3年ほど前、夜中の2時くらいに、宇佐の海岸通りの道を須崎方面に向けて帰ってたんだ。
雨がしとしとと降ってて、夜中だしすれ違う車もない。

で、今は取り壊されてないけどシノオカさん家の手前まで来たときに、いきなり車の後ろの窓付近から
コン コン コン!って窓をノックするような音が聞こえてきたんだ。

音楽もかけてなくて静かだった車内にいきなりだったから、全身総毛だって一瞬で冷や汗がだ〜〜って出た。
その時乗ってた車は2シーターで、座席のすぐ後ろはすぐ窓、つまり真後ろから音が聞こえて来るんだよ・・・。

なんとか気分を落ち着かそうと、きっと垂れ下がった木が窓に当たった音だろうと思い込もうとしたんだけど、
山側からは反対車線だし、何をどう見ても車まで垂れ下がってる木なんかない。

なのに規則正しく相変わらず後ろはコン コン コン!ってずっと叩かれてる。(3回目がつねに大きい)
外側から叩かれてるとわかる空気の振動まで伝わってくるぐらい。

半狂乱になった俺は「hふぃhwぽgh@@「いうr」なんて意味不明に叫びまくってサイドとバックミラーを完全に
閉じ、フルスロットルでその場を後にした。

一分ぐらいでその音はしなくなったが、俺にはとてつもなく長い時間だった。
それからは夜中絶対にあそこは通らないようにしてる。

ちなみにその夜、霊感の強い友達に普通を装って電話かけてみたら、
「お前、なんかあったろ?付いてきてはないけど、余韻が残ってる。」って言われた。