続き

その時なんですが、シャッターの向こうから女性の話し声と男性の話し声が
聞こえてくるんですよ。こんな時間まで残業?!と思いましたが何せ1時頃。
普通ならビル警備しか居ない時間なのに、妙に楽しげな話し声なんですよ。
泥棒か侵入者かとも思いましたが、それなら声をひそめるでしょうが、普通の大きい
声で、石の上がどうしたとか、夏はセミがどうだとか、そんな話だったと思いますが、
してたんですよ。
それで私は立てってシャッターに耳を寄せたら、女性はともかく、男性は岡山弁で、
昔の農村の人か漁師の人のような田舎のお爺さんのような話口調なんですよ。
言葉で言い表せないですが、時間と場所を考えるとあまりにもギャップがあって
急に寒気がして転びながら階段を上ってタクシーに乗ったのを思い出しました。

天満屋地下ってやっぱしそうなのかな、と思ったそれだけです。ごめんなさい。