死ぬほど洒落にならない怖い話を集めてみない200
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0001 ◆fKSMCqNouQ
2008/10/25(土) 01:13:36ID:RCnDA9qQOにならない怖い話を集めてみませんか?
・ジャンルや、事実の有無は問いません。
・創作も歓迎です。
・要は最高にこわけりゃいいんです
【重要ルール】
・長文を投稿する時はメモ帳等で全部書き終えてから一気に投稿しましょう。 ・煽り・荒らしは徹底放置・完全無視が基本姿勢。反応するあなたも煽り・荒らし
です。過剰な自治も荒らしです。
・コピペの際には転載元を提示。2ch以外からのサイトからは許可を取ること。
・感想はOK。ただし叩き、煽りと感想は違います。日頃気をつける程度に、言葉
には気を遣いましょう。
・次スレは950レスを超えてから立ててください。 まとめサイト・投票所 (モバイル版) まとめミ
ラーサイト
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○余り怖くない話と思うなら「ほんのりと怖い話」スレへお願いします。
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※荒らしやスレが乱立した時の避難所↓
死ぬ程洒落にならない怖い話スレ乱立対策本部
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前スレ
死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?199
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1223815890/
04021/14
2008/10/30(木) 10:55:52ID:tl4Q/2/Z0僕がUから聞いた話の中で、一番怖かったものを投下させていただきます。
まとめたらやばいほどの長文(徹夜してしまった)になったので、もしお邪魔でしたら、
スルーしてくださるよう、お願いいたします。
-------------
Uはいわゆる『見える人』だ。
そのことについては、僕もなんとなく遠慮して、あまり詳しくは聞けないでいた。
そもそも、Uはそういうことを話すのを、躊躇っている様子があった。
Sが僕を肝試しに誘わなければ、Uは決してそのことを告白しなかっただろうと思う。
ただ、酔った拍子にふと、「昔……」みたいな感じで、
Uが不思議な話をしてくれることがある。
そんな時は、喜んで話を聞くことにしていた。
Uがはじめて自分が『見える人』だと自覚したのは、意外にも遅く、
中学生のころだった。
それまでは体験したものと言えば、せいぜいが金縛りとか、誰かが歩いている音とか、
「気のせいだな」と思える程度のものだ。
ある日、Uが川辺の道を歩いていると、川をじっと眺めている女の人がいた。
帽子をかぶり、うつむいているので、顔は見えない。
その時Uは、「変だな」と感じた。
一見すると普通の女の人なのだが、どうもおかしい感じがする。
と言って、どこがおかしいかと言われると、はっきりとは言葉にできない。
「まあ気のせいだろう。ちょっと疲れているのかもしれない」と、Uは結論した。
その時期、中三で受験を控えていたUは、学校でも家でも勉強漬けの毎日を送っていた。
学校では休み時間も惜しんで参考書を開き、家に帰る間もなく塾へ行く。
家に帰って夕食を食べ、一時間ほど勉強して、床につく。
04032/14
2008/10/30(木) 10:56:33ID:tl4Q/2/Z0母親もまた教育ママであったので、逆らう余地などほとんどなかった。
しかも折悪しく、塾の模試の結果が微妙に悪かったので、余計に勉強を
急かされていた時期だ。
次の日、学校に通うため、川辺の道を通っていると、またあの女の人がいる。
昨日と同じ姿勢、同じ場所で川を覗き込んでおり、相変わらず顔は見えなかった。
「あ、ひょっとして、危ない人か……」と、ピンと来た。
昨日どうもおかしいと思ったのは、そのせいに違いない。
そこで、なるべくそちらの方を見ないようにして、通り過ぎた。
しかし、電車へ乗り学校へ行き、塾に通ってから帰ってくると、まだあの女の人がいる。
夜もだいぶ遅い時間なので、さすがに気味が悪かった。
女の人はやや猫背になって、道路に背を向け、立っている。
Uはぞっとして、そこを通るのをやめようかどうか、迷った。
が、ここから道を逸れるとなると、一度引き返さなければならない上に、
家までかなり遠回りしなければならない。
疲れていたUは、「明日もいたらやだなあ」などと思いつつ、
自分の足元だけを見るようにして、そこを通り過ぎた。
案の定というか、次の日の朝も、女の人はそこにいた。
通り過ぎるのが怖くて仕方がなかったのだが、今は歩いている人が他にもいたし、
その人たちも女の人を無視しているようだ。
Uも同様に、「なにも見ていない」と言う感じで、黙ってそこを通り抜けたが、
今日の夜からは違う道を使うことを決意していた。
その川辺の道は、通勤や通学によく使われている道で、
Uの家から最短距離で駅まで行こうと思うと、通らなければならない。
が、夜十時過ぎになると人通りも途絶えるので、もし女の人がまたいたらと思うと、
とてもではないが通る勇気が湧かなかった。
04043/14
2008/10/30(木) 10:57:11ID:tl4Q/2/Z0朝も、なるべくならその道を使わないことにしたが、寝坊などで通らざるを得ない時、
いつでもその女の人は定位置にいるのだった。
学校で、級友にそのことを話した。
通り道に変な女がおり、どうも薄気味が悪くて、道が使えない、と。
話を聞いていた周囲の級友は笑ったが、ふと、Wと言う女子生徒が、
「ねえ、その人、幽霊とかじゃない? おかしいよそれ」と言い出した。
Uはまさか、と思ったそうだが、周囲の級友たちがどっと盛り上がった。
ふざけ半分に、「マジ怖えー」等言っている。
Uは下らないこと、として真面目に聞かなかったが、授業中、ふと思い出した。
そう言えば、あの女の人は、いつも同じ場所で同じ姿勢をしているだけではなく、
服まで常に同じではなかっただろうか?
白いブラウスと、紺色のスカートに、帽子だ。
ありがちな服装のように思えて大して気にしていなかったが、
制服っぽくもなかったし、毎日同じ服を着ているのはおかしい。
思えば、通行人たちも、彼女を無視していると言うよりは、まるで
見えていないかのように振舞っていた。
通学路にあんな女が毎日立っていたら、誰かが警察に通報でもしそうなものなのに、
それもない。
気になりはじめると止まらず、余計に怖くなった。
しかも、級友たちが悪ノリをして、みんなでその女を見に行こうと言い出した。
Uはもちろん、やめてくれ、と断る。
が、「怖いのかよ、大丈夫だって、ヤバかったら逃げよーぜ」と煽られ、
まあそこは中学生の浅はかさで「怖くはないよ。わかったよ」と、応じてしまった。
04054/14
2008/10/30(木) 10:57:45ID:tl4Q/2/Z0またその日は彼が塾に行かなければならない日だ。
なので、みんなで行くのは、日曜にしようと言うことになった。
日曜の昼間、級友たちを駅まで迎えに行く時、Uは迷った末に、
あの道を通って行ってみよう、と決意した。
もしかしたら、あの女は今日はいないかもしれない。確認しようと思ったのだ。
「晴れているし、いたって怖くないさ」と自分を励まし、その道を通った。
果たして、女はいた。
川を覗き込むようにして立ち、ブラウス、スカート、帽子と、いつもと同じだった。
Uは突然、この道を一人で通ろうと思ったことを後悔した。
女の髪は長く、背中の半ばほどまである。微妙にぱさぱさした髪で、
顔にかかった髪と帽子のせいで、表情はまったくうかがえない。
ブラウスから覗いた手や、スカートから伸びる脚には、血の気がほとんどなかった。
土気色だった。青茶色い感じの色で、それに気づいた途端、Uはさらに動揺した。
これまでのように、女を無視して通り過ぎようと思うのだが、
どうしてもちらちら見てしまう。
見れば見るほど、女が生きた人間なのか、それともそうでないのか、よくわからなくなった。
かかわってはまずい、と本能的にわかるのだが、なぜか視線をそちらにやらずにはいられない。
Uはなるべく足音を立てないようにしながら、それでいてできるだけ急いで、
そこを通り過ぎた。
身体の震えが止まらず、吐き気までする。
気のせい、気にしすぎ、と自分に言い聞かせるが、まったく効果がない。
04065/15
2008/10/30(木) 10:58:25ID:tl4Q/2/Z0Uの目には、くだんの『女』を見に行く期待にはしゃいでいる級友たちが、
異次元の存在のように見えたそうだ。
今さらだが、Uは強く、「行くのをやめないか」と提案した。
級友たちは、最初、笑い飛ばそうとした。
それから、Uの尋常ではない怯え振りに引いたらしい。
最終的には、怒り出した。
『楽しい気分』に水を差されたのだから、まあそんなものだろう。
「電車賃使って来てるんだからさー、しらけるようなこと言うなよな」
「つかお前マジでびびってんの?」等、容赦ない言葉を浴びせられる。
Uは押されるようにして、『女』のいる場所に案内することを強要させられた。
どうにでもなれ、あの女を見たら笑っていられなくなる。
Uはそんな気持ちで、『女』の元へと級友たちを案内した。
あの道に近づくにつれて、再びUの気分は悪くなって来た。
やがて、道は川に沿って進むようになり、あの女が見えて来る。
Uは級友を振り返り、「ほら」と、目線で報せた。
恐ろしかったので、女からはかなり遠い位置で合図した。
が、周辺には特に通行人もおらず、ぱっと見てその女がおかしいのは、
遠目にも明らかだ。
級友たちはきょとんとしていた。「どこ?」などと、周囲を見回している。
Uはいらだって、「あそこだよ、ほら、いるだろ女が」と軽く指さした。
女は相変わらず、猫背気味に川を覗き込んでいる。
Uは不意に愕然とした。
級友にはあの女が見えていないのだ、と、突如悟ったからだ。
その証拠に、「なあ、どこだよ……」などと、まばたきしている始末ではないか。
Uは必死になって、「あそこだよ、見えるだろ?」と主張した。
04076/14
2008/10/30(木) 10:59:16ID:tl4Q/2/Z0それが、級友に見えないはずはない。
しかし、級友たちは次第に呆れたような表情を浮かべるようになった。
Uはなにをどう言っていいかわからず、ただ「あそこにいるんだ」とだけ繰り返した。
級友たちの呆れ顔の中には、恐怖と警戒の目でUを見る目が混じり始めている。
『こいつ、なにが見えてんの……? おかしいんじゃないか?』
その目は、雄弁に級友たちの考えてることを語っていた。
Uは悔しさと、たった今、級友たちとの関係が壊れた絶望に、
込み上げる吐き気をこらえられず、その場で吐いたと言う。
それでも、級友たちは「きったねー!」などと冷ややかだった。
誰も吐く彼のことを心配せず、最初にUが『女』を『危ない人』だと思ったように、
級友たちもまた、Uを『危ない人』を見る目で見ていた。
気づくと、ばたばたと級友たちが走り去るところを、呆然と眺めていた。
Uは泣くのをこらえられず、その場でしばらくしゃくりあげた。
そんな自分を情けないと思うと、それがまた感情を高ぶらせる。
通りがかる人に、「大丈夫? 具合悪いの?」と尋ねられ、はじめて彼は
泣き止むことができた。
近所のおばさんらしき人だった。嘔吐物が目の前にあるので、急病かと思われたらしい。
Uは我に帰って、しどろもどろに、「ちょっと具合が悪くて……」と説明し、
「救急車を呼ぼうか?」との親切な申し出を断った。
実際、一度感情を爆発させたせいか、意外にすっきりしていた。
Uはなおも心配しているおばさんに頭を下げて、家はここから近いので、
ひとりで帰れると言い張った。
おばさんは一応納得したが、「具合悪いなら、寝てないとだめだよ」と
一言のこして、Uをちらちら振り返りながら去って行った。
04087/14
2008/10/30(木) 11:00:13ID:tl4Q/2/Z0明日から、学校で彼にどんな目が向けられるだろうか。
今日のことはなにかの勘違いだったと言うことで、級友たちにうまく説明できないだろうか?
そのことばかり考えていたので、彼は最初、『女』の視線に気がつかなかった。
ふと気がつくと、『女』の前を通り過ぎるところだった。
『女』が振り向いていた。
首だけをこちらに傾けるようにして、髪の毛の向こうから、明らかにこちらを見ている。
目は髪に隠れて、Uからは見えなかったが、髪の毛の内側の目がこちらを凝視しているのは、
はっきりとわかった。
腰が抜けそうになった。どうやってその場を立ち去ったのか、よく覚えていない。
Uは自室のベッドの中で、布団をかぶって、しばらくガタガタ震えていた。
かなり時間が経って、夕方ごろになると、次第に冷静になって来た。
つまり、「俺が見たのは、本当に幽霊だったのか……?」と言うことだ。
前述したように、Uは受験勉強に疲れていた。
両親からことあるごとに勉強の調子を尋ねられ、テストがあれば
点数のことばかり注意を受ける。
自分でも、それに疲れきっていることはわかっていた。
それならば、もしやあの『女』は本当に幻覚ではないだろうか?
ストレスのせいで、精神的に参っていて、あんな『女』を見てしまったのでは、
ないだろうか?
一度疑心暗鬼に陥ると、もう止まらなかった。
04098/14
2008/10/30(木) 11:00:42ID:tl4Q/2/Z0彼に挨拶する。
ひそひそと周囲でささやかれる言葉が漏れ聞こえてさえ来た。
「あいつ、ちょっとおかしいよ」「前からおかしいと思ってた」
「勉強のしすぎでさ、頭がちょっと……ほら、親もうるせーらしいじゃん」
噂はあっと言う間にクラスに広まった。
思うより、堪えた。周囲との距離があっと言う間に広がったようだった。
あからさまに、「ねーなにか見える? このクラスの中にもさー」などと、
好奇心と悪意の混じった質問まで投げかけられる始末だった。
当然、授業に集中できるはずもなく、Uはその日、またしても気分が悪くなり、
早退することになった。
彼は電車の中で、真剣に考えた。
あの『女』は自分の妄想で、本当はいないのではないかと。
自分が狂っているのかと思うと、居ても立ってもいられず、Uはフラフラと例の
川辺の道に向かっていた。
『女』を探してその場所へ行った。
『女』はいなかった。
Uはほっとするやら、拍子抜けするやらで、しばらくその場にたたずんでいた。
やはり、自分はストレスから変な幻覚を見ていただけで、
それを自覚したから、『女』のことが見えなくなったのだと思った。
Uはそのままとぼとぼと、家へと歩き始めた。
『女』が見えなくなったのはめでたいが、明日からいったいどういう学校生活を
送ればいいのか、見当もつかない。
クラスメイトたちの視線を思い出すと、それだけで憂鬱になる。
04109/14
2008/10/30(木) 11:01:15ID:tl4Q/2/Z0『女』がいた。
なぜかいつもの場所ではなく、違う場所にいたのだった。
『女』はUに気づいたのか、また首だけで振り返り、髪の毛の向こうから見ている。
Uは耐え切れず、走って逃げた。恐怖に負けて後ろを振り返ると、
『女』は顔をこちらに向けていた。
早退して来て、しかも帰るなりトイレでゲーゲーやっていたUを、
母親は体調を心配するというよりは、「勉強に差し支えるのでは?」と心配したらしい。
自室で横になっていたUのところまで来て、「体調管理がなっていない」と言ったそうだ。
Uの勉強に差支えが出るのは、あっと言う間だった。
学校では、一気に無口になったUにわざわざ話しかける級友もいなくなり、
小テストの点数もめっきり悪化する。
先生に呼び出されて、「成績が落ちているがなにかあったのか?」と訊かれ、
Uが答えられずにいると、「変な噂話があるが、一度病院に行ってみてはどうだ?」と、
暗に、そのころは今ほど一般的ではなかった、カウンセリングを勧められた。
もちろん、両親もUのことをなじった。集中力が足りないとか、
たるんでるとか、始終小言を言われた。
Uはこらえきれず、恐る恐る、『女』のことを両親に話した。
両親には理解してもらえなかった。
それどころか、性質の悪い作り話、言い訳と取られたらしく、
小遣いまで取り上げられることになった。
U自身も、この時は自分の頭が完全におかしくなったのだと思っていた。
周囲に相談できる人もなく、彼はますます追い詰められた。
最終的には塾すらサボるようになり、図書館など、ひとりでいられる場所に
長居するようになった。
041110/14
2008/10/30(木) 11:01:55ID:tl4Q/2/Z0せめて少しぐらいは勉強の遅れを取り戻そうと教科書を開くのだが、
まったく手につかない。
気分転換に窓の外を眺めて、Uは悲鳴をあげた。
『女』が、窓の下の道路に立っていたのだった。
思えば、最後に見た時、『女』は場所を移動していた。
その時は『女』が移動したことよりも、『女』が見えたことに気を取られていたが、
それまで動かなかったものが動いたのだから、なにか理由があるに決まっている。
その理由が今判明した。
『女』はUについてきてしまったのだった。
いつから家の近くにいるのか、そこからもう動かないのか、
それともUの元へ来るまで動くのをやめないのか、彼にはなにもわからなかった。
彼の悲鳴に気づいた母親が部屋に入って来たが、狂乱したように窓の下を指し、
彼女には見えない『女』がいるとわめいている息子を見て、逆に母親が
腰を抜かしてしまう始末だった。
その夜、Uは一晩中ボソボソと言う声を聞き続けた。
夜半前までは、どうやら一階で両親が小声で相談し合う声らしかったが、
その後は、窓の外からの声だった。
「ねえ……ねえ……ねえ」と、呼びかけるような女の声だった。
本当に気が狂いそうで、朝日が昇るまで、Uはずっとベッドで震えていた。
Uは辺りが明るくなり、声が聞こえて来なくなったのを確認し、
そっと着替えて家を出た。
041211/14
2008/10/30(木) 11:02:26ID:tl4Q/2/Z0Uは本当にどうしていいかわからず、その前を走って通り過ぎ、
思いつくままに、電車に乗った。
それから、学校の近くにあった神社に行った。
Uは半ば自暴自棄になって、なにを信じたらいいのかわからず、
ひょっとしてお札かなにかがあれば、『女』から身を守れるのではないか、と
思ったそうだ。
学校の近くの神社は割と大きく、普段からよく神主さんらしき人や巫女さんがいるのを
見かけていたので、そこならお札も買えるのではないかと思ったらしい。
神社に行くと、来るのが早すぎたらしく、まだ社務所も開いていなかった。
Uは神社の階段に腰掛け、呆然と時間が過ぎるのを待った。
やがて、神主さんのような人がやって来て、Uを見つけた。
子供がぽかんと座り込んでいるのを見て、なにごとかと思ったのか、
親切な口ぶりで話しかけてくる。
Uは問われるままに、「変なものが見えるので、お札が欲しい」と正直に打ち明けた。
神主さんはUの様子から、その「変なもの」がなんであれ、尋常ではないことが
起こっているのだな、と察したらしい。
「まあ来なさい」と社務所に案内され、詳しく話を聞かれたそうだ。
誰にも真面目に聞いてもらえなかった話なので、Uはそれだけで涙が出そうになったと言う。
話をすべて聞いて、神主さんは「それだけでは、私からはなんとも言えないが、
そう言うことに詳しい人がもうすぐ来るから、もう一度話してみるといい」と、
Uに勧めた。
その詳しい人とやらは、すぐに来た。
どうやら巫女をやっている人らしく、かなり若いきれいなお姉さんであった。
意外に思いながら、Uはもう一度同じ打ち明け話をした。
お姉さん、仮にAさんは、黙って話を聞いた後、こう言った。
041312/14
2008/10/30(木) 11:02:54ID:tl4Q/2/Z0見ればわかります。お払いをした方がいいと思いますよ。
悪いことは言いませんから、すぐにお払いを受けなさい。
目を合わせたのが、いけなかったようですね」
Aさんは、どうやら『見える人』であったらしい。
Uは午前中一杯を待たされた後(神社の人にも、いろいろ用事があったらしい)、
午後になってようやく、「お払い」とやらを受けた。
その時はほとんど茫然自失していたので、お払いの代金は? などとは、
考えなかったそうだ。
わけのわからない祝詞を唱えさせられつつお払いを受け、
それが終わってようやく、Uは代金のことに気づいた。
小遣いを取り上げられていたこともあり、財布の中にはわずかな金と定期ぐらいしか
入っていない。
親切にも神主さんも巫女さんも「お金はもともと大して取っていないから」と、
受け取ろうとしなかった。
その後、少しだけ話をした。Aさん曰く、
「神主さんはちゃんとした神職の人だけれど、実際に『見える』わけではありません。
私が見たところ、本当に『その手のこと』で困っている人は珍しい。
ですが、誰でもお払いを受けると、大抵はスッキリして帰ってくれます。
『お払い』を受けたと言う気分の部分が大きいんですよ。
もちろん、神様の助けもあるのですが、気持ちの問題だと言い切ってもいいぐらいです。
それは『本当にその手のことで困っている人』でも同じです。
要は、気持ちの部分が大きいということをちゃんとわかっていればいいんです。
生きている人間に、死んでいる人間がかなうはずがありませんから、
無視するぐらいでちょうどよろしい。
下手に怖がったり、好奇心を抱いたりせず、徹底的に無視しなさい」
最後に、「困ったことがあったら、また来なさい」と、付け加えた。
041413/14
2008/10/30(木) 11:03:51ID:tl4Q/2/Z0母親がいたが、彼を見るなりヒステリックに「こっちへ来なさい!」と叫んだので、
小言を言われるのだと思ったUは、それを無視して部屋に行った。
家の前から『女』は消えていたものの、念のために、部屋の隅にもらった
お札を貼った。
041514/14
2008/10/30(木) 11:04:20ID:tl4Q/2/Z0両親はエリートコースから外れかけている息子にいたく失望したらしく、
最初のうちは怒鳴ったり説教したりしていたが、次第に諦め、無関心に
なって行ったらしい。
この出来事が切欠で、Uは『見える人』になってしまったようだった。
しかし、未だに「怖がらずにいること」ができないと言う。
と言うより、未だに自分が正気なのかどうなのか、半ば疑っているようだった。
この話をしている時、Uは酒に酔っていたため、暗い話をしているという感じではなく、
むしろゲラゲラと自分を自嘲しているような感じだった。
結局、『女』がなんであったのかは、よくわからないらしい。
通りすがりの強い霊かなにかであったらしいが、川辺になぜたたずんでいたのかは、
不明だそうだ。
余談だが、世の中には、「気持ちの持ちよう」ではどうにもならないモノと言うのも
存在するらしい。
幸いにも、Uはまだ実際に遭遇したことはないが、もし遭遇したら、
本格的な修行かなにかをする羽目になるのかもしれない、とこぼしていた。
それはそれで、Uのためにもいいのでは……と思ったが、
Uは「とんでもないっ!」と顔色を変えてドラクエのような台詞を吐いた。
0416本当にあった怖い名無し
2008/10/30(木) 11:12:14ID:7yQ800mm0能力者の悲哀がよくでてるな
0417本当にあった怖い名無し
2008/10/30(木) 11:19:15ID:n0om08NwO感情が、よく伝わったよ
0418本当にあった怖い名無し
2008/10/30(木) 11:34:18ID:75uj+Au8Oどうしようかな〜
(´〜`;)
0419本当にあった怖い名無し
2008/10/30(木) 11:36:49ID:5sfdqeE3O長文乙でした
読みやすかったよ
0420本当にあった怖い名無し
2008/10/30(木) 12:05:36ID:kBswaVcs0他にもあったらまたよろしくー
0421本当にあった怖い名無し
2008/10/30(木) 12:09:47ID:o4IKsQa/O0422本当にあった怖い名無し
2008/10/30(木) 12:13:25ID:j/sfSq0B0自分には見えていて相手には見えない・・・。ほんと、難しい問題だよ。
投下してくれてありがとう。
0423本当にあった怖い名無し
2008/10/30(木) 12:36:41ID:pto+mAWs00424本当にあった怖い名無し
2008/10/30(木) 12:41:47ID:+5mUcLJl0そういう話はこちらで。
【霊感持ちの】シリーズ物総合スレ6【友人・知人】
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1223829762/l50
0425本当にあった怖い名無し
2008/10/30(木) 13:22:13ID:XuBTM4fEO0426本当にあった怖い名無し
2008/10/30(木) 13:34:25ID:txTj62M300427本当にあった怖い名無し
2008/10/30(木) 13:56:14ID:qlV0igly0面白かった。一番恐ろしいはUの両親だな。
>>424
スレ違いだとは思わなかったよ。
「死ぬ程洒落にならない怖い話」ではないと思う人がいるかもしれないけど、あんまり細かくチェックしなくてもいいじゃん。
0428本当にあった怖い名無し
2008/10/30(木) 14:00:56ID:k41krFnb0読みやすかったよ。乙。
その女の霊は性質が悪いかどうかは判らなかったが、
さわらぬ神に祟りなしということだね。
0429本当にあった怖い名無し
2008/10/30(木) 15:35:34ID:XuBTM4fEOもなかちゃ〜ん
0430本当にあった怖い名無し
2008/10/30(木) 16:02:44ID:iLFZYDFXO0431本当にあった怖い名無し
2008/10/30(木) 16:54:58ID:Jo4qcir40小2のまま、八年間か・・・・恐ろしい。
04321/6
2008/10/30(木) 17:29:38ID:qw/Lz/md0最近ふと思い出しましたので書いてみます。
少々長くなりますがご勘弁を。
それは8月のある蒸し暑い夜でした。
母が知人の家に行くと言ったので、特についていく理由はなかったのですが、
その頃はまってた蛙釣りがやりたくてついて行きました。
(蛙釣りとは、水田の稲穂の先を一粒残して他は全て取り除き、
その先を水田にいる蛙の鼻先に近づけてくわえさせ釣り上げる遊び。
うちの小学校では流行っており、俺は小学校でトップクラスの腕だった)
その知人の家に行くのは俺は初めてでしたが、
俺の住んでいた所は四方を水田に囲まれた家が多かったので釣り場所には困りません。
夜に一人で出かけられない臆病者ではありましたが、
初めて行く場所での蛙釣りの誘惑には逆らえず、
知人宅に着くと早速一人で釣り場を探し始めました。
すぐに釣り場を見定めると、周囲の暗闇を少し気にしながらも釣り始めました。
その夜はなぜかいつもよりもよく釣れ、普段の倍のペースで釣れました。
しばらくすると蛙も慣れて釣れなくなるので場所を替えようと移動を始めました。
その知人宅の隣には小さい神社があり、その鳥居前の電柱には電灯がついていて
その明かりに少しホッとし、その明かりの下で再び釣りに夢中になっていました。
0433432 2/6
2008/10/30(木) 17:30:17ID:qw/Lz/md0次第に興奮してきた俺は釣り上げた蛙に酷い事を始めました。
それは地面に叩きつけて殺すことでした。
当時の俺は生き物の命の重さなど考えたこともないバカガキだったため、
楽しんで殺っていました。
(余談ですが、この頃より数年後、自分では蛙に呪われたと感じた病気にかかり、
命の危険もあるといわれ、オペ寸前までいきました。
その後何とか治り、それ以後は蚊ですら殺すのをためらうような性格になってしまいました)
しばらくするとやはり釣れなくなり、興奮も収まってきたので再び移動しようと顔を上げたとき
周囲の異変に気付きました。
いつの間にか辺りは深い霧に包まれていました。周囲の電柱には何本かおきに電灯があり、
また小型懐中電灯も持ってきていたので霧の中ということは容易に判断できました。
しかし自分の住んでいる地域では夏に霧が発生することは無く、その見慣れぬ状態と
視界の悪さに忘れていた恐怖感を取り戻し、母の所に戻ろうと知人宅を目指しました。
しかし進めども進めども家が見えてきません。道を間違えたかとも思いましたが
俺は当時方向感覚が鋭く、道や方向を間違うことは一度もありませんでした。
それ以前に隣接した神社の前にいたのだから歩いても1分とかからないはずでした。
その事に気付いた瞬間、周囲に突然何かの気配が感じられました。
0434432 3/6
2008/10/30(木) 17:31:32ID:qw/Lz/md0人が歩くような足音ではなく、言葉で表すのは難しいのですが
“ヒタヒタ+ポタポタ”というような音でした。
だんだんとその音は近づいてくるように感じました。
頭の中は恐怖でいっぱいになり、その気配を何とかやり過ごそうと道を外れ
路肩の畦道に立ち止まり、道の方を向きました。
気配はさらに自分との距離を縮め、通り過ぎろと祈ったがその思いは誰にも通じず
自分の前で止まり、こっちを向いたように感じられました。
俺は半泣き状態で一歩後ずさりをした瞬間、足を滑らし田んぼに落ちました。
いや、落ちたはずでした。気がつくと田んぼと灌漑用の溝を仕切るコンクリートの上に
立っていました。左手に田んぼ、右手に畦道の土壁。
__道路
│
│2m位の高さ
ココ │
___П_│
田んぼ 溝 こんなイメージです。
ただ、蛙釣りをしていた時はそのような作りではなかったのです。
畦
___道路
_____|高さ40cm位
田んぼ
こんな感じで、溝やコンクリは無く高さも低かったはずです。
0435432 4/6
2008/10/30(木) 17:32:28ID:qw/Lz/md0落としたらしく、はっきりと判別はできません。
闇に目が慣れるまでその場を動かず、というか恐怖で動けず時は過ぎていきました。
しばらくすると闇に目が慣れ、ぼんやりと周囲が月明かりで明るくなっていき、
それと同時に霧が晴れていきました。
周りが見えてくるにつれ、周りの異変にも否が応にも気付きました。
前後50cmくらいの間隔で何かいる。大人くらいの背丈の何か。
人の様ではあるが人ではない様に感じました。
霧が晴れるにつれ、周囲の状況が把握できるようになりましたが
その異常さは理解ができませんでした。
何かの気配があったのは前後だけではありませんでした。
その前にも後ろにも同じようなものが並んでいる。
まるでブランドバッグの限定品に行列している人々のようでした。
怖かったがもう一度確認しようと恐る恐る後ろを振り向いた時、
心臓が凍りつくくらいにドキゾクッとしました。
その人のような物の全ての顔の部分に狐の面がついていました。
能面の狐の目をさらに吊り上げたような感じでした。
そしてその狐面はグッと体を押してきました。
しかし体には何も触れておらず空気自体を押してきているような感じでした。
足元は細くて不安定なコンクリートで、否応なしに前に進まされていると、
前にいた何体もの狐面が一つ一つ姿を消していった。
自分の眼前にいた狐面が姿を消した瞬間、何が起こっているか理解できました。
0436432 5/6
2008/10/30(木) 17:33:03ID:qw/Lz/md0俺は踏み止まろうと抵抗しましたが、後ろからの圧力には勝てずに、
自分も落ちていきました。土のスライダーを滑り落ちているような感じでした。
5秒ほどで底に着き、そこで見たものは落ちる前と同じ風景。
左手に田んぼ、右手に畦道の壁。
後ろの狐面もすぐに滑り降りてきて、再び妙な行列は始まりました。
しばらく進むとまた穴があり、その底にはまた同じ風景。
何度も何度も同じことを繰り返し、どれくらいの時間がたったのかわかりませんでした。
しかし、頭がだんだんと冷静になっていったのか、
滑り落ちる穴が深くなっていることに気がつきました。
最初5秒位滑落していたのが10秒位になっている。
さらに何度か歩いては落ち歩いては落ちを何度も繰り返すと、
今度は穴が底なしになりました。
かなりの時間滑り落ちていた感じがし、このまま永遠に落ち続けるかのようでした。
その時、何か低い音が轟いた。猛獣が吠えた様なおなかに響く威圧感がありました。
その音を聞いた途端目の前がぼやけ、かすみ、意識が遠ざかっていくのを感じました。
意識が戻ったとき、目の前には母の顔がありました。
帰ろうと捜しに来たところ、神社の狛犬の像に寄りかかるように倒れていたらしい。
ケガとかは無かったので大騒ぎにはならず、そのまま帰ったのですが、
翌日、母にこの出来事を話したところ、不思議な顔をされました。
0437432 6/6
2008/10/30(木) 17:33:30ID:qw/Lz/md0ずっと同じところをうろうろしていたらしい。
蛙釣りが好きなのを知っていたため、別に不審にも思っていなかったと言っていました。
もちろん霧のことも言ったのですが霧など出ておらず、
満月だったため非常に明るかったらしい。
しかし、その日着ていた服の背中からお尻にかけて
土まみれでひどく汚れていたとは言っていました。
今から思うと最期の咆哮の主は発見時に寄りかかっていた狛犬で、
狐に憑かれようとしていた?俺を守ってくれたのでしょうか。
ちなみにその神社が何を祀っていたのかはわかりません。
というかその神社がどこにあったのか今となってはわからないのです。
あれ以降自分に備わっていた抜群の方向感覚が弱くなり、
また怖くて二度と近寄れなかったこともあり、道がわからなくなりました。
というよりはたどり着けなくなったといったほうが正しいような気がします。
母に聞こうにも最近鬼籍に入ってしまい、不可能になりました。
父はその知人の家は知らないそうです。
ちなみに当時自分には霊感などまったく無かったのですが、
これより10年位後ほんの少しだけ目覚めたのか、姿はほとんど見えないが
気配を感じたり金縛りにあったりちょっとした経験をいくつもしました。
無関係だと思いますが…
以上です。乱文失礼しました。
0438本当にあった怖い名無し
2008/10/30(木) 18:05:12ID:XuBTM4fEO0439本当にあった怖い名無し
2008/10/30(木) 18:31:50ID:kBswaVcs0キツネっていうのが、やってたこととあまり関係なさそうだから余計こわい。
山で同じとこぐるぐるしちゃう系と同じ感じになってたのかね。
カエルに呪われたと感じた病気の話も、できたらききたい。
0440本当にあった怖い名無し
2008/10/30(木) 18:33:59ID:xmvJj7410Uから聞いた話の中で一番怖い奴なんだから、そんなにスレ違いでも無いと思われ。
昔はUから聞いた話を全部(怖くない話から笑い話まで)書くような連中がいたから過剰反応する人がいる。
0441本当にあった怖い名無し
2008/10/30(木) 19:57:43ID:WzvWc8Ec0川田亜子真相究明まとめサイト の検索結果 約 63,600 件中 1 - 10 件目 (0.38 秒)
0442名無し
2008/10/30(木) 20:12:08ID:HRAfMmSl0泰葉が爆発してるな。話聞いていると彼女って典型的な<ボマー>だな。
(刺激を与え、追い詰めるととんでもない爆発をする。悪党はその爆発力を
本人も気がつかないよう、環境を整えて利用する。)
11月13日のイベント
・07年11月13日に泰葉と小朝の離婚会見があった。
・セコムのCMに出演している木村拓哉の誕生日。
・川田亜子の友人、マット・テイラーの裁判 期日:平成20年11月13日(木)
気になるのが、この時期にセコムに出ているキムタクの家に泥棒が入ったな。
ホームセキュリティーのCMに出ると不幸が訪れるという伝説があるがどう
なんだろ?
長嶋監督はセコムのCMやってるのに、住居侵入されてるし、ペ・ヨンジュン
は大河ドラマで負傷し、撮影現場では事故多発。アルソックの井上康生は
東原亜希伝説を始め、兄が死亡。悪党にとってホームセキュリティー
ってのは厄介な相手。CMタレントを攻撃することにより、その手の会社
に頼んでも無駄と勝手に思わせる攻撃なんてのもあるかも?
でも今回は被害がない。そこが逆に<違和感>を感じるんだよね。11月13日
に意味持たせた何なしらの攻撃が始まってたりして?
0443本当にあった怖い名無し
2008/10/30(木) 23:29:24ID:6qMBocl0Oそれってまとめのどの辺?
0444本当にあった怖い名無し
2008/10/30(木) 23:50:19ID:vB01zZz000445389
2008/10/30(木) 23:57:40ID:OReK/Kji0ttp://syarecowa.moo.jp/130/2.html
「変わってしまった兄」でgoogle検索したら出たけど
本文では「変わっ た しまった兄」となってるなw
0446本当にあった怖い名無し
2008/10/30(木) 23:58:21ID:OReK/Kji00447432
2008/10/31(金) 00:04:33ID:qw/Lz/md0読んで頂いてありがとうございます。
蛙の呪いの話は客観的に見るとただの病気じゃん、としか見えないので
スレ違いになってしまうかもしれませんが、
せっかくなので書いてみます。
0448432 その2 1/4
2008/10/31(金) 00:21:41ID:GaetzyRx0釣り上げた蛙を叩きつけて殺すという残虐な事をやっていました。
大量に釣ってしますので、それに比例して殺す量も半端ではなくなっていきました。
自分に釣られて友達もみんな殺戮を始めたものですから一度学級会議にかけられた位でした。
それでも懲りなかった俺は、ためらうことなく蛙を殺していました。
蛙のいる水田は夏の水が張っている間だけですので、秋になるとシーズンオフになります。
そして刈り入れシーズンの10月に異変は起こりました。
その異変は一枚の写真から発見されました。
母が見つけたらしいのですが、それは運動会の徒競走の写真で首位争いをしていました。
当然写真の中の自分は歯を食いしばり全力で走っています。
しかしそこには違和感がありました。
あごに何かがある。心霊写真の類ではありませんでした。
あごの下が全体的にボコッと膨らんでおり、それはまるで蛙のようでした。
それを見たあと、当然俺の左手はあごを触っていました。
0449本当にあった怖い名無し
2008/10/31(金) 00:23:22ID:YaKjKn+K0こえーーーー!!!
前もこのスレ読んでたら変なこと起こったんだよな。
オカ板は、やっぱりオカルトだ。
0450432 その2 2/4
2008/10/31(金) 00:23:52ID:GaetzyRx0しかし母の「力を入れてみて」という言葉を受け、グッと力を入れたところ、
異変は顔を出しました。
写真と同じように膨らんでいました。
他にも口中の舌の下に半透明の腫瘍状の物ができていました。
この口腔内の腫瘍には俺は気がついていました。ただ何物かわからず
怖かったので親には言っていなかっただけでした。
大きさは親指の爪位の物でした。
その年の写真を見返してみてもそのような写真は一枚もありませんでしたので、
8月に撮った最後の写真以降に発生したものだろうとの結論が出ました。
その日の夜、知り合いの歯科医に見てもらいました。
その先生の診断によると「がま腫」ではないかと言っていました。
「がま腫」とは唾液腺疾患の一種で舌下腺や唾液腺の閉塞による膿胞で
口腔外科へ行って見てもらうようにとアドバイスを頂き、
大学病院の口腔外科を受診しました。
大学病院の先生は、がま腫の一種ではあるだろうが、それにしては大きすぎる。
このままでは気道を圧迫するかもしれない。少し様子を見て大きくなってくるようなら
すぐに取ってしまわないといけない、と小学生の俺をびびらせてくれました。
そしてそれから2ヶ月様子を見ていましたが、その腫瘍はじわじわと大きくなっていきました。
これは早急に取ってしまわないと命にかかわるということで
術前検査を行い、1週間後に入院ということになりました。
0451432 その2 3/4
2008/10/31(金) 00:25:26ID:GaetzyRx0自分が行ってきた蛙の殺戮行為が頭に浮かび、まさかという気持ちと
祟られたという気持ちが頭を支配しました。
祖父にがま腫のことを話したとたん、なにかまじない的なことを
俺に行うようになりました。後々そのことについて聞いたところ
大阪の石切剣箭神社という腫れ物の神様を祀る所に関連する簡単な祈祷だと言っていました。
信心深い祖父ではありましたがまさかそんな祈祷の真似事までできるとは思っていませんでした。
毎日毎日その祈祷を祖父は俺に行ってくれました。
その祖父の姿を見ていて、俺は今までの蛙にしてきた仕打ちを
次第に反省するようになり、何故か空に向かって謝ったりなんかもしていました。
それは入院前の最後の診察前夜にもまだ続いていました。
そして診察に行ったとき、できものに変化がありました。
突然小さくなっていったのです。1週間前の診察時よりはるかに小さくなりました。
薬などは服用していませんでしたが、このままなくなってしまうのであれば、
手術するよりはいいとの医者の判断で入院・手術は中止になりました。
ただ、薬で完治することはないとの判断から、定期的に受診することになりました。
一月後、二月後と診察を重ねていく度にできものは小さくなっていき、
その頃には口の中の膿腫も無くなっていました。
(正確に言うと無くなったのでなく、自分で針で穴を開けて内容物を出したのですが)
結果的に最後の診察になった3月の診察時にはできものは確認されず、
そのまま終息という形に落ち着きました。
0452432 その2 4/4
2008/10/31(金) 00:26:27ID:GaetzyRx0口腔内の膿腫は2〜3回発生し、その度に針で刺しました。
それから約20年は何も起こっていません。
祖父は後々発生したときのためにその祈祷を教えてくれると言っていましたが
その機会は作れず、教えてもらえませんでした。(すでに他界)
以上です。
特に何があったと言うことでもなく、俺が勝手にそう思っているだけで
祖父の祈祷が効いたのか、自然治癒しただけなのかわかりません。
(がま腫は自然治癒することはあまり無いそうです)
詳しい人なら医学的に全て説明できることだろうとは思います。
が、俺にとっては意味も無く命を奪うことの罪の重さを感じた出来事でした。
この出来事以来、俺は蚊すら殺せなくなりました。
0453本当にあった怖い名無し
2008/10/31(金) 00:34:57ID:SwPbgFWr00454本当にあった怖い名無し
2008/10/31(金) 00:51:56ID:zmrk8Eb20それに本人が思い当たったということにこそ意味があるんだと思うよ
0455本当にあった怖い名無し
2008/10/31(金) 01:02:00ID:r3vtbzUE0リクエストした者です。わざわざありがとうございました。
偶然かもしれない、というか、偶然だと思う方が精神衛生上良いと思うけど
>>454のいうように、自分のしたことをちゃんと見つめられて良かったね。
乙でした。
0456時空孔雀
2008/10/31(金) 01:06:39ID:7l43vwI+Oふを、ヤリ、マンだな。
機沙汰は筈化し区内かな?
創り、噺、を無、駄スレ使っ、て!
二、度寝栗な!
池袋が?
0457本当にあった怖い名無し
2008/10/31(金) 01:17:24ID:qoogKze70から這い上がってくるのが悪霊で、頭の方・上半身の近くにいるのが生き霊なんだって
0458本当にあった怖い名無し
2008/10/31(金) 01:44:47ID:XhLUo0ch0も ぉ な ヵ、〜 …
0459本当にあった怖い名無し
2008/10/31(金) 01:56:04ID:UZABge+O02,3レスでまとめろカス
0460本当にあった怖い名無し
2008/10/31(金) 06:35:07ID:yHZqLGWn00461本当にあった怖い名無し
2008/10/31(金) 07:32:31ID:wGiQ42Ve0短かったら短かったで何か言うくせに
0462本当にあった怖い名無し
2008/10/31(金) 07:40:47ID:56ANc1i+Oつまりばあちゃんの周りには守護霊はいないと
0463本当にあった怖い名無し
2008/10/31(金) 08:27:42ID:Cd4aOLos0残念な子w
0464本当にあった怖い名無し
2008/10/31(金) 08:38:26ID:brm/aWrcOIDうざっ!!
0465本当にあった怖い名無し
2008/10/31(金) 09:05:39ID:Vv9z7bKYO0466本当にあった怖い名無し
2008/10/31(金) 09:23:35ID:Cd4aOLos0おまえの腸内においらのウンコをワープ
0467本当にあった怖い名無し
2008/10/31(金) 09:47:29ID:S4hVgAS40一言でまとめる。
「がま腫になりました」
0468本当にあった怖い名無し
2008/10/31(金) 11:19:54ID:Mw/JF86C0蛙が祟るという話はあまり聞いたことが無いので、「がま腫」は君のご先祖様か何かの警告だったのかもね。
おじいちゃんの行動(祈祷)もタイミングが良すぎるので、少し前からご先祖様のお告げがあったのかも。
0469本当にあった怖い名無し
2008/10/31(金) 12:30:40ID:7kBFZWgTOありがとう。
0470本当にあった怖い名無し
2008/10/31(金) 12:37:50ID:iMMv1if2O「なぁぜ〜殺した〜」と叱責を受けたとか‥TVで言ってた気がする。
0471本当にあった怖い名無し
2008/10/31(金) 13:22:38ID:S/qdPsugO0472本当にあった怖い名無し
2008/10/31(金) 14:16:41ID:f+EfTlrlO0473本当にあった怖い名無し
2008/10/31(金) 14:19:53ID:b5FGVcrF0ジョギング中のそのおっさんに、なぜかいっつも同じタイミングで会ってた。
初対面とか超苦手な俺は、もちろん挨拶など自分からは出来ない。
挨拶を交わさずすれ違うようになって、3ヶ月ぐらい経った。
一応近所なので挨拶ぐらいしないといけないのは分かっていたが
今更出来るわけがない・・。
そんなある日、いつものようにすれ違う時に、おっさんはつまずいて激しく転んだ。
俺は流石にヤバイと思って、大丈夫ですか?と声をかけた。
するとおっさんは「おほほ、大丈夫よ・・恥ずかしいとこ見られちゃったわね」と言った。
おっさんはおばさんだった。裏切られた気分だった。
0474本当にあった怖い名無し
2008/10/31(金) 14:52:47ID:+6QW6G/i0自分はサービス関係の仕事をしてて、
とある総合病院に行ってるんだけど、今年の七夕の季節の話。
普段は行かない小児科に用があって上がったら、笹の葉に短冊が一杯飾られていた。
子供が拙い字で書いた願い事と、親御さんの書いた願い事。
「はやくたいいんしたい」とか「びょうきがなおりますように」とか
普通に元気で暮らせてる子だったらテレビのヒーローになりたいとか、
おもちゃが欲しいとか書いてるだろうになぁって思って見てたら、
親御さんの書いた一枚の短冊が目に入った。
お子さんがどうやらのっぴきならない病気らしくて、
短冊一杯に「これ以上子供の病気が悪化しないように、手術成功するように、
来年もずっとママの傍で笑っててくれますように…」みたいな事を
ぎっしり書き記してた。
もうなんかその短冊からオーラがどばっと出てるみたいな感じで、
読んでるとこっちの心にも来るものがあった。
七夕の前の日、また用があって小児科に上がった。
看護婦さんを待ってる間に短冊を見てた。
短冊が笹の葉に揺らめいていた。
前に来たときよりも沢山の短冊が飾られている。
あの短冊もそこにあった。
ただ1つ変わっていたのは沢山の願い事を書き記した短冊の言葉を打ち消すように
真っ赤なサインペンで大きく一言
「何も 叶いませんでした」
と、書き足されていた事だけだった。
0475本当にあった怖い名無し
2008/10/31(金) 15:08:00ID:QFVihG8d00476本当にあった怖い名無し
2008/10/31(金) 15:13:21ID:z+a53uWUOすげえゾクッとした…うわぁ…
0477本当にあった怖い名無し
2008/10/31(金) 15:15:13ID:Cd4aOLos0なんか、ちょっと涙が出そうになった。
0478本当にあった怖い名無し
2008/10/31(金) 15:30:05ID:f+EfTlrlO最後のはいちいち書くことかよ・・・
不謹慎かもしれないけど嫌みだな
0479本当にあった怖い名無し
2008/10/31(金) 15:45:55ID:rv/1fQ3a00480本当にあった怖い名無し
2008/10/31(金) 16:05:07ID:UZABge+O00481本当にあった怖い名無し
2008/10/31(金) 16:18:50ID:GgMUNK5WO古っ、いつの時代の話だよ。
今はラオウ選んで即リュウケン出て……だろ
0482本当にあった怖い名無し
2008/10/31(金) 17:10:00ID:PodczL8mO> 2008/10/31(金) 01:56:04 ID:UZABge+O0
> 長くて読む気失せるわ
>
> 2,3レスでまとめろカス
> 480:本当にあった怖い名無し(sage)
> 2008/10/31(金) 16:05:07 ID:UZABge+O0
> ここまで怖い話なし
おまえなんか毎日犬のうんこ踏めばいいのに
0483本当にあった怖い名無し
2008/10/31(金) 17:25:52ID:irNnag7N0何で犬のうんこに話しかけてるの?
0484本当にあった怖い名無し
2008/10/31(金) 17:30:09ID:Mw/JF86C0自分の最愛の人(子供なら特に)を亡くしたとしたら、そんな理性的に行動できる人は少ないと思うよ。
胸が張り裂けるような怒りと悲しみの処理の仕方なんて無いと思う。
むしろ「なにも叶いませんでした」と書いただけで自分の気持ちを抑えようとするのは、すごく理性的かも。
0485本当にあった怖い名無し
2008/10/31(金) 17:33:00ID:Cd4aOLos0いや、ウンコを踏んで思わず滑って、
その後、そのウンコの上に倒れ落ちる。
だがしかし、そのとき彼は重要な商談に行く途中だったのだ。
うちに帰って着替えようにも、商談はもう30分後。
もう間に合わない。
そこで何を思ったか、かれはウンコをついた部分を公衆便所で
洗おうと探し始めたしたのだ。
おそらく、ウンコがついた状態よりも濡れている方がまだましだと判断したのだろう。
やっと見つけた公衆便所も水道の蛇口からは水は出ない。
しかしながら和式便所の水は流れているようだ。
もう彼はここで洗うしかない!しかも短時間に!
そう判断してすぐにジャケットとスラックスを脱いだ彼は
和式便所にたまった水で先ずはスラックスをそしてジャケットを洗い始めた。
順調にウンコが落ちてきた。まあ、若干の臭いは気になるが、
知らない人には何の臭いかもあまりよく解らないだろう。
だがしかし、そこに第二の悲劇が彼の身に降りかかったのだ。
そうそこに現れたのはハッテン場であるその公園の主だったのだ。
何故彼がID:UZABge+O0 が和式便所の中に居るのか解ったのか?
それはその便所に仕組まれたCCDカメラで監視されていたからなのだ。
主は当たり前かのように和式便所の戸を強引に開けると
0486本当にあった怖い名無し
2008/10/31(金) 17:36:07ID:PodczL8mOだって、おまえはうんこだって一言でいわれるより
毎日地味な不幸が訪れた方がイヤかなって思って
地味な不幸が毎日降りかかるように呪いをかけてるんだよ
UZABge+O0は毎日犬のうんこ踏めばいい
0487本当にあった怖い名無し
2008/10/31(金) 18:33:00ID:f+EfTlrlO0488本当にあった怖い名無し
2008/10/31(金) 18:37:45ID:Jivc0zyI00489本当にあった怖い名無し
2008/10/31(金) 18:40:49ID:KQhOlM230タイトル忘れちゃったんだけど「家の下に地蔵だか神様だかが埋まってて、その家に行った人が呪われる」
というような内容だったと記憶してます。
ググッても出てこなくて。。。
「山の測量」や「カシマさん」と一緒に危険な話として載ってたんですが。
大体2年くらい前にその話を見て、タイトルは平仮名4文字くらいの話だったと思います。
0490本当にあった怖い名無し
2008/10/31(金) 18:40:55ID:UZABge+O00491あ? (‘0‘@)~Logy ◆rP11EP38eE
2008/10/31(金) 18:44:41ID:nf0pvRV90カレーが食えない。
0492本当にあった怖い名無し
2008/10/31(金) 18:47:23ID:bLC2+opH0デブの幽霊もたまには居るのかな?居ても見えないんだけどさ
0493本当にあった怖い名無し
2008/10/31(金) 19:30:07ID:ER29EfMVO0494本当にあった怖い名無し
2008/10/31(金) 19:33:49ID:uOP3sefDO俺は二重人格らしいと医者や両親に言われている。
そんなある日俺は一人で廃れた病院跡地に入った。
物が散乱した床を歩いて一つの部屋に行き着く。
脳外科の診察室だ。
そこである物を発見した俺はうひゃうひゃウヒャうひゃうひゃひゃひゃひゃヒヒヒうひゃひゃヒャヒヒヒうひゃウヒャうひゃウヒャうひゃひゃヒヒヒ
0495本当にあった怖い名無し
2008/10/31(金) 19:49:33ID:HPj7Tnx0Oエロ本ですね、わかります。
0496本当にあった怖い名無し
2008/10/31(金) 19:53:54ID:Hj+NGo1600497本当にあった怖い名無し
2008/10/31(金) 20:06:50ID:f+EfTlrlO0498本当にあった怖い名無し
2008/10/31(金) 20:13:50ID:brm/aWrcO笠じぞう
0499本当にあった怖い名無し
2008/10/31(金) 20:40:43ID:f+EfTlrlO0500本当にあった怖い名無し
2008/10/31(金) 20:41:55ID:zmrk8Eb200501本当にあった怖い名無し
2008/10/31(金) 20:47:31ID:BCeuJ6dd0■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています