[続き]
そこには暗いリビングがあるだけでなんの変哲もない。すこしほっとした時に天井から
「バンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン」、「ざー――――――――」と音が鳴った。死ぬかと思った。しかし二階で鳴っているのでやはり親かと思ったがリビングの上の部屋は俺の部屋だ。誰もいない俺の部屋で誰かがうごめいていると思ったら怖くてたまらなくなった。
もうとてもじゃないが自分の部屋では寝れない。とりあえずリビングで寝ることにした。しかし恐怖心で寝るなんて不可能だったのでとりあえずテレビを見て落ち着こうと思い電気をつけた。やけに誇りが舞っていると思いふと天井を見た。

そこには大小様々な大きさの手形と指で天井を隅から隅までなぞった痕が無数にあった。
天井はしばらく掃除をしておらず埃がたまっていたのだがそこに綺麗に手形が浮き出ていた。俺の真上でこんな気持ちの悪い現象が起きていたと思った瞬間尋常じゃない悪寒がはしり直ぐに二階に逃げ込んだ。
その後意味のわからない吐き気に何度も自分の部屋で吐いた。
それから俺は1時には必ず寝るようにしている。今考えると音が聞こえたのは深夜2時を過ぎても一階にいるときだけだった。丑三つ時とは本当にあるのだと思った。


携帯から亀+駄文失礼しました。