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死ぬほど洒落にならない怖い話を集めてみない200

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
0001 ◆fKSMCqNouQ 2008/10/25(土) 01:13:36ID:RCnDA9qQO
貴方が聞いた・体験した怖い話や、2ちゃんの色んなスレから拾ってきた死ぬ程洒落
にならない怖い話を集めてみませんか?
 ・ジャンルや、事実の有無は問いません。
 ・創作も歓迎です。
 ・要は最高にこわけりゃいいんです
【重要ルール】
 ・長文を投稿する時はメモ帳等で全部書き終えてから一気に投稿しましょう。 ・煽り・荒らしは徹底放置・完全無視が基本姿勢。反応するあなたも煽り・荒らし
です。過剰な自治も荒らしです。
 ・コピペの際には転載元を提示。2ch以外からのサイトからは許可を取ること。
 ・感想はOK。ただし叩き、煽りと感想は違います。日頃気をつける程度に、言葉
には気を遣いましょう。
 ・次スレは950レスを超えてから立ててください。 まとめサイト・投票所       (モバイル版)         まとめミ
ラーサイト
http://syarecowa.moo.jp   http://090ver.jp/~usoriro/  
http://mirror.bake-neko.net/
○余り怖くない話と思うなら「ほんのりと怖い話」スレへお願いします。
http://hobby10.2ch.net/test/read.cgi/occult/1194433078/
※荒らしやスレが乱立した時の避難所↓
死ぬ程洒落にならない怖い話スレ乱立対策本部
http://hobby11.2ch.net/test/read.cgi/occult/1214038228/
前スレ
死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?199
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1223815890/
0320本当にあった怖い名無し2008/10/28(火) 11:08:52ID:DCJ43v95O
>>319
え、ひみつ!?なんで???
0321本当にあった怖い名無し2008/10/28(火) 11:58:00ID:CeG0LQKaO
↑ひみつ
0322本当にあった怖い名無し2008/10/28(火) 13:17:58ID:DCJ43v95O
もなかかわゅすなぁかわゅすょぉ
http://imepita.jp/20081027/058970
0323本当にあった怖い名無し2008/10/28(火) 14:43:15ID:OgCHlCZoO
写真無くなっとるわ!
この汁男野郎!!
0324本当にあった怖い名無し2008/10/28(火) 14:51:18ID:DCJ43v95O
>>323
なんて?
0325本当にあった怖い名無し2008/10/28(火) 15:38:39ID:OgCHlCZoO
なんてとか意味わからん
0326本当にあった怖い名無し2008/10/28(火) 16:12:24ID:DCJ43v95O
>>325
あちゃちゃちゃちゃーww
お前!wこのスク水卵ちゃんw
0327本当にあった怖い名無し2008/10/28(火) 16:28:17ID:K6AM6NKz0

 こ こ ま で 怖 い 話 ゼ ロ

0328本当にあった怖い名無し2008/10/28(火) 17:14:34ID:yusE8rDQ0
このスレ見て、まとめサイトを読みふけってたんだよ。
そしたらいきなり「ローカルエリアが接続されてません」と「〜接続されました」
が交合に表示されてさ、調子悪くなった。
有線ケーブルだし今までそんなこと一度もなかったんだよ。

再起動かけて専ブラ再度立ち上げたらエラーがブラクラのように
でまくってまた再起動。
んで他サイト見てる分には無問題だったんで
もう一度専ブラ立ち上げて、このスレ見始めたらまた接続有無が交互に。
なにこれ
0329本当にあった怖い名無し2008/10/28(火) 17:24:36ID:ODjIPnKVO
>>328
結構昔に、同じ症状になったやつが
  消えた
0330本当にあった怖い名無し2008/10/28(火) 17:40:37ID:i2KUFeAuO
まとめサイト見てたら犬が、堀こたつの中へ吠えてた。 


中見たけどゴキとか居なかったら違う『何か』が居たんだと思
0331本当にあった怖い名無し2008/10/28(火) 17:52:00ID:ddmanT1IO
ごめん
貴女の足の匂いとパンティの匂いを
嗅ぎたかったんだ。
とろけるチーズと納豆の匂いだった。またよろしくね。
03321/52008/10/28(火) 18:28:00ID:2eXbVfX40
まとめたのだが、長くなってしまった。いくつかあるネタのうちで、
やはり切欠のようなものがいいとチョイスしたのだが、恐怖度は低めかもしれない。

----------------

怖いもの知らずの友人Sが、肝試し行こうぜ、と僕を誘った。
この友人Sというのは、小学校の時から知っているいわゆる幼馴染なのだが、
あらゆる意味で怖いもの知らずで、クラスに一人はいる「無茶をする奴」だ。

別々の高校・大学に進学しても、友人Sと僕にはつきあいがあり、週一ぐらいで
飲んだりつるんだりしている。

くだんの肝試しには、Sと僕と、もう一人、
僕のバイト仲間で、フリーターのUも一緒に行くことになった。

Uと友人Sとの間に面識はなかったのだが、Sの誘いが「今から行こうぜ!」式の
かなり急なものであったため、「それなら今Uと遊んでるから……」と、
一緒することになったのだった。

飲み屋からSの家に行くと、Sの家の前に見慣れぬ車がとまっている。
どうやら、免許を取って車を買ったので、それを自慢したいがために
企画した「肝試し」であったらしい。

Uは無口で愛想がなく、一見ただの暗い人だ。
しかし実は重度の内気、人見知りなだけで、親しくなるとやや無口気味程度の人だった。

飲み屋から直行したために、僕もUも少し酔っていた。
特にUの方はややフラフラするほど酔っていて、飲み屋からSの家までの道中、
鼻歌まで歌っている始末であったため、大丈夫かコイツと思ったのを覚えている。
普段無口で暗い反動か、酒が入ると愉快な笑い上戸に変貌するのがUの常だった。
03332/52008/10/28(火) 18:28:32ID:2eXbVfX40
しかし、酒が過ぎたのか、歩いているうちに酔いがさらに回ったのか、
Sの家につくころには、Uの顔色は、夜目にも紙のように白くなっていた。
さっきまでの上機嫌はどこへやら、普段以上の無口さになっている。

いざ車に乗り込むと、Uはぐったりしているばかりで、まったくしゃべらない。
Uだけ帰した方がいいかと思って尋ねてみるが、返事がはっきりしない。

車が走り出してしばらくすると、Uは眠りはじめた。
後部座席で寝ているUの様子を、横目で伺いつつ、僕とSは小声で話をはじめた。

今から行く肝試しスポットとは、市内どころか県内でも割と有名なスポットで、
A公園というところだ。
戦国時代に城があったのだが、今ではそのことを書いた看板が立っているだけの、
木とか芝生しかない公園である。

A公園にはお決まりの怪談がいくつかあり、処刑された侍の幽霊が出るとか、
乳母の霊が出るとか、いろいろ噂されている。

Sはデジカメ持参で、「絶対に幽霊を撮る」と息巻いていた。
僕は幽霊とか、そういうものをあまり信じていなかったので、
「ハイハイ」程度で流した。
それよりも、免許を取り立てのSの運転がやたらと荒っぽく、
狭くてくねった道を通っているのにもかかわらず、スピードを出しすぎているのが
気になっていた。
「安全運転しよーぜ」と言うと、Sは窓に垂れ下がっている交通安全のお守りを
得意げに指さし、「大丈夫だって」と言うだけ。

その時、突然Uが目を醒まして、「車をとめて」と言い出した。
様子が切羽詰っていたので、吐くんだな、と思った僕とSは、もちろん
慌てて車を路傍に寄せた。
03343/52008/10/28(火) 18:29:01ID:2eXbVfX40
Uは車がとまるかとまらないかの時には、もうドアを開けて外に飛び出し、
案の定嘔吐を開始した。

一通り吐き終わると、Uは「ごめん、もう大丈夫」と言ったが、
相変わらず具合が悪そうだった。
Sは「じゃあA公園行こうかー」などとかなり呑気だった。
僕が再度、「帰った方がいいんじゃね?」とUに尋ねると、彼は頷き、
「悪いけど、俺だけでいいから、一度送ってくれないかな?」と言った。

じゃあUを家まで送って、再出発するか、と言うことになった。

引き返す道すがら、Uは今度は眠らずに、青い顔をしてじっと黙っていた。
普段はいくら無口と言ってももう少ししゃべるのだが、
Sが知らない人であること、具合が悪いこともあって、黙っているのだろうと思った。

Uのアパートに着いた時、「ちょっとなんか飲んでけば?」とUに誘われた。

具合が悪いんだったら、一人で静かに寝てた方がいいのに、と僕は遠慮しかけたし、
SはSで、早くA公園に行きたいらしく渋っている。

が、Uは「寄っていけ」とあくまでしつこく誘う。
くだんのA公園には車で30分もあれば余裕で着くので、「それなら……」と、
押される形でUの家に上がることになった。

Sは強引に誘われたことに不満げで、部屋に入ってもまだぶすっとしている。
Uはと言えば、突然元気を取り戻したように傍目にも言動が明るい。

ジュースと酒を用意して、全員席についたところで、Uが真面目な顔をして、
奇妙なことを言い出した。
03354/52008/10/28(火) 18:29:30ID:2eXbVfX40
「こんなことを言うのはどうかと思うけど、あの車、早く手放した方がいいよ」

当然、Sも俺も「???」となった。
ややあって、Sが「なんで?」と言った。
Uは言うのを少し躊躇ったようだったが、意を決したように、

「あの車、人を殺してるよ」

と、とんでもないことを言った。
Sはぽかんとしていた。
俺は一瞬なにを言われたかわからず、続いて、「えっ!?」とショックを受けた。
しかも、Sまでとんでもないことを言い出した。

「な、なんであの車が中古の事故車両だって知ってんの?」

その時の僕の驚愕はわかっていただけると思う。正直、
「おおおおおおおおおおおい!!11!」と言う感じだった。

Sは知り合いの伝手をたどって、
新車同然の車をかなり安い値段で手に入れたのだった。
どうやら前の持ち主が死亡事故を起こしたらしい。
横断歩道を渡っている子供に突っ込んではねたのだ。
Sは「安ければいいよ!」と大して気にしなかったらしい。

それをなぜUが知っているのか、それよりも、そんな車を平気で乗り回し、
なおかつ、僕とUを乗せたSが恐ろしかったのを覚えている。
03365/52008/10/28(火) 18:30:04ID:2eXbVfX40
Uはいわゆる「見える人」であるらしく、
Sの家に近づくにつれて嫌な感じがしていたそうだ。
車を見てヤバイと思ったものの、帰るとは言い出せず、しかも車に乗ったら
もっと具合が悪くなってくる。
これはまずいと、引き返させたらしい。

Sはなぜか感心したようで、すげえなあと感嘆している。こいつの感性はおかしい。

Sは「車を早いところ手放さないと、ひどい事故を起こすかもしれない」と警告され、
さすがに車を手放すことを考えたようだった。
いくら怖いもの知らずとは言え、自分が怪我をする程度ならともかく、
人身事故でも起こしてはたまらないと思ったのだろう。

僕はUに、「と言うことは、Uには、車になにかがいるのが見えたのか?」と尋ねた。
Uは口をつぐんで、「別に」と言ったが、なんだか怪しい感じだったので、
さらに尋ねると、やっと彼はこう言った。

「フロントガラスに、血だらけの子供の顔が張り付いて、逆さに覗きこんでたよ」
0337本当にあった怖い名無し2008/10/28(火) 18:33:28ID:F9p+D/DU0
最近あった怖い話…というか良く分からない話を書きたいと思います。
知人に言ったらここに書けばいい、ということでどなたか分かれば教えて下さい。
別段怖い話でもなんでも無いのでスレ違いかもしれません、すみません。
パソコンに慣れていないので少し時間がかかるかもしれません。

二週間程前から夜中に何者かが私が住んでいる寮に侵入して来ています。
私はこの寮に2年程住んでいるのですが、去年も何回か奇妙な事がありました。

最初にあったのは去年の夏前(だと記憶していますが違うかもしれません)
夜中に奇妙な気配を感じ、夜中の3時だというのに寮生何人かで探索をしたんですが
何も見当たらない日がありました。奇妙な話ですが何人かの寮生は皆気配を感じて起きてきたのです。
その夜は特に何も無かったのですが、次の朝になってみると寮の全てのドアや窓といったものが開け放たれていて、
皆でびっくりしました。オートロックの正面玄関や裏口、5階建ての5階の窓も全て開いていました。
特に被害という被害は無く、泥棒や器物破損という事も無かったので特に問題にはなりませんでしたが…

疲れたので休憩してからまた書きます。続きます。
0338本当にあった怖い名無し2008/10/28(火) 18:43:40ID:R9bUXcU8O
ボクの友達の彼女が、知的障害者の男にストーカーされてる。

家に入ったり、尾行されたり、襲われたりしてる。

彼氏にボコボコにされ、親に言ったらしく彼氏が捕まった。
警察に言って、警告をだしたりしたらしいのだが、障害者だから通じない。捕まえられない。

障害者のストーカーはマヂで怖い。なんでもありだから。

みんなも気を付けよう。
下手したら殺される。
0339本当にあった怖い名無し2008/10/28(火) 19:17:50ID:DCJ43v95O
1:うんこまん ◆I1iJxaFXno 2008/10/28 19:06:39 1fLBG2nV
http://imepita.jp/20081028/684020
http://imepita.jp/20081028/682750
http://imepita.jp/20081028/683550
http://imepita.jp/20081028/683230
0340本当にあった怖い名無し2008/10/28(火) 21:25:58ID:rC143lLl0
>>339
うんこまんへったくそな絵だなー
0341本当にあった怖い名無し2008/10/28(火) 23:08:24ID:oiVIJuIOO
>>316だけど誰か教えてください。
0342本当にあった怖い名無し2008/10/28(火) 23:35:56ID:RAUjtNP40
>>341
自分でまとめで検索すれば?
キーワードも曖昧だしさ
0343本当にあった怖い名無し2008/10/28(火) 23:37:23ID:DCJ43v95O
とりあえず検索してみるとか
0344本当にあった怖い名無し2008/10/28(火) 23:46:16ID:x4icxAtGO
このスレ乱立してるね。
ビックリしました。
0345本当にあった怖い名無し2008/10/29(水) 00:50:10ID:wm/HJfnr0
まとめの161の忌まわしい記憶ってやつ、その後何かわかったのか?
過去ログが読めなくて凄く気になる。知ってたら教えてくれ。
0346本当にあった怖い名無し2008/10/29(水) 01:06:07ID:5nkBTpqsO
>>337
あの〜心霊云々で騒ぐ前に、まず警察に相談した方が良く無いですか?
今の世の中変な人間多いから、何等かの手段で侵入し、騒がせて楽しんでる愉快犯とかいると思うよ…
或いは内部の人間の犯行とか?
釣り?
0347本当にあった怖い名無し2008/10/29(水) 01:07:58ID:B01NGlJC0
>>332-336
乙! 文章も読みやすかったです。

ところで、Sは結局、車を手放したの?
中古で売ったのなら、別の人の手に渡って
その人が事故を起こすかも、ってこともあるのかな?
0348本当にあった怖い名無し2008/10/29(水) 02:41:31ID:X6m1gbMbO
スト2のボーナスステージ行きだろ
03493322008/10/29(水) 06:47:26ID:CARaJPwC0
>>347
車は結局廃車になったのですが、そのことについて話すとまたちょっと長くなります。
なので、また夜にでも文章をまとめさせてもらおうかな?と思っています。

書き忘れていたのですが、交通安全のお守りを、>>332の直後に紛失したそうです。
車内にあったはずなのに、忽然と消えていて見つからなかったとか。
(まぁSは相当うっかりな奴なので、見落としている可能性もありますが)

それから、Uは車内で眠っていたのではなく、気絶していたようです。
恐怖と気分の悪さで意識を失ったと言っていました。
0350本当にあった怖い名無し2008/10/29(水) 08:51:33ID:o+nRk2yz0
>>349
>まとめたのだが、長くなってしまった。いくつかあるネタのうちで、
>いくつかあるネタ

↓こういうスレもあることだし、よければよろしく。

【霊感持ちの】シリーズ物総合スレ6【友人・知人】
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1223829762/l50
0351本当にあった怖い名無し2008/10/29(水) 10:40:20ID:yk9J9QhRO
>>337
どこかに段ボールが逆さに置いてあったりしなかったか?
それなら一つ心当たりがある
0352本当にあった怖い名無し2008/10/29(水) 11:51:04ID:TABZSYDnO
>>348
懐かしスイング
0353本当にあった怖い名無し2008/10/29(水) 12:53:59ID:J5zvlKTRO
>>349のIDがオカルト
0354本当にあった怖い名無し2008/10/29(水) 13:17:26ID:QOkx8BGVO
 
0355本当にあった怖い名無し2008/10/29(水) 13:32:17ID:qbBvPgvyO
ここに来ればかわいい犬の写真が見れるって聞いたのですが
0356本当にあった怖い名無し2008/10/29(水) 15:11:45ID:xEM7CUyQ0
>>332
大いに期待して待ってます。

>>355
板違いです、↓へどうぞ、もっとも猫が多いですが。
http://gimpo.2ch.net/cat/

>>338
こいつはきついな、池沼が未成年なら保護者、成人なら後見人が民事的な責任を
取るべきだろう。と言っても最近の判決では、責任能力の無い者は賠償責任も無
いなんて判決も出てるようだ。とりあえず措置入院で鉄格子のついた病室に入っ
て貰う位か・・・・・
0357本当にあった怖い名無し2008/10/29(水) 15:25:20ID:E/qF9Amq0
昨夜遅く、小朝氏と電話で話しました。
とても紳士的でした。私は乱暴者でした。全く話は平行線。
だから、私が満足するような高座をやれ!と悪態をつきました。
沢山質問をしました。
今の私が本当の私だ、結婚していたか?と聞いたら、無理だ。と返されました。
私はあんたより大きくなってやる!見ていろ!と言ってやりました。
本人に直接、豚野郎と言いました。
一時間半戦いました。
でも、国境がありました。越えられない国境です。
パスポートは捨てる事にしました。あちらの国にはもう二度と行きたくない。
本当に疲れました。私はもう間違った舟に乗りたくない。
あんな奴、こりごりです。二度とお目にかかることはないでしょう。
どうか、お元気で、落語の小さな枠の中で生きていただきたい。
私は自由に大空を飛びたい!
私の今の偽りのない気持ちです。
0358本当にあった怖い名無し2008/10/29(水) 16:12:02ID:0wJADYME0
霊的じゃなくて統合失調症で怖い話だな。
泰葉さん、もういいだろ。入院して心直してから音楽活動に復帰しなと言いたい。
小朝師匠が浮気したんなら、それが原因かもしれないわね。
0359本当にあった怖い名無し2008/10/29(水) 16:18:25ID:vhbET0x+0
どっちかてと、実話怖い話だろーな・・・。
0360本当にあった怖い名無し2008/10/29(水) 17:19:59ID:CLyRdsKkO
>>355
http://imepita.jp/20081029/424940
http://imepita.jp/20081029/424670
0361本当にあった怖い名無し2008/10/29(水) 17:24:43ID:CLyRdsKkO
激さんにお願いしたいんですが、明和水産のマンガスレにワンピースのスレを立てて貰えないでしょうか?
よろしくお願いします。
画像は上の猫たんを使ってください
0362本当にあった怖い名無し2008/10/29(水) 19:17:06ID:rfiUWite0
>>232
死ぬほど洒落にならない肩透かし

でも読み物としては完成度が高く感動しました
0363本当にあった怖い名無し2008/10/29(水) 19:25:27ID:+tnY9iiW0
>>361
なんかー明和ーアク菌?くらってんだけどー
しゃんばらじゃだめー?みたいなー
0364本当にあった怖い名無し2008/10/29(水) 19:38:04ID:CLyRdsKkO
>>363
しゃんばら行かないしー
なんでアク禁くらってるのって感じー
0365本当にあった怖い名無し2008/10/29(水) 19:47:15ID:+tnY9iiW0
>>364
プロバイダごとアク金くらってるみたい
0366本当にあった怖い名無し2008/10/29(水) 20:06:10ID:CLyRdsKkO
>>365
携帯だからよくわからないけど焼かれたってこと?
0367本当にあった怖い名無し2008/10/29(水) 20:10:14ID:cXPlcOL4O
「おつかれさま」ってどんな話?
0368本当にあった怖い名無し2008/10/29(水) 20:10:18ID:oiBFqQwR0
いい加減板違いだ死ね
0369名無し2008/10/29(水) 20:35:10ID:fKjB1QTE0
「川田亜子真相究明まとめサイト」は…?

泰葉が小朝との喧嘩ネタでワイドショーを盛り上がらせてるな。分かれた
後は、もう関わりあいたくないと思うはずだが、この濃密さ。テレビ攻撃に
利用されてなければいいのだが。
仲が悪くなった夫婦、家族を険悪な状態にするやり方があるらしいがどう
なんだろ?泰葉、小朝も経験してたりして。

闇組織が家に、アンプ、震動波?等を仕掛けることによる細かく、どうでも
よく、ムカついた理由を説明すると、逆にお前がオカシイと言われる攻撃。
(ここのスレだから都市伝説レベル)

・ドアやふすまを閉める音が異常に大きく聞こえる。
・階段、段差、上の部屋を歩く時、異常に大きい音がする。
・この大きい音がする時、ターゲットの体に波動(共振)?を当てて、不快感
 を増大させる。(都市伝説)
・落ちている硬く小さいゴミを波動によって、ターゲットが踏みそうな所に
 移動させ、踏ませる。(都市伝説)
・波動を使い物を壊す。買ってくる物も不良品が多くなる傾向。(噂)
・互いに攻撃的になり、自分自身でこれらの細かい攻撃をやってくれるよう
 になると、ほぼ完成。
・一度やりだすと、ティッシュを取ろうとしたら、光るライターなんか置い
 てあり、ピカッとマブシイ攻撃とか、ビン等が妙に足に当たる攻撃、相手
 がトイレに入ると、上の階にあるトイレの水を流す等、意味ない、どうでも
 いい攻撃など自主的に思いつくようになる。
0370本当にあった怖い名無し2008/10/29(水) 20:39:08ID:CLyRdsKkO
↑うわっ・・・キモい
03711/32008/10/29(水) 20:42:53ID:CARaJPwC0
>>332-336の後日談みたいなものになりますので、そちらを先に読まれると、
わかりやすいと思います。

--------------

Sは車を手放すことにしたらしい。
しかし、手放すにしても、廃車にするか売るかで、しばらく迷っていた
ようだった。

Sはバイトをしていたものの、他に使うこともあるし、元来貯金などあまりしないので、
廃車にしてしまうと、新しい車が買えない。
かと言って売っても、金は入ってくるし、それで次の車も買えるかもしれないが、
いわくつきの事故車両で誰かが事故を起こすかも、と思うとスッキリしない。

で、まあ一ヶ月ほど悩んでいたらしいのだが、その間に微妙な怪奇現象が起こった。
Sの親が「あんたの車の上に子供が乗って遊んでたよ」と言って来たとか、
夜、家の外の車のとめてある辺りから子供の声が聞こえた、とか。
どちらもリアル子供である可能性がないではないが、車の上で遊ぶ子供など
見たこともないし、夜出歩く子供もあまり見かけない。

S自身は金もないし車を売る方向で考えたかったのだが、
怪奇現象(?)のこともあり、長々と悩んでいた。
もちろん、怖いもの知らずのSと言えども、その間は車に乗らなかった。

ある日、ふと、「お払いすれば、車売らなくてもすむんじゃね?」と、
Sは思いついたらしい。
僕には信じられないことだが、彼に取って問題なのは、
「自分も事故を起こすかも」と言う一点のみであり、
その車が過去に死亡事故を起こしていると言う事実は、本気で気にしていなかったらしい。

で、僕に電話をして、Uにちょっと頼んでみてくれないか? と来たわけだ。
03722/32008/10/29(水) 20:43:36ID:CARaJPwC0
頼まれた僕としてはいい迷惑で、「アホか、さっさと車を処分しろ!」と
突っぱねたかったのだが、Sが相当しつこかったので、思わず
「まあ頼むぐらいなら……」と、引き受けてしまった。

Uにそのことを話すと、思いっきり困惑したようだった。
曰く、

「俺は『見える』だけで、払うとかはやったことがないからなあ。
自分についてきたヤツとかは、弱いのだったら追い払うぐらいはできるけど、
人に憑いたヤツで、しかもあのぐらい強いのになると、正直怯えるぐらいしか
できないし、自己防衛で精一杯」

とのこと。
しかし、一応、「神社とか寺とかに持っていけば、一万円ぐらいでお払いしてくれるよ」
とアドバイスをくれた。
安っ! と思って「一万!?」と尋ねると、Uははっきりしない口調で、
「普通はそのぐらいかな。それで払えないとなると、もっとかかると思うけど……」
と言った。

個人的には、Uのお払いを見てみたくもあったのだが、できないということになれば
仕方がない。そのままSに伝えた。
Sは近所の神社のHPでお払いの値段を調べ、思いのほか格安だったので、
これならとお払いを決意した。
(一万どころか、三千円ぐらいでお払いできるらしい。要予約だが)

Sは休日を待って、いざお払いに行かんと車を出発させた。
現物を持っていかなければお払いのしようがないので、もちろん自分で運転した。
03733/32008/10/29(水) 20:44:03ID:CARaJPwC0
一ヶ月ぶりの運転だからか、運転の要領がよくわからなかったらしい。
なんというか、ハンドルが取られる感じがした、と言っていた。
と言っても近所の神社なので、車で五分も走ればすぐにつく。
細い道に入り、もうすぐ神社の鳥居が見える、と言うところで、Sは突然、
前方に子供がいるのに気づいたと言う。

道路の真ん中に忽然とあらわれたように感じたそうだ。

その辺りは道が狭くて入り組んでいるのにもかかわらず、
通学路かつ地元の人間なら誰もが知っている抜け道となっているため、
時々事故が起こる。

Sはマズイ! とハンドルを切った。
後は、気づいたら電柱に衝突してしまっていたそうだ。

車のドアが歪んで開かず、まさか車が爆発して……と青くなったが、
幸いむち打ち症になるだけですんだ。
飛び出してきた子供は、どこにも見当たらなかった。

そう言うわけで、車はめでたく廃車となった。
0374本当にあった怖い名無し2008/10/29(水) 20:47:27ID:+tnY9iiW0
>>366
いやプロバイダごとアク金くらってる
0375名無し2008/10/29(水) 20:51:20ID:fKjB1QTE0
「川田亜子真相究明まとめサイト」は…?

・ターゲットが野村證券に勤めていて、1500億の赤字。みたいな報道が
 されると、晩御飯にイチゴ(15)みたいな駄洒落攻撃をする。またイチゴ
 に意味付けするようになり、相手の誕生日等にイチゴ柄の服を着たりする
 ようになる。
・相手が文句を言ってくると、加害者なのに被害者ずらする。
・細かい、どうでもいいことなので、相談しても逆に相談したほうが、<そん
 な細かいこと気にするな。一緒に生活していれば、それくらいあるよ。>
 非難される。
・加害者なのに被害者のフリしてる方は逆に、<こんな細かいことで喧嘩に
 なってるんだ。>みたいに、相談しても温かく迎えてもらえる。
・最終的には、部屋を波動拳でラップ音のようにピチパチ鳴らす。精神的に
 も追い詰めていく。(都市伝説)
・ターゲットの友達や同僚の夫、奥さん等にもラップ音を聞かせ、精神病院に
 通わせ、ターゲットの家族、友人がターゲットの相談を受けても、そういう
 病気、あるよ。何々さんも。同じ症状よ。みたいに、家族、友人にターゲ
 ットは精神的におかしくなっていると認識させる。
・外でも奴隷店員に何かちょっとしたことをやらしたりして、疑心暗鬼に
 させる。逆に店員もアレルギー状態にして、ターゲットに対し疑心暗鬼
 状態にさせたりもする。
・食べ物が噛み切れない。骨が刺さる攻撃等もある。
・薬、波動による不快感、家族との喧嘩、ちょっとしたことで何か言ってくる
 から試してみて攻撃等でターゲットが爆発したら、作戦完了。
・基地外患者の出来上がり。後は何を言っても基地外扱い。
0376本当にあった怖い名無し2008/10/29(水) 20:54:32ID:CLyRdsKkO
>>374
いやいやいやwww
だからww俺携帯だからわからないんだよ
焼かれたってことだろ?ww
0377本当にあった怖い名無し2008/10/29(水) 21:03:35ID:yk9J9QhRO
スレ住人の皆さんへ。
携帯使った住人の一部が迷惑をかけているようなのでカキコさせていただきました。
同じ携帯使いとしてとても恥ずかしい気持ちでいっぱいです。
本当に申し訳ありません。
0378本当にあった怖い名無し2008/10/29(水) 21:08:24ID:CLyRdsKkO
>>377
学級委員長みたいでかっけー
0379本当にあった怖い名無し2008/10/29(水) 21:14:58ID:+tnY9iiW0
アク金だって。
解除されればまた書き込めるって。
0380本当にあった怖い名無し2008/10/29(水) 21:20:39ID:CLyRdsKkO
>>379
あああああ聞こえない聞こえないwww





激のレスで唯一笑ったもの
もなかはアイカゴとあすかの掛け合わせみたいな書き込み
0381本当にあった怖い名無し2008/10/29(水) 21:45:08ID:nWy6lkeLO
>>379
いい加減私信はメールでやってくれ
0382本当にあった怖い名無し2008/10/29(水) 22:04:05ID:CLyRdsKkO
>>381
すいませんでした
0383本当にあった怖い名無し2008/10/29(水) 22:04:56ID:+tnY9iiW0
俺はあやまんないよ
わるいのはID:CLyRdsKkOだもん
0384本当にあった怖い名無し2008/10/29(水) 22:09:42ID:nWy6lkeLO
>>367
掲示板のシステムを利用した呪い。

テンプレのまとめサイトの厳選された話に入ってるから
詳しくはそちらで読んでくれ。
0385本当にあった怖い名無し2008/10/29(水) 22:10:09ID:hjLCOvek0
>>383
どうでもええわ
0386本当にあった怖い名無し2008/10/29(水) 22:25:56ID:CLyRdsKkO
>>385
スルーしろよお前も
それじゃ荒らしと一緒じゃまいかw
http://up.img5.net/src/up25770.jpg
0387本当にあった怖い名無し2008/10/29(水) 22:42:25ID:bvl6vDfUO
http://tv.dee.cc/jlab-maru/s/maru1225284760211.jpg

ハウルにでてきた魔女
0388本当にあった怖い名無し2008/10/29(水) 22:44:38ID:+tnY9iiW0
>>387
ぐろ
0389本当にあった怖い名無し2008/10/29(水) 22:47:26ID:YkyToqNg0
誤字脱字があったらご簡便。

それまで住んでいたアパートが建替えで取り壊される事になり、
先日、似たグレードの安アパートを探して引っ越した。
で、引越し先で隣人に挨拶をしがてら、今更だけど、
それとなく自分の部屋が事故物件だったりしないか探りを入れてみたw
結果としては、前の住人(男性)は少なくとも一年以上住んでいて、
つい先日、普通に引っ越して行ったと分かった。
それでまあ安心して新生活に突入した。

入居3日目、部屋に帰ると見知らぬ中年女性がドアの側に立っていて、
「この部屋にお住まいの方ですか?○○さんですか?」
と尋ねて来た。○○という名に心当たりは無かった。
ドアの表札にはまだ自分の名前は入れてなくて名無しのままだったので、
何かの業者が新入居者の名前を聞き出そうとでもしているのかと思い、
「自分は先日引っ越してきたばかりで、○○という人は知りません」
とだけ答えると、その女性はひどく困った風にして
「申し訳ありませんが、あなたの部屋の押し入れを調べて欲しい」
と言ってきた。
いよいよ怪しさ爆発で、形ばかり丁寧に断って室内に逃げ込もうとすると、
「押し入れの中に封筒が張ってあるはずだから、それだけ返して欲しい」
と泣きそうな顔で懇願してくる。
03903892008/10/29(水) 22:49:28ID:YkyToqNg0
見た感じ、その女性は小奇麗な身なりでキの字の人とも思えなかったので、
とりあえず探すだけ探してみると言って、俺は室内に逃げ込んだ。
それから言われた通りに押し入れ(大して荷物はない)を探してみたけど、
どこにも封筒なんて無い。
そもそも、そんなものがあれば引っ越してきた当日に見つけている筈だった。
だが、ドアの前で待っている女性に「無かった」と言えば
「自分に探させろ」と言って強引に上がり込んで来そうで怖い。
警察に連絡しようかと本気で考え始めた矢先、
ふと思いついて押し入れの戸を一枚外してみた。
果たして、確かにそこには封筒、というか、和紙を折った包みが貼り付けられていた。
それは押し入れの手前側の戸の裏側に張られていたので、普通に押し入れを開けると
二枚の戸に挟まれる形になって見つからないという上手い隠し方だった。

押入れ ココに張ってあった。
___ ↓
     ̄ ̄ ̄
部屋


さて、物が見つかると、今度はその包みが何なのかが気になる。
見つかるまでは、もしかしたら以前の住人が忘れていったヘソクリか何かだろうかと
考えていたが、見つけてみると、その包みの表には漢字とも記号ともつかないものが
墨と朱で記されており、どう見ても何かのまじないの御札だと思われた。
さっきまでとは別の意味で怖くなった。
それでも好奇心は抑え難く、チェーンをかけたまま少しドアを開け、
御札を見つけた事を伝えると同時に、これが何なのか訊いてみた。
当初、女性は御札の正体には触れず、ただ「返してくれ」の一点張りだったが、
俺が中身を確かめようとして包みを開こうとすると慌ててそれを制止し、
戸口で渋々ながらそれについて話してくれた。
03913892008/10/29(水) 22:53:00ID:YkyToqNg0
女性の話では、その御札は彼女の姪が、
俺の前にこの部屋に住んでいた男(こいつが○○)に対して仕掛けたものだった。
ところが間が悪いと言うか何と言うか、
御札を仕掛けた直後、当の○○はその姪には内緒で部屋を退去し、
直後、間髪入れずに俺が入居してしまったという次第だったらしい。
(一応、清掃業者が入って畳み換えもされてたけど、御札は見逃した模様)
彼女の姪は○○を呪い殺そうとしたのか、或いは浮気の虫を封じようとでもしたのか、
その辺は聞き損ねてしまったが、とりあえずその御札は
本来の対象ではない俺に影響を及ぼす事はほぼ無いとの事で、俺は胸を撫で下ろした。
しかしながら、空振りしたまじないは、人を呪わば穴二つ、返りの風は三倍返し式に
施術者本人に跳ね返り、しかるべき処置をしないと彼女の姪が危ないという。
そもそもこの御札は、姪を憐れんだ彼女が授けたものだそうで、
姪の様子が日に日におかしくなり、何かの手違いが起きているのではと調べに来たら、
○○ではなく全く無関係な俺が住んでいてビックリ仰天の大焦りだったらしい。
もっとも、嘘か本当か、御札の包みを開けて中を見てしまっていたら、
俺も影響を受けずにはいられなくなっていたそうなのだが。
ともあれ、こんな話にいつまでも付き合っていたくなかったので、
俺はその中年女性に御札を渡し、早々にお帰り願った。

個人的には、彼女の姪は、まじないの失敗でどうにかなったというよりは、
そもそも男に敬遠されて心を病みかけていたのが、
御札なんてオカルトものに頼ったせいで更に悪化しただけなんじゃないか?
とも思ったりする。
そうでないと巻き込まれかけた俺としては怖くてたまらん。
0392本当にあった怖い名無し2008/10/29(水) 23:06:55ID:B01NGlJC0
>>371-373
霊にとって、お払いってやっぱ怖いのかな。
その子供の霊は成仏できたんだろうか。

>>389-391
「姪を憐れんだ彼女が授けたもの」って姪に男を呪うために御札を渡したってこと?
03933892008/10/29(水) 23:21:29ID:YkyToqNg0
>>392
どうもそうらしい。叔母さん本人が術師なのか、
術師から姪のためにお札を授かってきただけなのかは不明。
姪の方は会っていないからどういう人間なのか知らんけど、
少ない情報の中だけで見ると、一見まともそうな叔母さんが
実は一番ヤバイ人だったんじゃないかという気がする。
不法侵入とかしない程度には理性があってくれて良かった。
0394本当にあった怖い名無し2008/10/29(水) 23:33:52ID:oiBFqQwR0
普通は人に呪いを勧めたりしないよなw
そのオバサンもちょっと危ない人だったんだろう:(;゙゚'ω゚'):
0395本当にあった怖い名無し2008/10/29(水) 23:56:24ID:CARaJPwC0
>>392
子供は成仏できてればいいと思うのですが、よくわかりません。
そもそもSの見た「飛び出してきた子供」は本物かもしれないし、
その子供の霊の仕業って証拠もないんです。
僕がこの話ではっきりわかったオカルトって、「Uが事故車両を言い当てた」ことぐらいで、
多分Sも同じではないかと思います。
(あとは、偶然が重なったリアルである可能性が……)
0396本当にあった怖い名無し2008/10/30(木) 00:13:44ID:Xw9wDRg40
あまり引っ張る話でもあるまい。
0397本当にあった怖い名無し2008/10/30(木) 01:32:37ID:RZZKnvgVO
390のあたりがめちゃめちゃこええ
呪い云々より、おれ奥の薄暗い角部屋住まいだからそんな状況を想像したらめちゃめちゃこわくなった
0398本当にあった怖い名無し2008/10/30(木) 01:51:15ID:MPl6ZLwf0
>>281
むかし携帯に知らない人から「○ちゃん?昨日クラブで一緒に遊んだ××だけど〜」
って電話がかかってきたこと思い出した。
○ちゃんがたしかに自分の名前だったんだけど、
まあよくある名前なので偶然だろう。
0399本当にあった怖い名無し2008/10/30(木) 03:10:38ID:loMU9bfS0
知り合いが面白半分、又は嫌がらせに>>398の携番教えたのかも
0400本当にあった怖い名無し2008/10/30(木) 05:20:36ID:MYIYb7XJO
俺、父方が祈祷師の子孫。最近確認した。その血を濃く受け継いだらしい。
とはいっても、相手を死に至らしめる程ではない、多分。
0401本当にあった怖い名無し2008/10/30(木) 06:22:34ID:Pvd/G8tZ0
>>389
お前さん騙されたな そいつは自分の封印を解くために剥がさせたんだよ
04021/142008/10/30(木) 10:55:52ID:tl4Q/2/Z0
おととい昨日と、二回ほど、あまり怖くない話を投下させていただきましたが、
僕がUから聞いた話の中で、一番怖かったものを投下させていただきます。
まとめたらやばいほどの長文(徹夜してしまった)になったので、もしお邪魔でしたら、
スルーしてくださるよう、お願いいたします。

-------------

Uはいわゆる『見える人』だ。
そのことについては、僕もなんとなく遠慮して、あまり詳しくは聞けないでいた。
そもそも、Uはそういうことを話すのを、躊躇っている様子があった。
Sが僕を肝試しに誘わなければ、Uは決してそのことを告白しなかっただろうと思う。

ただ、酔った拍子にふと、「昔……」みたいな感じで、
Uが不思議な話をしてくれることがある。
そんな時は、喜んで話を聞くことにしていた。

Uがはじめて自分が『見える人』だと自覚したのは、意外にも遅く、
中学生のころだった。
それまでは体験したものと言えば、せいぜいが金縛りとか、誰かが歩いている音とか、
「気のせいだな」と思える程度のものだ。

ある日、Uが川辺の道を歩いていると、川をじっと眺めている女の人がいた。
帽子をかぶり、うつむいているので、顔は見えない。
その時Uは、「変だな」と感じた。

一見すると普通の女の人なのだが、どうもおかしい感じがする。
と言って、どこがおかしいかと言われると、はっきりとは言葉にできない。
「まあ気のせいだろう。ちょっと疲れているのかもしれない」と、Uは結論した。

その時期、中三で受験を控えていたUは、学校でも家でも勉強漬けの毎日を送っていた。
学校では休み時間も惜しんで参考書を開き、家に帰る間もなく塾へ行く。
家に帰って夕食を食べ、一時間ほど勉強して、床につく。
04032/142008/10/30(木) 10:56:33ID:tl4Q/2/Z0
Uが疲れを覚えるのも無理はない。彼の父親はエリート主義であり、
母親もまた教育ママであったので、逆らう余地などほとんどなかった。
しかも折悪しく、塾の模試の結果が微妙に悪かったので、余計に勉強を
急かされていた時期だ。

次の日、学校に通うため、川辺の道を通っていると、またあの女の人がいる。
昨日と同じ姿勢、同じ場所で川を覗き込んでおり、相変わらず顔は見えなかった。
「あ、ひょっとして、危ない人か……」と、ピンと来た。
昨日どうもおかしいと思ったのは、そのせいに違いない。
そこで、なるべくそちらの方を見ないようにして、通り過ぎた。

しかし、電車へ乗り学校へ行き、塾に通ってから帰ってくると、まだあの女の人がいる。
夜もだいぶ遅い時間なので、さすがに気味が悪かった。
女の人はやや猫背になって、道路に背を向け、立っている。
Uはぞっとして、そこを通るのをやめようかどうか、迷った。
が、ここから道を逸れるとなると、一度引き返さなければならない上に、
家までかなり遠回りしなければならない。
疲れていたUは、「明日もいたらやだなあ」などと思いつつ、
自分の足元だけを見るようにして、そこを通り過ぎた。

案の定というか、次の日の朝も、女の人はそこにいた。
通り過ぎるのが怖くて仕方がなかったのだが、今は歩いている人が他にもいたし、
その人たちも女の人を無視しているようだ。
Uも同様に、「なにも見ていない」と言う感じで、黙ってそこを通り抜けたが、
今日の夜からは違う道を使うことを決意していた。

その川辺の道は、通勤や通学によく使われている道で、
Uの家から最短距離で駅まで行こうと思うと、通らなければならない。
が、夜十時過ぎになると人通りも途絶えるので、もし女の人がまたいたらと思うと、
とてもではないが通る勇気が湧かなかった。
04043/142008/10/30(木) 10:57:11ID:tl4Q/2/Z0
そこで、やや遠回りして、別の道を使うことにした。
朝も、なるべくならその道を使わないことにしたが、寝坊などで通らざるを得ない時、
いつでもその女の人は定位置にいるのだった。

学校で、級友にそのことを話した。
通り道に変な女がおり、どうも薄気味が悪くて、道が使えない、と。
話を聞いていた周囲の級友は笑ったが、ふと、Wと言う女子生徒が、
「ねえ、その人、幽霊とかじゃない? おかしいよそれ」と言い出した。

Uはまさか、と思ったそうだが、周囲の級友たちがどっと盛り上がった。
ふざけ半分に、「マジ怖えー」等言っている。
Uは下らないこと、として真面目に聞かなかったが、授業中、ふと思い出した。

そう言えば、あの女の人は、いつも同じ場所で同じ姿勢をしているだけではなく、
服まで常に同じではなかっただろうか?
白いブラウスと、紺色のスカートに、帽子だ。
ありがちな服装のように思えて大して気にしていなかったが、
制服っぽくもなかったし、毎日同じ服を着ているのはおかしい。

思えば、通行人たちも、彼女を無視していると言うよりは、まるで
見えていないかのように振舞っていた。
通学路にあんな女が毎日立っていたら、誰かが警察に通報でもしそうなものなのに、
それもない。

気になりはじめると止まらず、余計に怖くなった。

しかも、級友たちが悪ノリをして、みんなでその女を見に行こうと言い出した。
Uはもちろん、やめてくれ、と断る。
が、「怖いのかよ、大丈夫だって、ヤバかったら逃げよーぜ」と煽られ、
まあそこは中学生の浅はかさで「怖くはないよ。わかったよ」と、応じてしまった。
04054/142008/10/30(木) 10:57:45ID:tl4Q/2/Z0
Uは私立の進学校に通っていたため、彼の地元を案内できる人間が彼しかおらず、
またその日は彼が塾に行かなければならない日だ。
なので、みんなで行くのは、日曜にしようと言うことになった。

日曜の昼間、級友たちを駅まで迎えに行く時、Uは迷った末に、
あの道を通って行ってみよう、と決意した。
もしかしたら、あの女は今日はいないかもしれない。確認しようと思ったのだ。

「晴れているし、いたって怖くないさ」と自分を励まし、その道を通った。
果たして、女はいた。
川を覗き込むようにして立ち、ブラウス、スカート、帽子と、いつもと同じだった。
Uは突然、この道を一人で通ろうと思ったことを後悔した。

女の髪は長く、背中の半ばほどまである。微妙にぱさぱさした髪で、
顔にかかった髪と帽子のせいで、表情はまったくうかがえない。
ブラウスから覗いた手や、スカートから伸びる脚には、血の気がほとんどなかった。
土気色だった。青茶色い感じの色で、それに気づいた途端、Uはさらに動揺した。

これまでのように、女を無視して通り過ぎようと思うのだが、
どうしてもちらちら見てしまう。
見れば見るほど、女が生きた人間なのか、それともそうでないのか、よくわからなくなった。
かかわってはまずい、と本能的にわかるのだが、なぜか視線をそちらにやらずにはいられない。

Uはなるべく足音を立てないようにしながら、それでいてできるだけ急いで、
そこを通り過ぎた。
身体の震えが止まらず、吐き気までする。
気のせい、気にしすぎ、と自分に言い聞かせるが、まったく効果がない。
04065/152008/10/30(木) 10:58:25ID:tl4Q/2/Z0
Uが駅に辿り着くと、級友たちはすでに集まっていた。
Uの目には、くだんの『女』を見に行く期待にはしゃいでいる級友たちが、
異次元の存在のように見えたそうだ。
今さらだが、Uは強く、「行くのをやめないか」と提案した。

級友たちは、最初、笑い飛ばそうとした。
それから、Uの尋常ではない怯え振りに引いたらしい。
最終的には、怒り出した。
『楽しい気分』に水を差されたのだから、まあそんなものだろう。
「電車賃使って来てるんだからさー、しらけるようなこと言うなよな」
「つかお前マジでびびってんの?」等、容赦ない言葉を浴びせられる。
Uは押されるようにして、『女』のいる場所に案内することを強要させられた。

どうにでもなれ、あの女を見たら笑っていられなくなる。
Uはそんな気持ちで、『女』の元へと級友たちを案内した。
あの道に近づくにつれて、再びUの気分は悪くなって来た。
やがて、道は川に沿って進むようになり、あの女が見えて来る。
Uは級友を振り返り、「ほら」と、目線で報せた。

恐ろしかったので、女からはかなり遠い位置で合図した。
が、周辺には特に通行人もおらず、ぱっと見てその女がおかしいのは、
遠目にも明らかだ。

級友たちはきょとんとしていた。「どこ?」などと、周囲を見回している。
Uはいらだって、「あそこだよ、ほら、いるだろ女が」と軽く指さした。
女は相変わらず、猫背気味に川を覗き込んでいる。

Uは不意に愕然とした。
級友にはあの女が見えていないのだ、と、突如悟ったからだ。
その証拠に、「なあ、どこだよ……」などと、まばたきしている始末ではないか。
Uは必死になって、「あそこだよ、見えるだろ?」と主張した。
04076/142008/10/30(木) 10:59:16ID:tl4Q/2/Z0
彼の目には、あの女がはっきりと見えている。
それが、級友に見えないはずはない。

しかし、級友たちは次第に呆れたような表情を浮かべるようになった。
Uはなにをどう言っていいかわからず、ただ「あそこにいるんだ」とだけ繰り返した。
級友たちの呆れ顔の中には、恐怖と警戒の目でUを見る目が混じり始めている。
『こいつ、なにが見えてんの……? おかしいんじゃないか?』
その目は、雄弁に級友たちの考えてることを語っていた。

Uは悔しさと、たった今、級友たちとの関係が壊れた絶望に、
込み上げる吐き気をこらえられず、その場で吐いたと言う。

それでも、級友たちは「きったねー!」などと冷ややかだった。
誰も吐く彼のことを心配せず、最初にUが『女』を『危ない人』だと思ったように、
級友たちもまた、Uを『危ない人』を見る目で見ていた。

気づくと、ばたばたと級友たちが走り去るところを、呆然と眺めていた。
Uは泣くのをこらえられず、その場でしばらくしゃくりあげた。
そんな自分を情けないと思うと、それがまた感情を高ぶらせる。

通りがかる人に、「大丈夫? 具合悪いの?」と尋ねられ、はじめて彼は
泣き止むことができた。
近所のおばさんらしき人だった。嘔吐物が目の前にあるので、急病かと思われたらしい。
Uは我に帰って、しどろもどろに、「ちょっと具合が悪くて……」と説明し、
「救急車を呼ぼうか?」との親切な申し出を断った。

実際、一度感情を爆発させたせいか、意外にすっきりしていた。
Uはなおも心配しているおばさんに頭を下げて、家はここから近いので、
ひとりで帰れると言い張った。
おばさんは一応納得したが、「具合悪いなら、寝てないとだめだよ」と
一言のこして、Uをちらちら振り返りながら去って行った。
04087/142008/10/30(木) 11:00:13ID:tl4Q/2/Z0
Uは空虚な気分で、家に帰るために歩き出した。
明日から、学校で彼にどんな目が向けられるだろうか。
今日のことはなにかの勘違いだったと言うことで、級友たちにうまく説明できないだろうか?

そのことばかり考えていたので、彼は最初、『女』の視線に気がつかなかった。
ふと気がつくと、『女』の前を通り過ぎるところだった。

『女』が振り向いていた。
首だけをこちらに傾けるようにして、髪の毛の向こうから、明らかにこちらを見ている。
目は髪に隠れて、Uからは見えなかったが、髪の毛の内側の目がこちらを凝視しているのは、
はっきりとわかった。

腰が抜けそうになった。どうやってその場を立ち去ったのか、よく覚えていない。
Uは自室のベッドの中で、布団をかぶって、しばらくガタガタ震えていた。
かなり時間が経って、夕方ごろになると、次第に冷静になって来た。
つまり、「俺が見たのは、本当に幽霊だったのか……?」と言うことだ。

前述したように、Uは受験勉強に疲れていた。
両親からことあるごとに勉強の調子を尋ねられ、テストがあれば
点数のことばかり注意を受ける。
自分でも、それに疲れきっていることはわかっていた。

それならば、もしやあの『女』は本当に幻覚ではないだろうか?
ストレスのせいで、精神的に参っていて、あんな『女』を見てしまったのでは、
ないだろうか?

一度疑心暗鬼に陥ると、もう止まらなかった。
04098/142008/10/30(木) 11:00:42ID:tl4Q/2/Z0
翌日の月曜、あの道を避けて学校へ行くと、級友たちがいつもよりぎこちなく
彼に挨拶する。
ひそひそと周囲でささやかれる言葉が漏れ聞こえてさえ来た。
「あいつ、ちょっとおかしいよ」「前からおかしいと思ってた」
「勉強のしすぎでさ、頭がちょっと……ほら、親もうるせーらしいじゃん」
噂はあっと言う間にクラスに広まった。

思うより、堪えた。周囲との距離があっと言う間に広がったようだった。
あからさまに、「ねーなにか見える? このクラスの中にもさー」などと、
好奇心と悪意の混じった質問まで投げかけられる始末だった。

当然、授業に集中できるはずもなく、Uはその日、またしても気分が悪くなり、
早退することになった。

彼は電車の中で、真剣に考えた。
あの『女』は自分の妄想で、本当はいないのではないかと。

自分が狂っているのかと思うと、居ても立ってもいられず、Uはフラフラと例の
川辺の道に向かっていた。

『女』を探してその場所へ行った。
『女』はいなかった。

Uはほっとするやら、拍子抜けするやらで、しばらくその場にたたずんでいた。
やはり、自分はストレスから変な幻覚を見ていただけで、
それを自覚したから、『女』のことが見えなくなったのだと思った。

Uはそのままとぼとぼと、家へと歩き始めた。
『女』が見えなくなったのはめでたいが、明日からいったいどういう学校生活を
送ればいいのか、見当もつかない。
クラスメイトたちの視線を思い出すと、それだけで憂鬱になる。
04109/142008/10/30(木) 11:01:15ID:tl4Q/2/Z0
しかし、次の瞬間、Uは声にならない悲鳴をあげて、へたりこみそうになった。
『女』がいた。
なぜかいつもの場所ではなく、違う場所にいたのだった。
『女』はUに気づいたのか、また首だけで振り返り、髪の毛の向こうから見ている。

Uは耐え切れず、走って逃げた。恐怖に負けて後ろを振り返ると、
『女』は顔をこちらに向けていた。

早退して来て、しかも帰るなりトイレでゲーゲーやっていたUを、
母親は体調を心配するというよりは、「勉強に差し支えるのでは?」と心配したらしい。
自室で横になっていたUのところまで来て、「体調管理がなっていない」と言ったそうだ。

Uの勉強に差支えが出るのは、あっと言う間だった。
学校では、一気に無口になったUにわざわざ話しかける級友もいなくなり、
小テストの点数もめっきり悪化する。
先生に呼び出されて、「成績が落ちているがなにかあったのか?」と訊かれ、
Uが答えられずにいると、「変な噂話があるが、一度病院に行ってみてはどうだ?」と、
暗に、そのころは今ほど一般的ではなかった、カウンセリングを勧められた。

もちろん、両親もUのことをなじった。集中力が足りないとか、
たるんでるとか、始終小言を言われた。
Uはこらえきれず、恐る恐る、『女』のことを両親に話した。
両親には理解してもらえなかった。
それどころか、性質の悪い作り話、言い訳と取られたらしく、
小遣いまで取り上げられることになった。

U自身も、この時は自分の頭が完全におかしくなったのだと思っていた。
周囲に相談できる人もなく、彼はますます追い詰められた。
最終的には塾すらサボるようになり、図書館など、ひとりでいられる場所に
長居するようになった。
041110/142008/10/30(木) 11:01:55ID:tl4Q/2/Z0
ある日、彼は母親の小言から逃げるように、自室に閉じこもっていた。
せめて少しぐらいは勉強の遅れを取り戻そうと教科書を開くのだが、
まったく手につかない。
気分転換に窓の外を眺めて、Uは悲鳴をあげた。

『女』が、窓の下の道路に立っていたのだった。

思えば、最後に見た時、『女』は場所を移動していた。
その時は『女』が移動したことよりも、『女』が見えたことに気を取られていたが、
それまで動かなかったものが動いたのだから、なにか理由があるに決まっている。
その理由が今判明した。
『女』はUについてきてしまったのだった。

いつから家の近くにいるのか、そこからもう動かないのか、
それともUの元へ来るまで動くのをやめないのか、彼にはなにもわからなかった。
彼の悲鳴に気づいた母親が部屋に入って来たが、狂乱したように窓の下を指し、
彼女には見えない『女』がいるとわめいている息子を見て、逆に母親が
腰を抜かしてしまう始末だった。

その夜、Uは一晩中ボソボソと言う声を聞き続けた。
夜半前までは、どうやら一階で両親が小声で相談し合う声らしかったが、
その後は、窓の外からの声だった。
「ねえ……ねえ……ねえ」と、呼びかけるような女の声だった。
本当に気が狂いそうで、朝日が昇るまで、Uはずっとベッドで震えていた。

Uは辺りが明るくなり、声が聞こえて来なくなったのを確認し、
そっと着替えて家を出た。
041211/142008/10/30(木) 11:02:26ID:tl4Q/2/Z0
家の前の道には、『女』がいた。昨日よりやや近づいているようだ。
Uは本当にどうしていいかわからず、その前を走って通り過ぎ、
思いつくままに、電車に乗った。
それから、学校の近くにあった神社に行った。

Uは半ば自暴自棄になって、なにを信じたらいいのかわからず、
ひょっとしてお札かなにかがあれば、『女』から身を守れるのではないか、と
思ったそうだ。
学校の近くの神社は割と大きく、普段からよく神主さんらしき人や巫女さんがいるのを
見かけていたので、そこならお札も買えるのではないかと思ったらしい。

神社に行くと、来るのが早すぎたらしく、まだ社務所も開いていなかった。
Uは神社の階段に腰掛け、呆然と時間が過ぎるのを待った。
やがて、神主さんのような人がやって来て、Uを見つけた。
子供がぽかんと座り込んでいるのを見て、なにごとかと思ったのか、
親切な口ぶりで話しかけてくる。

Uは問われるままに、「変なものが見えるので、お札が欲しい」と正直に打ち明けた。
神主さんはUの様子から、その「変なもの」がなんであれ、尋常ではないことが
起こっているのだな、と察したらしい。

「まあ来なさい」と社務所に案内され、詳しく話を聞かれたそうだ。
誰にも真面目に聞いてもらえなかった話なので、Uはそれだけで涙が出そうになったと言う。
話をすべて聞いて、神主さんは「それだけでは、私からはなんとも言えないが、
そう言うことに詳しい人がもうすぐ来るから、もう一度話してみるといい」と、
Uに勧めた。

その詳しい人とやらは、すぐに来た。
どうやら巫女をやっている人らしく、かなり若いきれいなお姉さんであった。
意外に思いながら、Uはもう一度同じ打ち明け話をした。
お姉さん、仮にAさんは、黙って話を聞いた後、こう言った。
041312/142008/10/30(木) 11:02:54ID:tl4Q/2/Z0
「話を聞くまでもなく、あなたには悪いものが憑いていますね。
見ればわかります。お払いをした方がいいと思いますよ。
悪いことは言いませんから、すぐにお払いを受けなさい。
目を合わせたのが、いけなかったようですね」

Aさんは、どうやら『見える人』であったらしい。
Uは午前中一杯を待たされた後(神社の人にも、いろいろ用事があったらしい)、
午後になってようやく、「お払い」とやらを受けた。
その時はほとんど茫然自失していたので、お払いの代金は? などとは、
考えなかったそうだ。

わけのわからない祝詞を唱えさせられつつお払いを受け、
それが終わってようやく、Uは代金のことに気づいた。
小遣いを取り上げられていたこともあり、財布の中にはわずかな金と定期ぐらいしか
入っていない。
親切にも神主さんも巫女さんも「お金はもともと大して取っていないから」と、
受け取ろうとしなかった。

その後、少しだけ話をした。Aさん曰く、
「神主さんはちゃんとした神職の人だけれど、実際に『見える』わけではありません。
私が見たところ、本当に『その手のこと』で困っている人は珍しい。
ですが、誰でもお払いを受けると、大抵はスッキリして帰ってくれます。
『お払い』を受けたと言う気分の部分が大きいんですよ。
もちろん、神様の助けもあるのですが、気持ちの問題だと言い切ってもいいぐらいです。
それは『本当にその手のことで困っている人』でも同じです。
要は、気持ちの部分が大きいということをちゃんとわかっていればいいんです。
生きている人間に、死んでいる人間がかなうはずがありませんから、
無視するぐらいでちょうどよろしい。
下手に怖がったり、好奇心を抱いたりせず、徹底的に無視しなさい」

最後に、「困ったことがあったら、また来なさい」と、付け加えた。
041413/142008/10/30(木) 11:03:51ID:tl4Q/2/Z0
Uは神社を出て、家に帰った。
母親がいたが、彼を見るなりヒステリックに「こっちへ来なさい!」と叫んだので、
小言を言われるのだと思ったUは、それを無視して部屋に行った。

家の前から『女』は消えていたものの、念のために、部屋の隅にもらった
お札を貼った。
041514/142008/10/30(木) 11:04:20ID:tl4Q/2/Z0
結論を言うと、Uはその後、学校では疎外感を味わい続け、受験にも失敗した。
両親はエリートコースから外れかけている息子にいたく失望したらしく、
最初のうちは怒鳴ったり説教したりしていたが、次第に諦め、無関心に
なって行ったらしい。

この出来事が切欠で、Uは『見える人』になってしまったようだった。
しかし、未だに「怖がらずにいること」ができないと言う。
と言うより、未だに自分が正気なのかどうなのか、半ば疑っているようだった。

この話をしている時、Uは酒に酔っていたため、暗い話をしているという感じではなく、
むしろゲラゲラと自分を自嘲しているような感じだった。

結局、『女』がなんであったのかは、よくわからないらしい。
通りすがりの強い霊かなにかであったらしいが、川辺になぜたたずんでいたのかは、
不明だそうだ。

余談だが、世の中には、「気持ちの持ちよう」ではどうにもならないモノと言うのも
存在するらしい。
幸いにも、Uはまだ実際に遭遇したことはないが、もし遭遇したら、
本格的な修行かなにかをする羽目になるのかもしれない、とこぼしていた。
それはそれで、Uのためにもいいのでは……と思ったが、
Uは「とんでもないっ!」と顔色を変えてドラクエのような台詞を吐いた。
0416本当にあった怖い名無し2008/10/30(木) 11:12:14ID:7yQ800mm0
お疲れ様
能力者の悲哀がよくでてるな
0417本当にあった怖い名無し2008/10/30(木) 11:19:15ID:n0om08NwO
お疲れ様でした。  
感情が、よく伝わったよ
0418本当にあった怖い名無し2008/10/30(木) 11:34:18ID:75uj+Au8O
上げちゃおうかな〜
どうしようかな〜
(´〜`;)
0419本当にあった怖い名無し2008/10/30(木) 11:36:49ID:5sfdqeE3O
>>402-415
長文乙でした
読みやすかったよ
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