霊感が一番強かった中学生のとき、修学旅行で広島に行った。
原爆が落ちた当時のままになっている、廃墟みたいなところに行き、語りべの人の話を聞いた。
その廃墟は、当時は軍の通信関係の施設だったらしいが、そこに入った瞬間から寒気と目眩がひどく具合が悪くなった。
何とか耐えて宿に帰ってからも肩とか頭が重くて、夕方には熱も出た。
部屋の隅がすごく嫌な感じもして何か拾ってきたんだな…と思ったらやっぱり軍服を着た兵隊さんがチラチラと視界に入ってきて、怖かったし辛かった。

高校の修学旅行では沖縄に行き、集団自決があったガマという洞窟に入った時も、ずっとたくさんの影が蠢いていて、すごく体調が悪くなった。
ガイドさんが「どのくらい暗いのか、懐中電灯を消します〜」と言って明かりを消したら一気に影がぶわっと大きくなり、耐えられずにうずくまってしまった。

今は霊感は弱くなって、嫌な感じがするくらいであまり見ることはなくなりました。