>>957
犬鳴山の伝説は、昔の猟師か何かの話じゃないの。


もうすぐ獲物を仕留められそうな、その瞬間に、連れてきていた猟犬が吠え、獲物が逃げてしまった。

腹を立てた猟師は犬の首を刀ではねてしまったが、犬の首はある一点に向かって飛んでいった。

そこには猟師を狙っていた大蛇がおり、犬の首は大蛇に噛み付いた。

この時猟師は悟った。
犬が吠えたのは、猟師に大蛇の存在を知らせたかったのだと。

そして首を切られて尚、猟師を守ろうとした犬に対し、申し訳ないと思い、猟師は出家した。



この事からこの辺一帯を犬鳴山と名付けた。

ただ、この辺に犬鳴山という名前の山は存在せず、地名のような総称として使われている。