目が覚めても昨日のことが夢なのか現実なのかハッキリしなかったのだが、
友人の詩人(たしか、YやまMこ)に連絡したところ
(この人の実家は神社でやはり不思議な力を持っていたらしい)、
なにか家の庭に
ここの家族がひどく気にして忌み嫌っているものがあるはずだという。
それを探して供養しなければいけない、という。
翌日、起きると体が異常に重い。
異常な汗をかきながら、壁づたいに庭に出た。
竹箒で荒れている庭の落ち葉などを掃いていると、
庭の隅にそこだけ土の感じが違う所があったので、掘ってみた。
すると、おびただしい量の家族のものと思われる
写真やアルバムが出てきた。
中を覗いてみると、あの老人の写真があった。
「やっぱりアレは夢じゃなかった!」と気付き、
同時に家族の写真をまとめて土に埋めるという異常さに気味悪さも感じた。
いよいよこの家の秘密について知りたいと思うようになった。