10年近く前、愛人と共謀して保険金目当てにわが子(次男)を殺害した佐賀県民の女がいた。
ワイドショーを中心に、マスコミがセンセーショナルに報じたから覚えている人もいるだろう。

次男は、睡眠薬を飲まされ海に投げ込まれた。
途中で意識を回復し、必死で泳いで岸にたどり着いたところを、
愛人に頭を押さえつけられ溺死した。

さぞ怖かっただろう。苦しかっただろう。悲しかっただろう。
その現場が、長崎県の小長井町の漁港。

近くを国道が走っているが、交通量も信号も少なく走りやすい道だ。
会社の同僚で、鹿児島出身のやつ乗せて走ってたら、
突然「このへんに若かうち水死した人おらんか?がっつ気持ち悪かど。」とおびえ出した。
事件のことはまったく話題にもせず走っていたのだけど。

以来、彼は遠回りしても高速を使うことを主張し、下道の走行を拒否している。