646の続き。

「お前ら見たか?」と中の一人が興奮しながら語りかけてきた。
話を聞くと、上り坂の途中で白衣を着た女性(着物だったらしい)が
一人歩いていて、突然車の前に飛び出してきたそうな。慌ててハンドルを
切ったものの、女性は突然消えたそうだ。ちょうどその場所が木が
倒れていた場所だったらしい。

白衣の女性の話は怖かったが、恐怖体験のあまり我を忘れている
暴走族には有難かった。背後に「おまえら気つけろよ」という声を
聞きながら全力で坂を下ったのを今でも覚えている(幽霊より
暴走族の方が怖かった)。

当時は、白衣の女性の目撃談が多かったんだけどな。
俺がふと感じたのは、大阪付近から箕面を通って、野間の場所まで
白衣を着て連れて行かれた人がいたんじゃないかな?ということ。
なんらかの理由でね。ま、推測は出来るけど。あのへんの山は結構怖い、
というか、野間や妙見のポイントより、手前の道路でいろいろ
目撃談があるような気がしない?野間トンネルや妙見のポイントでは
何も感じなかった。途中でポリがやってきて嫌味を言われたけどね。