俺はそのまま一睡もせず学校へ行くと、一番に奴の姿を探した。
いない。どこにも。授業が始まっても一向に姿を表さない。
そうこうしているうちに授業は終わり、どうしたものかと悩んでいると
「××(ストーカー女)さんが亡くなりました。」
思わず「は?」と大きな声を出してしまった。
話によると、××は自宅で自殺しているのを仕事から帰ってきた母親
に発見されたようだ。
「俺のせいだ・・・」あんなにひどい言い方をしたから。
もう少し優しくいえばよかった・・・
その日は一睡もせず、次の日の葬式に出席した。