、同時に駐車場に下ってくるキャンピングカーが見えた。
「最悪だ…」
今森を下る方に飛び出たら、確実にあの変態一家の視界に入る。選択肢は、唯一死角になっている、トイレの裏側に隠れる事しかなかった。
女の子を気遣っている余裕は消え、俺達はトイレを出て、裏側で息を殺してジッとしていた。
頼む、止まるなよ、そのまま行けよ、そのまま…
「オイオイオイオイオイ、見つかったのか?」カズヤが早口で呟いた。
キャンピングカーのエンジン音が、駐車場で止まったのだ。ドアを開ける音が聞こえ、トイレに向かって来る足音が聴こえ始めた。
このトイレの裏側はすぐ5m程の崖になっており、足場は俺達が立つのがやっとだった。
よほど何かがなければ、裏側まで見に来る事はないはずだ。もし俺達に気づいて近いづいて来ているのであれば、
最悪の場合、崖を飛び降りる覚悟だった。飛び降りても怪我はしない程度の崖であり、やれない事はない。
用を足しに来ただけであってくれ、頼む…俺達は祈るしかなかった。
しかし、一向に女の子の泣き声が止まらない。あの子が変態一家にどうにかされるのではないか?それが気が気でならなかった。
0847その11
2009/12/24(木) 22:25:32ID:o41n3rfp0「やぁ、気持ちが良いな。ハ〜レルヤ!!ハ〜レルヤ!!」と、どうやら小の方をしている様子だった。
その後すぐに、個室に入る音と足音が複数聞こえた。双子のオッサンだろうか。
最早、女の子の存在は完全にバレているはずだった。女子トイレに入った母の「紙が無い!」と言う声も聴こえた。
女の子はまだ泣きじゃくっている。やがて、父も双子のオッサン達(恐らく)も、トイレを出て行った様子だった。
おかしい。女の子に対しての変態一家の対応が無い。やがて、母も出て行って、変態一家の話し声が遠くになっていった。
気づかないわけがない。現に女の子はまだ泣きじゃくっているのだ。
俺とカズヤが怪訝な顔をしていると、父の声が聞こえた。
「〜を待つ、もうすぐ来るから」と言っていた。何を待つ、のかは聞き取れなかった。
どうやら双子のオッサンたちが、グズッている様子だった。
やがて平手打ちの様な男が聴こえ、恐らく、双子のオッサンの泣き声が聴こえてきた。
悪夢だった。楽しかったはずのヒッチハイクの旅が、なぜこんな事に…
今まではあまりの突飛な展開に怯えるだけだったが、急にあの変態一家に対して怒りがこみ上げて来た。
「あのキャンピングカーをブンどって、山を降りる手もあるな。あのジジィどもをブン殴ってでも。
大男がいない今がチャンスじゃないのか?待ってるって、大男の事じゃないのか?」
カズヤが小声で言った。しかし、俺は向こうが俺達に気がついてない以上、
このまま隠れて、奴らが通り過ぎるのを待つほうが得策に思えた。
女の子の事も気になる。奴らが去ったら、ドアを開けてでも確かめるつもりだった。
その旨をカズヤに伝えると、しぶしぶ頷いた。それから15分程経った時。
「〜ちゃん来たよ〜!(聞き取れない)」母の声がした。待っていた主が駐車場に到着したらしい。
何やら談笑している声が聞こえるが、良く聞き取れない。再び、トイレに向かってくる足音が聴こえて来た。
0848その12
2009/12/24(木) 22:26:35ID:o41n3rfp0女子トイレの女の子の泣き声が、一段と激しくなった。何故だ?何故気づかない?
やがて、泣き叫ぶ声が断末魔の様な絶叫に変わり、フッと消えた。
何かされたのか?見つかったのか!? しかし、大男は男子トイレににいるし、
他の家族が女子トイレに入った形跡も無い。やがて、口笛と共に大男がトイレを出て行った。
万が一女の子がトイレから連れ出されてはしないか、と心配になり、危険を顧みずに
一瞬だけトイレの裏手から俺が顔を覗かせた。テンガロンハットにスーツ姿の、大男の歩く背中が見える。
「ここだったよなぁぁぁぁぁぁぁァァ!!」
ふいに、大男が叫んだ。俺は頭を引っ込めた。ついに見つかったか!? カズヤは木の棒を強く握り締めている。
「そうだそうだ!!」
「罪深かったよね!!」
と父と母。双子のオッサンの笑い声。
「泣き叫んだよなァァァァァァァァ!!」と、大男。
「うんうん!!」
「泣いた泣いた!!悔い改めた!!ハレルヤ!!」
と、父と母。双子のオッサンの笑い声。
何を言っているのか? どうやら俺達の事ではないらしいが…
やがて、キャンピングカーのエンジン音が聴こえ、車は去ってった。
辺りはもう完全に明るくなっていた。変態一家が去ったのを完全に確認して、俺は女子トイレに飛び込んだ。
全ての個室を開けたが、誰もいない。鍵も全て壊れていた。そんな馬鹿な…
後から女子トイレに入ってきたカズヤが、俺の肩を叩いて呟いた。
「なぁ、お前も途中から薄々は気がついてたんだろ? 女の子なんて、最初からいなかったんだよ」
2人して幻聴を聴いたとでも言うのだろうか。確かに、あの変態一家の女の子に対する反応が一切無かった事を考えると、
それも頷けるのではあるが…しかし、あんなに鮮明に聴こえる幻聴などあるのだろうか…
0849その13
2009/12/24(木) 22:29:08ID:o41n3rfp0しかし、再び奴らのキャンピングカーに遭遇する危険性もあるので、あえて森を突っ切る事にした。
街はそんなに遠くない程度に見えているし、周囲も明るいので、まず迷う可能性も少ない。
俺達は無言のまま、森を歩いた。約2時間後。無事に国道に出る事が出来た。
しかし、着替えもない、荷物もない。頭に思い浮かんだのは、あの親切なコンビニの店長だった。
国道は、都会並みではないが、朝になり交通量が増えてきている。
あんな目にあって、再びヒッチハイクするのは度胸がいったが、何とかトラックに乗せて貰える事になった。
ドライバーは、俺達の汚れた姿に当初困惑していたが、事情を話すと快く乗せてくれた。
事情と言っても、俺達が体験した事をそのまま話してもどうか、と思ったので、
キャンプ中に山の中で迷った、と言う事にしておいた。運転手も、そのコンビニなら知っているし、良く寄るらしかった。
約1時間後、俺達は例の店長のいるコンビニに到着した。店長はキャンピングカーの件を知っているので、
そのまま俺達が酷い目にあった事を話したのだが、話してる最中に、店長は怪訝な顔をし始めた。
「え?キャンピングカー? いや、俺はさぁ、君達があの時急に店を出て国道沿いを歩いて行くので、止めたんだよ。
俺に気を使って、送ってもらうのが悪いので、歩いていったのかな、と。
10mくらい追って行って、こっちが話しかけても君らがあんまり無視するもんだから、こっちも正直気ィ悪くしちゃってさ。どうしたのさ?(笑)」
…どういう事なのか。俺達は、確かにあのキャンピングカーがコンビニに止まり、
レジで会計も済ませているのを見ている。会計したのは店長だ。もう1人のバイトの子もいたが、あがったのか今はいない様だった。
店長もグルか?? 不安が胸を過ぎった。カズヤと目を見合わせる。
「すみません、ちょっとトイレに」とカズヤが言い、俺をトイレに連れ込む。
「どう思う?」と俺。
「店長がウソを言ってるとも思えんが、万が一、あいつらの関連者としたら、って事だろ?
でも、何でそんな手の込んだ事する必要がある? みんなイカレてるとでも? まぁ、釈然とはしないよな。
じゃあ、こうしよう。大事をとって、さっきの運ちゃんに乗せてもらわないか?」
0850本当にあった怖い名無し
2009/12/24(木) 22:30:09ID:rBhs2deh0ミッキマーウ♪ミッキマーウ♪ミッキミッキマ-ウス♪
0851その14
2009/12/24(木) 22:30:28ID:o41n3rfp0個室のトイレから水を流す音と共に、あのミッ○ーマ○スのマーチの口笛が聞こえてきた。
周囲の明るさも手伝ってか、恐怖よりまず怒りがこみ上げて来た。それはカズヤも同じだった様だ。
「開けろオラァ!!」とガンガンドアを叩くカズヤ。ドアが開く。
「な…なんすか!?」制服を着た地元の高校生だった。
「イヤ…ごめんごめん、ははは…」と苦笑するカズヤ。
幸い、この騒ぎはトイレの外まで聞こえてはいない様子だった。
男子高校生に侘びを入れて、俺達は店長と談笑するドライバーの所へ戻った。
「店長さんに迷惑かけてもアレだし、お兄さん、街までお願いできませんかねっ これで!」
と、ドライバーが吸っていた銘柄のタバコを1カートン、レジに置くカズヤ。交渉成立だった。
例の変態一家の件で、警察に行こうとはさらさら思わなかった。あまりにも現実離れし過ぎており、
俺達も早く忘れたかった。リュックに詰めた服が心残りではあったが…
ドライバーのトラックが、市街に向かうのも幸運だった。タバコの贈り物で終始上機嫌で運転してくれた。
いつの間にか、俺達は車内で寝ていた。ふと目が覚めると、ドライブインにトラックが停車していた。
ドライバーが焼きソバを3人分買ってきてくれて、車内で食べた。
車が走り出すと、カズヤは再び眠りに落ち、俺は再び眠れずに、窓の外を見ながら
あの悪夢の様な出来事を思い返していた。一体、あいつらは何だったのか。トイレの女の子の泣き声は…
「あっ!!」
思案が吹き飛び、俺は思わず声を上げていた。
0852その15
2009/12/24(木) 22:31:11ID:o41n3rfp0「止めて下さい!!」
「は?」
「すみません、すぐ済みます!!」
「まさかここで降りるのか?まだ市街は先だぞ」と、しぶしぶトラックを止めてくれた。
この問答でカズヤも起きたらしい。
「どうした?」
「あれ、見ろ」
俺の指差した方を見て、カズヤが絶句した。朽ち果てたドライブインに、あのキャンピングカーが止まっていた。
間違いない。色合い、形、フロントに描かれた十字架…しかし、何かがおかしかった。
車体が何十年も経った様に、ボロボロに朽ち果てており、全てのタイヤがパンクし、窓ガラスも全て割れていた。
「すみません、5分で戻ります、5分だけ時間下さい」
とドライバーに説明し、トラックを路肩に止めてもらったまま、俺達はキャンピングカーへと向かった。
「どういう事だよ…」とカズヤ。こっちが聞きたいくらいだった。
近づいて確認したが、間違いなくあの変態一家のキャンピングカーだった。
周囲の明るさ・車の通過する音などで安心感はあり、恐怖感よりも「なぜ?」と言う好奇心が勝っていた。
錆付いたドアを引き開け、酷い匂いのする車内を覗き込む。
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