一時間くらいして、道の駅でクルマが止まった。

先輩Aが飲み物かってこいと珍しく荒い口調で、
頼んできたので自販で飲み物を調達してきた。
一口飲んで、先輩Aは話してくれた。

さっきの人は鉱山の警備員で、巡回中に発進間際のクルマを見つけたらしい。
マジですかとびびる先輩Bと女友達。
ただ、不法侵入どうこういうつもりはなかったらしい。

その人が言うには、最初俺たちのクルマが廃車に見えたそうだ。
錆びだらけで、リアがぼこぼこになってたように見えたらしい。