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死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?129

レス数が1000を超えています。これ以上書き込みはできません。
0001本当にあった怖い名無し2006/05/11(木) 15:18:29ID:gv5x1RX60
貴方が聞いた・体験した怖い話や、2ちゃんの色んなスレから拾ってきた死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみませんか?
ジャンルや、事実の有無は問いません。要は最高に怖けりゃいいんです。創作も歓迎です。

【重要】長文を投稿する時はメモ帳等で全部書き終えてから一気に投稿しましょう。携帯の人もそれなりに配慮しましょう。

○「あまり恐くないかも」「書いても良いですか?」等の前置きは全然いりません。 あまり怖くない話もいりません。
余り怖くない話と思うなら「ほんのりと怖い話」スレへお願いします。
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1144409401/

○コピペの際には転載元を提示。2ch以外からのサイトからは許可を取ること。
  既出の話には注意しましょう。

○感想、批評はOK。ただし叩き、煽りと批評は違います。日頃気をつける程度に、言葉には気を遣いましょう。
  第三者による「批判の批判」は、無意味ですのでやめてください。

○ここの投稿を利用しての二次創作は、原則的に無料配布としてください。
商業ベースの商品化を望むなら、2ch管理人まとめサイト管理人及びオカ板住人へ報告し議論してください。

 まとめサイト・投票所         (モバイル版)
http://syarecowa.moo.jp    http://090ver.jp/~usoriro/

前スレ 死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?128
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1146373033/
0909本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 04:10:52ID:noJ0VtsCO
>>817
22時に子供にアイス配る所がオカルトだなw
0910本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 04:13:58ID:KD3r3ohb0
>>908
シンプルで怖かった。GJ!
0911本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 04:54:34ID:tkfkqi1AO
>>908
新阪急ホテルのはす向かいの吉野屋は先月行ったが。
違う所なのかな。
0912本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 05:17:26ID:bpD0IVZc0
まとめると、ドジっ子死神とフェラチオ和尚が組めば、どんな男でも
逝かせられるという事だな。
ここで気になるのは、女性の場合はどうするのだ……という事だな。
0913本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 05:45:18ID:fa8W3REBO
>>912
お前向こうのスレでもフェラチオ和尚の話題出しただろw
まぁ、俺もだがw

悪ふざけも大概にせーよwww
0914本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 06:17:43ID:cJpcGZn40
>>908
それって、2国沿いの吉野家?
桜橋の吉野家はまだあるもんねぇ。
0915本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 07:00:01ID:GR8c0btb0
糞コテがこのスレに定着しようと壮大な自演に走り始めたようです。
0916本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 07:35:34ID:72wXVddk0
>>148
アステカの祭壇について
http://z4242.com/mt/index/2004032402.htm
http://myblast.blogtribe.org/entry-91851e0a672df046af64bdc47eb039a9.html
http://www.orz-3.info/xbb/futaba.php?res=1027
http://syarecowa.moo.jp/100/44.html
0917本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 07:46:45ID:F9Z3WKTg0



   こ   ん   な   風   に   文   字   間   を   あ   け   て   る   と



   急   に   萎   え   て   読   む   気   が   な   く   な   る


 
0918本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 08:09:11ID:fa8W3REBO
>>915
ネタを弄んでるだけだべ?なーにをそんなに勘ぐってんだよ?
自演指摘の九割はハズレだぞう☆
0919本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 08:10:55ID:BdBemg4X0
和尚やら黒マムコやら茄子やら
お前等なんか狙ってるだろ?












次の奴も期待してるぞ!
0920本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 09:53:30ID:f5dRYEaAO
ヒマなのでオレが心霊スポットで体験した話を1つ。
5年くらい前の話なんだけど、その日は少し離れた所に住んでる友人Mと久しぶりに会ってた。
久しぶりとゆう事もありつい盛り上がっている内にMは終電に乗り損ねてしまった。
しょうがないのでドライブがてら車で送って行く事に…。
ただ送って行くのもおもしろくないので、遠回りだが、Mの帰り道にある地元では有名な心霊スポットのトンネルを通って帰ることになった。
そのトンネルは山の上の方にあり、新しい道が出来てからはほとんど使われなくなった手掘りのトンネルだ。
暗い曲がりくねった山道を上って行くと目の前にトンネルが現れた。
0921心霊スポット22006/05/19(金) 09:57:27ID:f5dRYEaAO
何度も見てきたが相変わらず灯り1つない薄気味悪いトンネルに躊躇しながら進入した。
中に入るとMが
「ライトを消してみようぜ」と言い出した。
言われた通りトンネルの中心くらいでライトを消すと、真っ暗で何も見えない。
「1m先すら見えんのぉ…」などと話していると視界の上の方に一瞬青白い光が見えた。
慌ててライトをつけたが何もなく、Mに聞いても見えてなかったらしいので、気のせいと思いつつも少し怖くなりとりあえずトンネルを抜けることにした。
かなり短いトンネルなのですぐに外に出ることができた。
トンネルから無事出れたことに少し安心し、さぁ「山を下るか」とゆうときに急に背中がズシリと重くなった。そして胸が急激に苦しくなった。
0922心霊スポット32006/05/19(金) 10:02:08ID:f5dRYEaAO
そんなオレの異変に気づいたMも心配そうに
「おい、大丈夫か?」と声をかけてきた。
オレは強がって冗談まじりに笑いながら
「やべぇ!!憑いたかもしれん」
と苦しさに耐えながら言ったものの、内心ビビりまくりのパニック状態で必死に運転して山を下りることができMの家までたどり着いた。
心配そうなMに「大丈夫、大丈夫」と言いながら家の中まで送り、1人で帰ることになった。
その時にはもう歩くのも苦痛なほど背中が重く、胸が締め付けられ息苦しかった。
0923心霊スポット42006/05/19(金) 10:06:06ID:f5dRYEaAO
帰りの車の中でオレは泣きそうになった。
こんな場合は神社に行けばいいのか、寺に行けばいいのか、霊媒師はどこに行けば会えるのか、そんなことばかり考えていた。
やっとの思いで自宅まで着き、家に駆け込んでとりあえず狂ったように頭に味塩をかけまくった。
当たり前だが全然効果はなかった…。
絶望の淵に立たされながらも起きてても苦しいし、もしかしたら明日になったら治ってるかも、などとと期待し寝ることにした。
次の日の朝、期待は見事に裏切られた…。
昨日にも増して苦しい、息をするのがやっとだった。
0924心霊スポット52006/05/19(金) 10:14:03ID:f5dRYEaAO
とりあえず近くの神社に行こうと思ったが、親の進めもあり病院に行く事に。
病院に行き、レントゲンを撮り終え診察室に戻ると先生がこう言った、
「肺に穴が空いてます。入院ですね」と…
心霊スポットの呪いだと思ってたものは実は肺ききょう?きしょう?とゆう肺に穴があく病気だった。
オレは喜んでいいのか悪いのか複雑な気持ちになったが、頭に味塩をかけまくった自分を思い出し恥ずかしくなったのを覚えている。
この時の病気が霊的なものかどうかは不明だが、よく聞く
「遊び半分で心霊スポットに行くと痛い目に会う」
とゆう事を痛感させられた出来事だった。
今となっては胸の手術の跡もいい思い出だ。
0925本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 10:20:08ID:7fRylrRU0
>>924
多分それは[肺気腫]。
おだいじに。
0926本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 10:28:28ID:t5ASKNIRO
これって、よく出回ってる物なの?
よくわかんないけど、超びびった…夜中に見なくてヨカタ…
http://c-docomo.2ch.net/test/-/cafe40/1135996687/156-
0927本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 10:28:47ID:f5dRYEaAO
>>925おぉ!?それだ!!全然ちゃうかった…。昔の事なもんで病名が思い出せなかった。
皆さんすいませんでしたm(_ _)m
0928本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 10:33:59ID:t5ASKNIRO
あ、こっちだた…
http://kur0nek0.web.infoseek.co.jp/obon/03/kao.html
0929本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 10:51:13ID:WvfJtrzi0
>>925
「気胸」=ききょう でも正解では?
0930本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 11:07:12ID:f5dRYEaAO
>>929ありゃ?
やっぱりあってたのか…?
0931本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 11:10:03ID:BdWixtaA0
気胸
肺や気管支のどこかに(外傷により?)穴があいてしまい、
肺に入るはずの空気が、肺が膨らむためのスペースに流れ込む状態。
結果肺が圧迫され、マトモに息を吸えなくなる。
0932本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 11:16:56ID:f5dRYEaAO
>>931医者に言われた通りだ(´∀`)
0933本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 11:55:04ID:bpD0IVZc0
ちょっと反省して、真面目に投稿するよ。
長野オリンピックがまた話題にすらなっていなかった昔の話だ。
十二月頃だろうか、長野市の新興住宅街で土砂崩れがあり、何人もの犠牲者が出た。
私は、その事をテレビのニュースで知った。
次の日、仕事で元請の会社に行くと、三階の窓から、ニュースで報道された事故現場が見えた。
山にへばりついているような住宅街の一部が、抉り取られたようになっている。
「あそこは、元々そういう土地で、住宅を建てるなんて、どうかしてるよ」
と、近くに住んでいるという社員が教えてくれた。
好奇心から同僚と一緒に、事故現場に行ってみようという事になった。
事故現場に着いて、立ち入り制限の外から、現場の惨状を見たのだが、
すぐに来たことを後悔した、そのぐらいひどい状態だった。
その夜、いつものように二階で一人寝たのだが、夜中に目が覚めた。
部屋の中にだれかいるようなのだ、寝ている自分の周りを歩いているような音がする。
ドン、ドンという音がして。その音が遠くなったり、近づいたりする。
歩いているというよりは、乱暴に足を踏み降ろしている、というような音だった。
0934本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 11:55:48ID:bpD0IVZc0
続き
「しまった、あの事故現場から、霊を連れてきたんだ」
自分の軽率な行動を呪いながら、
蒲団をかぶって、「早く、どこかへ行ってくれ!」とだけ願っていた。
そのうち、音がしなくなったので、おそるおそる、蒲団から顔を出して、明かりを点けた。
部屋に誰かいるような気配がなくなっている。
部屋の中を見回すと、二階のベランダに出る、窓が少し開いていた。
「そうか、この窓から出て行ったんだな」と思った。
朝、同僚にこの事を話すと、
「窓を閉め忘れただけじゃないの」と言われたのだが、
長野で十二月に窓を閉め忘れるなんて事は、ないはずだ、そんな事をしたら
寒くて眠れないはずだ。
その後、怪奇現象は起きていない。
好奇心で事故現場に行ったりしないほうがいいと思う、霊のお持ち帰りは、シャレにならない。
0935本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 11:59:10ID:FpkgMW9g0
好奇心で事故現場に行ったり死体見に行ったりする香具師は、人間としての良識を疑う。
0936本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 12:05:49ID:XdR6geKu0
>>484が一番怖い
0937本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 12:40:06ID:LJlMpSLpO
>935 ダーリンダーリン♪スタァンドバァイミィ♪
0938本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 12:48:15ID:JZKUsmFm0
>>484これって…これって、ガチかしらーー。
0939本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 13:20:13ID:Fl2bGGRj0
偶然と呼ぶには共通項がありすぎて((((( ;゚Д゚))))ガクブル
0940本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 13:33:31ID:AnzI/vH10
何かの暗示・・・
0941本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 13:42:55ID:x4r/x0k60
スタンドバイミーの4人組もDQNだったな。
0942コピペ2006/05/19(金) 13:43:19ID:3Ei+wyfG0
PC整理してたらこんなの出てきた

325 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/07/23 14:55
こんなわたしは死んだほうがいいですか?
悩んでいます。

わたしは大学卒業後、レンタルビデオショップの店員としてフリーターの生活をしていました。
もともと学校では友達が多かったわけでもないですが、
社会人となった、数少ない友人から聞く苦労話さえ当時のわたしにとっては羨ましいものでした。
梅雨入りする頃には家族内のいざこざなどあらゆることが、
雨の日の憂鬱とあいまって特にこれといった目的もなかったのですが、
ある友人のオーストラリア旅行の話を聞いているうち、
どこでもいいから飛び出したい衝動に駆られて、梅雨明けと同時に日本を出ました。

豪大陸の北西部にある町で彼と初めて出会いました。
そこは猛暑と荒涼の大地にぽつんと気まぐれに作られたようなちいさい町ですが、
「月への階段」という自然現象が見られると某旅ガイドブックに紹介されているおかげで、
日本人旅行者には有名です。
彼は一見すると浮浪者そのもので髪は伸び放題、Tシャツ・短パンも何日も洗濯していないようすでしたが、
安宿にいた日本人はどういうわけか彼の周りに自然と集まっていました。
でもそれは彼の人となりを知ればすぐわかることで、とにかく面倒見がよかったのです。
アマノジャクでひねくれていたわたしに何度無視されようとも、彼はいつも一人だったわたしに挨拶したり、
言葉をかけてくれました。結局、無神経にずかずか入り込んでくる彼の後ろから
「ありえないんだけど」と呟いていたわたしの方が、分け隔てなく接するあの場所では
ありえない人間だということに気付きました。それからは夕食に招かれる際には参加して、
アルコールは苦手ですがその後の飲み会にもつきあうようになったのです。
0943本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 13:46:10ID:72wXVddk0
>>941
なんですか?それ。
0944コピペ2006/05/19(金) 13:48:31ID:3Ei+wyfG0
328 名前: 325 03/07/23 14:58
「月への階段」まで一週間とせまった頃には10人近い人数が集まりましたが、
15分もあればぐるりと回れる規模の町に娯楽と言えるものはなく、
バスで走ること20分のビーチに日光浴をするぐらい。その日がくるまでただ時間を潰すのに腐心する毎日。
雑談の話題さえこと欠き、だれともなく始めた怪談話もなくなったとき、
仲間の1人がビーチへ行く途中日本の墓地らしきものを見かけたという話を持ち出しました。
こんな日本から遠く離れたへき地に墓石なんてあるわけがないと見つけた本人も半信半疑のようでしたが、
宿の地元スタッフに聞くと、戦前に入植してきた日本人が眠っていると言うことでした。

そこは昔から真珠の養殖が盛んで、日本に限らず中国などアジア諸国から多くの移民がやってきたそうなのです。
ダーウィンの戦争記念館では隙間なく寄せ書きされた大きな日章旗や古式ゆかしさをしのばせる手記の他、
数多くの銃器が展示されていました。わたしはそれを目にしていましたから、
今でこそ反日感情は薄れてきたと言えるでしょうが、当時がどんなものだったか想像しました。
戦後の混乱によって帰国できずにいたのか、それともなにか特別な事情があって失意のうちに留まったのか、
わたしにはわかりません。しかし、どんな事情があったにせよ、周りには荒野しかなく、
反日に吹き荒れていたであろうあの地に留まることはできないと思いました。

0945コピペ2006/05/19(金) 13:55:36ID:3Ei+wyfG0
330 名前: 325 03/07/23 15:01
わたしたちはみな若く、それゆえ好奇心旺盛でした。
スタッフの話を聞き終え、誰もがその墓地へ行くことでつかの間の刺激を得ようとしていました。
しかし、彼だけは「肝試しには行かない」と渋り、結局、彼抜きで明晩決行ということでまとまりました。
翌朝、半数がバスに乗ってビーチへ向かい、残りの半数が懐中電灯や虫よけスプレー、
食材などの買い出しを済ませ、昼食を持ってビーチへ合流。
そしてまだ日の高い時間に先発グループが夕飯の支度のため宿へと戻って行きました。
わたしは彼と同じ後発組で息苦しいほど熱い日差しが傾き始めるころまで海水浴を楽しみ、
その日は最終の1本前のバスに乗ることにしました。しかし、定刻となっても一向にバスがくる気配はない。
そんなこと、あの国では大都市でもよくあることです。
その都度腹を立てていたら疲れるだけでなにも良いことなんてありません。
あのときもそうでした。最終バスを待てばいいものを、血気盛んというのかこらえ性がないというのか、
歩いて帰ることになったのです。

海岸沿いに続く道を折れ、内陸へと道なりに進む。
最初は意気揚々とした歩調であったのに、いつしか誰もが熱さと疲労で無口になって、
先を歩く男子とも距離が開いていきました。でも日が暮れるまで十分時間はあります。
「おーい」と先頭の子が大仰に手招きをし、道から外れた方向へ腕を差し向けながら、
小走りに道路を横切っていきました。
0946コピペ2006/05/19(金) 14:00:25ID:3Ei+wyfG0
その先にはそれまで赤茶けた大地だけだったのに、大小様々な草木が集合して茂みを作っています。
すこし前を歩いていた彼の横について2人でみんなの後を追いました。
「ああやっと日陰で休める」などと愚痴をこぼして歩を進めるうち、
さっきまで雑然としていた藪がなにかを避けているように見えました。
「お墓だ」そう思うだけでなぜか、ぞっとしました。辺りはまだ明るいし、
日本の実家のすぐそばに墓地があるのでそんな意識するほどのものではなかったはずなのに。
彼もそれに気付いたのかしばらく無言になり、
とつぜん「俺はこんなとこで死にたくはなかった」と弱々しく言いました。
確かに彼がそう言うのを聞き驚いて、とっさにわたしは「死にたくなかった?」と彼に問い返しましたが、
彼は怒気を含んだ調子で今度ははっきり言いました。「こんなとこで死にたくはないな」と。

335 名前: 325 03/07/23 15:08
一体いくつ墓石があったのでしょうか。簡素なフェンスはかなり奥行きがありました。
100や200では効きません。切り出したままの岩や黒い御影石にお名前が彫られ、
なかには消えかかって判読できないものまでありました。広い敷地内には雑草が点在し、
野ざらしの墓石に手入れをする人、ましてや手を合わせ供養する身内もいないのでしょう。
わたしは目についた雑草に手を伸ばし引き抜いては、フェンスの外に投げていました。
散策に飽きて木陰で休んでいた他の仲間も遊び半分に真似し始めます。
まったく焼け石に水というような作業でも胸のもやもやを吹き飛ばす役には立ちました。
日も暮れ、疲れて辺りを見渡すと、奥でひとり後ろすがたの彼が手を合わせて黙とうをしているのがわかりました。
そして、彼はリュックからペットボトルを取り出し、渇ききった石に水をかけたのです。
わたしたちは一滴でもいき渡るよう水を撒き、墓地を後にしました。
0947コピペ2006/05/19(金) 14:05:29ID:3Ei+wyfG0
結局、その日本人墓地への肝試しの計画は流れてしまいました。
あの日宿へ帰る道々、わたしたちはひやかしで行く場所ではないとわかったからです。
夕食を作ってくれていたグループには「昼間あの場所へ行く方が怖い」などと説明し、
「魔よけ」と称して大量の水を持たせました。翌日「怖くなかった」と言って帰ってきましたが、
「魔よけはどうしたの?」とたずねると、「重いから墓地に撒いてきた」ということで、
とりあえずなんとなくわかってもらえたようでした。

彼の様子がおかしくなっていったのは墓地へいったあの日からでした。
いつも中心になって話をしていたのに、急にふさぎ込んでひとりでいることが多くなり、
「月への階段」の日を目前にしてパースへ南下する長距離バスに乗って行ってしまいました。

337 名前: 325 03/07/23 15:11
3ヶ月後、パースでわたしは彼と再会しました。
シドニーから長い列車の旅を終え向かった宿に彼はいたのです。
彼が去ってからすぐメールを送りましたが、それまで1度も返信はなく、
わたしも送信することはありませんでした。最初は驚きましたが、
奇跡とかいう陳腐な偶然はこんな風に訪れるものなんだと思います。
話したいこと、聞きたいことは山ほどあり、彼も同じ気持ちだったようで、
わたしたちは時間が経つのも忘れてお互いの近況を報告しあいました。
よくよく話を聞けば、彼は材木店で働いたお金で中古車を購入し翌日南部へ出発するということでした。
もともとわたしは3週間ほどぶらぶら滞在した後、また列車でシドニーへ戻る予定でしたが、
停車駅が彼の目的地と重なることもあって、そこまで相乗りさせてもらえないかと懇願し、彼は承諾してくれました。
0948コピペ2006/05/19(金) 14:09:11ID:3Ei+wyfG0
終始彼は初めて出会った頃のように明るく、
あの日突然彼が去った経緯などわたしの頭からはきれいに抜け落ち、
昔話がでた拍子に思い出してそのことについて訊ねてみました。
彼はただ「あそこから早く出たかったから」と答え、
わたしもなんとなくわかるような気がして、深くは追求しませんでした。

それからは楽しい旅になると思っていました。停車駅までの道程の間、
5ヶ所、それぞれ2、3日停泊する旅程でした。

339 名前: 325 03/07/23 15:14
南部地方は北部と違い、緑が多く、自然豊かな場所で地域によっては気候も冷え込むことがあります。
しかし、広大な地であることはかわらず、そのため流行し始めた携帯電話のインフラも不整備のところがほとんどで、
ひとたびエンストを起せば誰かが通るのを待たなければなりません。
犯罪に巻き込まれて、どこかに埋められてしまえばきっと迷宮入りです。
もしかすると、そこにだれかが埋められているかもしれない、とそんなことを考えながら景色を眺めていました。
彼は疲れても決して運転を変わろうとせず、そうかといって居眠りしてしまったわたしをとがめることはしませんでした。
本当に待遇はよかったのですが、日ましに会話が少なくなり、
沈黙を嫌ってわたしが話題を振っても彼は生返事ですぐ途切れてしまい、居心地が悪かった。
それは運転中気が散るからとか、ハンドルを握ると性格が出るといった、
そういう類いのものだと思いました。
ですが、彼はハンドルから離れてもこちらから話しかけなければ口を開くことがなくなり、
唯一アルコールが入るときだけわたしの知っている彼に戻りました。
だからわたしはアルコールをできる限り切らさないようにして、
その日もいつものように夕食のあと、テーブルの上にそっとビールを置きました。
0949本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 14:10:04ID:nN4JoxAYO
もう三年前になるけど、この板の心霊オフで八王子城址その他に行った時の話
ありがちな女の声が聞こえたり、林の方から物凄い音が聞こえたりとかはあったけど、無事オフは終わり、参加者みんなとファミレスで話し、深夜三時頃に車で帰路についていました
「終わってみたら大した事無かったな」とか思いながら外を眺めながらマッタリしていると、深夜だというのに、携帯が鳴り、見るとなんと「非通知」!!
やべーなと思いつつも、恐る恐る出てみると、女が消え去りそうな声で何か話している
「・・・タノ・・・」
なに?
「コ・・・タノ・・・」
誰だよ!何言ってるかわからんよ!
「・・・子供が出来たの!!」



・・・オーマイガッ・・・


オフ中に出た、三倍の冷汗が額を落ちる・・・
予想外の霊障を受け、放心状態になりながら、やっぱ心霊スポットなんか行くもんじゃないと思いましたよ
その後水子を背負うのは恐いんで、パパになる道を選びました
0950コピペ2006/05/19(金) 14:13:21ID:3Ei+wyfG0
340 名前: 325 03/07/23 15:17
それまでわたしは名前以外、彼の素性というものを全く知りませんでした。
知る必要もなかったし、知らなくても支障なくこれまでやってきましたから。
逆にそれを聞くことでぎくしゃくしてしまったり、わたしのことまで根掘り葉掘り詮索されるのが心配でした。
それが突然彼はこの旅を始めるきかっけとなった出来事を語り出しました。
そのときわたしは世間知らずでピンときませんでしたが、
恐らく最近問題になっている○栄や○工Fのような会社で働いていたこと、
取引先の社長が首を吊っているのを目撃してしまったことなど涙声で話し、ひどく悔いている感じでした。
わたしは嗚咽をもらしながら告白する彼を前にして、ただ聞くことしかできませんでした。
でもそれでよかったんだと思います。今なら誰にも言えない苦しさがどんなものか、
そしてどうすれば和らがせることができるのか、わかりますから。
語り終えると彼はテーブルに突っ伏し、しばらくして何事か呟いて静かに席を立ちました。
「死んだほうがいいんだ」、多分そう言ったのだと思います。
0951コピペ2006/05/19(金) 14:16:56ID:3Ei+wyfG0
343 名前: 325 03/07/23 15:25
その晩、わたしは夜遅くまで日記を綴っていました。
書き記すことが多かったのと、ある疑問が頭をよぎってなかなかまとめることができなかったからです。
どうして、彼があのときそのことをわたしに話したのか。
釈然としないまま、ノートを閉じて部屋へ向かいました。
4人ドミトリー部屋でしたが、宿泊者は彼とわたしの2人だけ。
他の部屋の宿泊客も就寝したようで、辺りは静かでした。鍵穴を手探りしているとき、
かさかさと物が擦れる音に気付きました。明らかに自然のものではありません。
ゆっくり扉を押し開けると耳に届く音が大きくなり、窓から斜に差し込む月明かりの中、
彼がベッドの上で半身を起してわたしを睨んでいるのが見えました。
異様にするどい2つの眼光に射すくめられ、声を上げることも、身動きすらできません。
瞬間ふっと彼は視線を外して、両手で足をさすり始めました。
取り憑かれたように手を懸命に動かし、それもどんどん速くなっていきます。
そのとき、先程の音の主が彼だと気付きましたが、一心不乱に上下する彼の動きも音も気味が悪くて、
わたしは怖くて気が変になりそうでした。
とりあえず声をかけてみよう、そうわたしは思いました。
しかし、もし彼がそれに答えてくれなかったらと考えると、
さらに恐ろしくなってその場に座り込み泣いてしまいました。
どれくらい時間が経ったのかわかりません。いつしか、音が止んで
「痺れるんだ。こうしてないと、動かなくなるんだよ。でも、大丈夫」と聞こえました。
わたしが顔を上げると、彼は既にベッドから降りてこちらに向かってきました。
腰が抜け、這って部屋から出ようとしたとき、彼は戸を大きく開いてわたしの横をすり抜けていきました。
片足を引きずって。わたしは彼を見届けてからも少し呆然としながら、
我に返ってすぐ扉を閉め鍵を掛けました。もちろん、彼も鍵を持っていたはずですから、
またいつ帰ってくるとも限りません。とにかくわたしは扉に背を当て彼の侵入を拒もうとしました。
ベッドまでのわずかな距離さえ恐ろしくて、寝袋を取りに離れることもできません。
ぶるぶる震えながら、朝一番でここを出ようと決めました。
0952コピペ2006/05/19(金) 14:20:12ID:3Ei+wyfG0
344 名前: 325 03/07/23 15:28
朝の喧騒で目が覚め、いつでも逃げれるようにと扉を開け放したまま、手早く荷を詰めました。
ちらちら出口を見ていたのですが、わたしがバックパックを背負った矢先、
音もなく彼がドアの前に立っていたのです。ぞっとしました。
しかし、辺りは明るく、彼の後ろを通り過ぎる人影に勇気づけられ「わたし、バスで行くから」と切り出し、
彼は「そう」と間をおいて「送っていってやるよ」と申し出てきました。
「もう、いいから。構わないでよ」そう言った途端、
彼がひどく悲しそうな表情に変わるのを見て少し胸が痛みました。
わたしはチェックアウトするついでに、パースへの上りと停車駅までの下りの長距離バスについて訊ねました。
すると早くても翌日の昼だというのです。
親切に調べてくれたスタッフもわたしたち日本人が一緒に車で旅をしていることを知っていましたし、
急にわたしがバスに乗って出て行こうとしているのを見て心配したのでしょう、
「喧嘩でもしたの?」と聞いてきました。どう答えていいものか悩んで、
「そう。顔もみたくないから、部屋を変えてほしい」と頼み、
そのスタッフは仲直りを薦めるようなことを言いつつわたしの要求を飲んでくれました。
0953コピペ2006/05/19(金) 14:23:17ID:3Ei+wyfG0
345 名前: 325 03/07/23 15:30
新しく割り当てられた部屋は前と同じ間取りで、
3つのベッドには先客の私物があるだけでだれもいませんでした。
しかし、1人ではないという安堵する気持ちと長い緊張からの解放で、
意識していなかった疲労がどっと体に現れました。
戸締まりを確認して横になるとすぐ意識がなくなり、
ルームメートが戻ってくるまでわたしは眠り続けました。
あのときのわたしは空腹よりも彼への恐怖心が勝り、翌日のバスの時刻まで部屋にこもるつもりでした。
目が覚めてからは必死にノートへ書き込み、
なにかしら文章を頭のなかで練っている間だけは不思議と落ち着くことができました。
が、喉の渇きとトイレだけはどうしても我慢ができず、
夕食のせわしくなるときを見計らって行動にでようとしたのです。
トイレは彼の部屋の脇にひとつ、キッチンを抜けた先にもうひとつありました。
人気の少ない場所で鉢合わせするのだけは避けたいと思ったわたしは、
キッチンの方を選んだのです。案の定夕食の準備に多くの人が集まり、
そのなかに3人のルームメートと仲良くしている彼の姿が見えました。
足早にやり過ごそうとすると、彼のわたしの名前を呼ぶ声が聞こえて一瞬立ち止り、
間を置かずに「腹減ってんだろ?」という彼の意外な言葉と優しい物言いに、わたしはつい頷いてしまいました。
イギリス人とオーストラリア人2人のルームメートと楽しそうに食事をしている彼をみて、
真夜中の出来事がすべて夢だったのではないかと自分自身を疑い始めていました。
わたしは話がとぎれたところで、自然に、でも内心びくびくしながら「夜どこで寝たの?」
と彼に訊ねました。すると、「リビングのソファでマッサージしてたらそのまま朝まで寝てた。
ところでなんで泣いてたんだよ。お前、たまに気味悪いことするよな」
というような返答が戻ってきました。困惑です。でも、なんでマッサージ?
という素直な疑問を彼にぶつけると、顔をしかめてかなり渋った挙句、おずおずと話してくれました。
0954コピペ2006/05/19(金) 14:27:13ID:3Ei+wyfG0
347 名前: 325 03/07/23 15:35
鉄の鎖に下がる黒い物体から水が滴る音。
風もないのに自転して、徐々に暗闇から白い顔が浮き上がってくる。
その表情は寂しげであったり、笑っていたり。でも最後にはかならずじぃーっと見つめてくる。

彼は定期的に暗い工場で首を吊った社長の自殺現場を夢として見ていたのだそうです。
そして、北部の日本人墓地までさかのぼります。
彼はそこを訪れて以降、その夢を頻繁にみると同時に別のものが現れるようになったと言いました。
それが潜水服の男でした。宇宙服のような格好をした男は頭の部分を時間をかけて
ゆっくり外していくというのです。そしてその男はマスクを小脇にかかえ、
手招きの動作をくりかえすのですが、彼にはなぜか男が「来い」ではなく
「去れ」と言っているように思えたそうです。
わたしはそこまで彼の話を聞き、気になったことがあったので彼にその潜水服の絵を簡単に描いてもらいました。
それはやはりわたしにも見覚えがあったのです。
わたしも普段夢をみているのでしょうが、朝になってしまうといつもきれいさっぱり忘れてしまいます。
そのくせ日常生活でもよく白昼夢の類いを経験しますし、この旅で一番自覚したのは同部屋の人から、
朝ほぼ聞かされるわたしの寝言です。怒ったり、笑ったり、泣いたり、ときには歌うこともあるそうです。
しかし、一切思い出すことができない。
彼はケアンズの博物館に真珠の養殖のために使われた昔の装備一式が展示されていたのを目にしていて、
後になって思い出したそうですが、わたしもどこかの博物館で見かけただけだと思うようにして、
彼にはなにも言わず、続きを促しました。

その男が夢に出たときに限って、いつもどこかしら体が痺れる。
そのままにしておけばいずれ麻痺して、うごかなくなるんじゃないか。そんな根拠のない恐怖に煽られる。

そして彼は首つりの夢にも変化が起こったと言いました。
睨みつけられるだけだったのに、口を激しく動かしてこっちに叫んでいる。
でも何を言っているのかわからない。その顔が恐ろしくて目をそらそうとしても、
口元に焦点が合ってはずれない。一番怖かったのはその口の動きで「死ね」と連呼しているとわかったときだった。
0955コピペ2006/05/19(金) 14:30:28ID:3Ei+wyfG0
348 名前: 325 03/07/23 15:40
そして、彼は宇宙服のようなものが潜水服と気付いてから、
なにもかもがあの日本人墓地に結びついていると思うようになって、
あの土地を離れたと言いました。事実、遠ざかるほどに2つの夢は見なくなり、
パースに到着してからは週に1度あるかないかだったそうです。
体が痺れることもなくなり、あの土地を訪れる以前の平穏な日に戻ったのです。
しかし3ヶ月後、旅の再開と期同じくして、鳴りを潜めていた悪夢が再び始まりました。
彼はその夢はまた少し前のものと変わっていると教えてくれました。
首つりの死体は相変わらず「死ね」と叫び続けるのですが、
潜水服の男はマスクを取った後「去れ」ではなく「殺せ」と意識に直接働きかけるようにして言うのだそうです。

そして、彼が過去の告白をした日の昼間、彼はソファで本を読みながらうとうと寝入ったとき、
首をくくって死ぬ前の社長に彼が「隠し通せるとしたら、死ぬ以外にないですよ。どうしますか?それでもお金ないですか?」
という夢を見たのだそうです。それは現金を回収する際に彼がよく口にしていた文言だったといいます。
あまりにも現実味を帯びていて、やり直せるならやり直したいと願いながらも、
その意に反して再現される夢をいたたまれない気持ちで傍観していると、
社長は「いま死ぬ以外にないんだよ、お前がなっ!」と言い放って夢が覚めたそうです。
0956コピペ2006/05/19(金) 14:34:44ID:3Ei+wyfG0
349 名前: 325 03/07/23 15:43
変な時間に寝てしまったこともあり、
わたしはその晩もまた遅くまで彼から聞いた話を書き留めていました。
気味が悪い、それしか感想はありません。
彼の過去に対する根深い罪悪感が起因しているのだろう、
わたしはそう結論づけることしかできませんでした。
翌朝わたしはなに食わぬ顔をして、彼の車に乗り込んで次の目的地に出発しました。
心配だったから。できるだけ彼のそばにいてあげようと思ったから。
その日は400キロ近い長距離を走らなければ行けませんでした。
2時間に1度車を休ませながら単調な景色を眺めていると、
わたしはいつしか微睡んで意識がなくなり、彼の切羽詰まった声で現実にもどりました。
わたしにはとても短い間です。「おい、大丈夫か?」彼は車を端に寄せ、
半ばおびえた様子でそう問いかけてきました。わたしは「なにが?」と困惑しながら彼の顔をみると、
にわかに夢の残像がよみがえり始め、いまにも消えそうなイメージを紡ぎ止めようと目をつむりました。
わたしはどうしようもない怒りを抱いて、潜水服の男と対面していました。マスクを外したその男は彼です。
「おい、どうした?」もう1度、彼に呼び戻されました。
そして、わたしは彼に問いただしました。彼の見た潜水服は誰なのか、マスクの下は誰だったのか。
彼は驚きながらも、短く低い声で「俺だ」と答えて、「でも、どうして」と詰まりました。
わたしはなんと言っていいものやら、とまどい、考えあぐねているうち、
彼は「おまえは一体どんな夢をみてたんだ?」と呟きました。
「いままで教えなかったけど、気味が悪いことばかりお前は言うんだよ、寝ている間に。
さっきも突然『おまえだけ帰らせるかっ!』とかなんとか言ってた。流石にこんなこと初めてだったから起したんだよ」

わたしはショックでした。夢のなかでなにかを必死に叫んでいた覚えがあったから。
また、わたしは彼が本当と嘘を言ってるのだと思いました。
なぜなら夢のなかのわたしは「死ね」と何度も叫びながら、彼を刺していたからです。幾度も幾度も。
彼が車を発進させてから、わたしたちは終始無言でした。どちらかが、なにか言い出せば現実になりそうで怖かった。
0957コピペ2006/05/19(金) 14:38:49ID:3Ei+wyfG0
352 名前: 325 03/07/23 15:50
ここで大筋の話は終わり。
日記を読み返して、忘れていたことが多すぎて本当に過去にあった出来事なのか、
それとも記憶の産物なのか区別できない。そういうことってよくあるでしょ。
どちらにしても、作り話として読んでもらわないと困る。懺悔?告白します。今でも苦しめてる。

大きな衝撃と音で目が覚めた。目の前の光がいびつに屈折し、
焦点が合わずにいるのかと思ったけど、それはフロントガラスのクモの巣のように張ったヒビのせいだった。
その真ん中には赤い血のようなものまである。
隣にいるやつはハンドルに額を軽く何度もぶつけながら「やっちまった」と涙声でつぶやいてた。
頭の中にはすぐ「カンガルー」が思い浮かんだ。
夜行性の動物が道路から光に誘われて飛び出してくるから、夜は車の往来はほとんどない。
市街地は別だけど、タイヤ交換に手間取って予定より大幅に遅れ、
漆黒の帳が降りてからも走ることを余儀なくされてた。
「やっちゃったものはしょうがないでしょ、早くいこうよ」そう促すと、
あいつは「そうはいかないだろっ」と声を荒げて、ドアを開け外にでた。
カンガルーを轢いた場合、道路脇に移動させるのが常識。
だけど実際は死なずに瀕死の状態だったとき、
近寄るとこっちに被害を加えることが多いからそのままにしておくのが普通。
注意しようとして、あいつがカンガルーではないものを引きずっているのを目撃した。
0958本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 14:42:45ID:1pwcMVJuO
あちょー
0959コピペ2006/05/19(金) 14:43:22ID:3Ei+wyfG0
353 名前: 325 03/07/23 15:55
連絡先を交換しないままあいつと別れた。だけど帰国してメールが届いてた。
思い出したくもないから、少しほっといたけどあいつの生死を確かめようとおもったの
別れてすぐの日付だったかなあんな原始的生活が行われてる田舎で、
どこでメールを送ったんだか、不思議でしょうがない。それにはただ短くこう書いてあった

あのことは誰にも言うな

「あのこと」ってなによ。
もうこれ読んだときにはまじ、笑った。
このことでしょ?

あの陰気な顔で毎日「死にたい、死にたい」っていうの聞いてるだけでホントうんざりした。
いつかこいつ、自首するとかいうんじゃないか、気が気じゃなかった。
そのころ、ほんとあいつを殺したいとおもってた。だから、別れる前に全タイヤを小型ナイフでえぐっといた。
なかの針金みたいの出てくるまでやっといたから、バーストしてくれてればいいんだけど
あいつの望みどおり死んでればいいのに
何がなんだかわかんなくなっちゃった。あいつが居眠りして人轢いてんのに、
罪の意識負わせてさ。ひとりで溜め込んでると気が狂いそう

これって、通報されんの?

っていっても、証拠もなにもないから無理だよね。
事件にもなってないしもう確かめようがないし
ここって創作推奨でしょ?はい、全部俺の作り話でした。
疑わしきは罰しろとか言われても作り話だからなにもでませんよ
嘘か本当か区別できないひとはなんとやら

どう? 楽しんでもらえたかしら。ああ、すっきりした

まじ、ありえないんだけど
こんなわたしは死んだほうがいいですか?
0960本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 14:44:07ID:1pwcMVJuO
ああああちょー
0961本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 14:46:12ID:JTCndBX/0
>>942-
長いだけで内容に乏しい話だね
正直面白くないし読む価値ないね
とりあえず乙
0962本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 14:47:10ID:NdDUKfPK0
おわた!おわた!わたわたわたわた!
ううぉいぃぃ・・・・・・。
0963本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 14:48:25ID:xaQrJ5/20
全然意味が分からなかった
0964本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 14:48:45ID:fa8W3REBO
う〜ん…長すぎると良い作品でもいらいらするなぁ。
それがリアルタイムで読み進めてるとなおさら。
待ってる時間が…
良い作品だとは思うんだけど…
0965コピペ2006/05/19(金) 14:48:52ID:3Ei+wyfG0
以上で終わり。
すげえ思ったより時間掛かった。
バイトいってくる。
0966本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 14:50:15ID:JTCndBX/0
>>965
いってらっしゃい ノシシ
0967本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 14:51:35ID:ktP3aQwdO
┐(´ー`)┌
0968本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 14:52:49ID:JdAcIw2jO
誰か1レスにまとめてちょ
0969本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 15:00:35ID:fa8W3REBO
カンガルー轢いちゃった
0970本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 15:05:27ID:fwf33S+10
カンクルー弾いちゃった
0971本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 15:56:07ID:vexKHr3MO
俺が大学二回生だったころ当時付き合ってた女がまぁひどい女でね。メール一日返さなかっただけで
『なんで?』『どうして?』『ねぇ?』『教えて』
とかすんげーメール送ってくるの。そいで別れ話をしたらそいつ狂っちゃって精神病院いって自殺したらしい…
それから大学四回生になったときおかしなことが多くなったんだ。テレビみてたら急に砂嵐になったり…家に殺すとか書いたはがきとか…で、どうしようかと思って
0972本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 16:00:26ID:fa8W3REBO
わっふるわっふる
0973本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 16:01:10ID:4rxlvl5u0
コピペ程度に一時間w
0974本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 16:03:56ID:1buIALp30

車を運転してたらうとうとして
カンガルーじゃない何かを轢いた
0975本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 16:04:37ID:4rxlvl5u0
精神病院いって自殺wwwwwwwwwwwwwwww
0976本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 16:22:23ID:T9S56oEF0
自殺未遂で精神科入院

退院
↓   ←今ココ
殺人で懲役
0977ていっ2006/05/19(金) 16:23:58ID:6O1CkTikO
千葉の心霊スポット板にもレスしたけどここでも。
場所の名前だします


19の夏、私はよく友達と心霊スポット巡りをしてた。この日はマザー牧場付近の福岡って道。私とAとHとMの四人で車で行ったんだけど、(うち私とAは霊感強)でもMとHまでも霊体験した。
つく前からHはウトウト寝ていた。マザー牧場付近からもう山道なんだけどすでに私とAは耳鳴り&寒気。
福岡って名前の山道について車で道をトロトロ走ってたらMが「なにこの音?川の音か?!」って言い出した。うちらは何も聞こえない。Mが言うにはものすごいゴオォォって音らしい。
車を止めて窓から身を乗り出すと、ずっと下のほうに見えるか見えないかくらいの小さな川があった。川が見つかったら音がしなくなったらしい。怪しかったのでしばらくその場で窓を開け写真をとっていた。
そのうちにHが起きて、その瞬間Hが「なに?!煙?!やだやだ!!」って叫び出して突然運転してたMも「やべぇ!窓しめて早く!!」って言い出して私とAは急いで閉めた。
閉め終わる前に車発進させてたんだけど道を抜ける間私の足が動かなくて車の下から抑えられてるみたいな感覚。上に上げてもすぐ下に下がっちゃってA(男で力が強い)が足持ち上げようとしても持ち上がらなくて道ぬけたあたりに突然軽くなった。
Hに聞くと、起きたら車の周りが真っ白い煙だか霧みたいなものに囲まれてたらしい。MもHが叫んだ瞬間突然霧みたいのが車に向かってきたらしく窓しめて車急発進させたらしい。
その後写真現像したらオレンジっぽい光とか少し写ってる程度で、怖くないね〜とか話しながら最後の写真みたら…
最後の写真は一枚残ったから車で四人で写真とったんだけど後ろの窓スモークかかってるんだけど左端あたりに外から窓にベッタリくっつけて覗き込んでるような顔が…
後日Aの母親も霊感強くてお寺で修業したこともあるので相談して写真を見せたら怒られました。
「誰だって人の家にズカズカ上がり込んできて勝手に写真パチパチ撮られたら嫌でしょ!霊だって怒るよ」
幸いとりついたりはしてなくて無事だったけど、あれから三年、心霊スポット巡りは一度もしてません。
0978本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 16:52:49ID:siqubTnR0
昨日の続き投下してもいい?
0979本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 16:53:29ID:uxxBMkxDO
こわい(;ノД`)
0980本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 16:58:06ID:siqubTnR0
人いないんで深夜投下しま
0981本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 17:10:58ID:mwiVLCZ60
ふぇらちよ和尚の話が聞きたい。
0982本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 17:23:00ID:D0KneG7v0
>>980
いるから投下して(・∀・)
0983本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 17:25:53ID:siqubTnR0
>>982
わかった。中途半端だから次スレ投下する。
0984本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 17:31:57ID:knAW88oB0
ここにもいるから投下してクリクリ
0985本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 17:45:43ID:siqubTnR0
兄貴たちは笑いながら俺はガクブルしながら厨房についた。
そこはやばかった・・・・。
なぜか包丁などの刃物散乱。尋常じゃない数だった。
戦利品を探しているとあるものを見つけた。真っ黒にこげたコック帽。
まぁ全然戦利品じゃないがとりあえずこれゲットした。
んで厨房から出ようとしたら、いきなり
ガシャン!
とか音がして棚にあった皿やら鍋やらが一斉に落ちた。
さすがに異変を感じてか兄貴たちもびびって病院からさっさと退散。
そして出て気づいたこと。
包丁の刃が何かを切ってギザギザになってた。
そして白い粉?みたいなものがついてた。
このことは俺しか知らない(その時点では、俺は戦利品持ち係。)
もう泣きそうな俺。というか半べそかいてたw
んで病院から出たんだけど真夏なのに異様に外が寒い。そして入る前に月がでてたのにどこにも見えない。

そして最後の隔離病棟に突入することになった。

0986本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 17:58:14ID:siqubTnR0
その隔離病棟は木造でできてた。
知らない人が見れば学校に見えるかも。
入り口ぶちやぶって進入。
とりあえず一番近くの病室行った。
精神病院と違って普通?の病室ですた。
んで小机があったんで引き出し開けようとした。
が、開かない。鍵かかってはいないんだけど開かない。
だから兄貴と俺で思いっきり引っ張ったら開いたんだが・・・
なんと中身は干からびた指と歯(たぶん全部)
そしてそれらは真っ赤に染まっていた・・・。
そしてメモがひとつ。

あいつら俺たちを殺す気だ。俺は死にたくない。全員殺してやる。呪ってやる。ここに俺の証を残す。

こんなもんはさすがに持っていこうとは思わなかった。
メモ読んだときはヤバイと思って速攻で病室でて一度外にでた。
兄貴の友達が何人か吐いて一時中断になった。
そいつらは結局帰るとかいってそいつらだけで先に帰った。
残ったのは俺と兄貴と友達2人。
しょうがないから一番上の階に行って院長室探そうということになった。
0987本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 17:59:04ID:D0KneG7v0
半ベソかきながら、何故突入するんだ・・・(ノд・。)
0988本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 17:59:16ID:wZmmhYXC0
コワイ・・・
0989本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 18:04:16ID:wZmmhYXC0
>>928
こ、こえ〜!
0990本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 18:08:28ID:knAW88oB0
怖い…
0991本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 18:08:51ID:siqubTnR0
そしてついに3階についた。
そこだけはなぜか湿気っぽくて臭い。(病院の臭さとは違う臭さ)
もうついた時点で俺は大泣きしながら
「やめよう。やめよう。やばいってば!兄貴やばいって!」
って何度も言ったんだが・・・
兄貴はさっき書いたとおりヤンチャだから
「うるせぇんだよ。おめぇは女か?行くと決めたら行くんだよ」
字で書くと怖くないが、兄貴はバリバリ893風だったんで怖い。
逆らって一人で帰ろうとしたんだけど道覚えてないし。
何より一人になったら死んでしまうんじゃないかと思ってた。
しょうがなくついていくことに・・・
一番奥の部屋が院長室らしくて入ろうとしたら、ライトがぶっ壊れた。
しかも2本とも。俺と兄貴たちはポカーン状態。
真っ暗になった。闇ってのはこういうのんだんなって思った。
しょうがなく兄貴と友達のライター3個で突撃・・・。
俺は光なし(´;ω;`)。
0992本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 18:18:11ID:siqubTnR0
そして院長室のドアを開けようとしたら
さきほどの変な液体がついた。
もう無視してドア開けた。
そうしたら大量のゴキブリが正面から飛んできた。
まじでやばいほどの量。俺は発狂して回った。
兄貴はエアガン撃ちまくってた。
んでゴキブリがいなくなった。俺はもう何がなんだかわかんないで兄貴の服掴んでた覚えがある。
中に入ったら床に白衣?らしきものが落ちてた。
その白衣が思いのほか綺麗だったんで戦利品だと思い、白衣を取った。
そうしたら白衣の↓に・・・
さっきの包丁と同じ白い粉があった。今回のは粉というより塊に近い。
俺は瞬時に理解した。
これは骨だ。
間違いないと思った。俺はその場で泣き崩れてしまった。
兄貴たちは俺を置いて奥へ入っていった。
0993本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 18:22:22ID:I4vFAVoS0
>>792,803,985,986,991,992

次スレは?
0994本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 18:23:26ID:ycOngdrv0
まだかな?
0995本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 18:23:35ID:siqubTnR0
>>993
俺が立てるの?
ちなみにまだまだこれからが長いんだが・・・
09969932006/05/19(金) 18:23:39ID:I4vFAVoS0
ごめ、>>992に言ったわけじゃないです。
時スレたてれん。だれかたのむ。
0997本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 18:24:24ID:S0g1tjV+0
梅ちゃう?
0998本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 18:26:13ID:j4AfNeCuO
1000なら…思いつかない
0999本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 18:26:48ID:S0g1tjV+0
銀河鉄道999
1000本当にあった怖い名無し2006/05/19(金) 18:26:50ID:wZmmhYXC0
これで・・・
10011001Over 1000Thread
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         ( .( '、_    _ ,ノ  ノ:i   )
        ,、'""`ー---‐'"フ、_ - _,、' -'"
        (  _   ,、'"    ̄
         `ー--─'"
千本目の蝋燭が消えますた・・・
新しい蝋燭を立ててくださいです・・・
レス数が1000を超えています。これ以上書き込みはできません。