うちの父方の祖父母の家はかなり古い家で、改築に増築を重ねて今は使われていない座敷や部屋がある。
古くなっていて危ないから近づいちゃいけないと祖母によく言われていた。

小学校四年生のお盆の時の話。
うちが本家だという事でお盆や正月は親戚一同が祖父母の家に集まる。
私は親戚の子供達の中で一番年上だったし私以外は妹も含めてまだ小学校低学年や幼稚園児だったから、その時も私は集まった子供達の世話係みたいな事をしてた。

お坊さんが帰ると、襖を取り払って広くした部屋で大人も子供も一緒にご飯を食べる。
そのあと大人達は宴会を始め、子供は別の部屋で遊ぶのが常だった。
夜八時を過ぎた頃、従兄弟の男の子が懐中電灯を見つけてきた。

最初は部屋を暗くして懐中電灯で周りを照らしたりして何が楽しいのかよくわからないけど楽しんでいた。
その内探険に行こうって話になって、なら離れに行こうとなった。
普段近づいちゃいけないと言われていたけど、その時はちょっとハイテンションで親戚の子供達にいいとこを見せ付けたいのもあって行くことにした。