櫻地区について手掛かりが少ないので地名から調べてみた。
平凡社の宮城県の地名って辞典によると、県内の桜は2箇所。
岩沼市の桜地区と角田市の桜村。
岩沼の桜は今でも現存する地名で凄惨な事件が起きた記録も無い。
角田の桜村は町村合併で村名は消えてしまったが地区名として今でも現存する。

頭に桜の付く地名まで幅を拡げると県内に30箇所ぐらい有る。
しかし桜岡・桜ヶ丘・桜町・桜木町等そのほとんどが現存する地名。
消えた地名としては栗駒の桜田村が明治8年に八幡村に合併されて消えているのと
登米の桜場村(現在の中田町上沼)の2箇所ぐらいだがどちらも大きな事件の記録は無い。
松島・石巻間には大仰寺への成道として1000本の桜が移植された桜嶺(さくらながね)
と呼ばれた場所が有ったらしいが、どの山を指しているのかよく分からない。
同じく松島の桜渡戸の段山は壇山からきており、山頂には13の塚が並び壇塚と呼ばれる。
これは瑞巌寺の前身である天台宗松島寺の改宗にあたり、天台僧3000人を殺して埋めた、
またはそれを供養した塚であるという・・・が時代が古すぎるし桜渡戸地区も現存する地名。

なかなか噂の櫻地区に辿り付けない
単なるガセか?それとも歴史に埋もれてしまったのか・・・