「すぐその場所に案内しろ」って言われてさ。
俺も分からないままなのは怖いし、じーさんも一緒に居れば安心だろうと思って、案内した。
凄く怖かったんだけどな。

で、さっき来た道を引き返して行くんだけど、どうもおかしい。
ついさっきの事だから、分からないはずは無いんだが、どうしてもその池が見つからない。
結局慣れた裏山で一時間程探し回って、ようやくそれらしい所を見つけたんだが
池なんか無かった。ただ、小さい祠が一つだけ。

着いた時、じーさんはなんか悟ったみたいで、持ってきた道具で儀式みたいなのをやってた。

終わった後、帰り道で何を聞いても無言で、結局何にも教えてもらえなかった。


その三日後、じーさんはぽっくり逝った。


結局あれが何だったのか…未だに分からない。