口裂け女はいつものように子供を襲うため街に出かけた。
すると杖をついている子供を見つけ、襲いやすいと思ったので
その子を襲うことにした。

「ねぇ、私、キレイ?」
「…うん。綺麗なんじゃないかな。」
「これでもォ!?」
いつものように口裂け女はマスクを取る。
「……………?」
おかしい。反応がない。
普通なら逃げ出すはずなのに。

「…………………ごめん。ボク、目が見えないんだ。」
「…………そうなんだ。ごめん。」
「いいよ。もう慣れてるから…」
その時、口裂け女は、
「人間」ではなくなってから初めて涙を流していた。

口裂け女は、それ以来全く現れなくなった。