◇ 心霊ちょっといい話 ver.9 ◇
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0001本当にあった怖い名無し
2006/03/11(土) 06:08:00ID:LvXOEruQ0趣旨違いでなければネタでもOK。
細かい事は気にせずマターリ進行。
◆◇心霊ちょっといい話◇◆(行方不明です…)
http://piza.2ch.net/occult/kako/981/981981363.html
◆◇心霊ちょっといい話◇◆PART2
http://piza2.2ch.net/occult/kako/988/988651605.html
◇ 心霊ちょっといい話 ver.3 ◇
http://curry.2ch.net/occult/kako/1002/10023/1002357757.html
◇ 心霊ちょっといい話 ver.4 ◇(dat落ち)
http://hobby3.2ch.net/test/read.cgi?bbs=occult&key=../dat9/1025267410
◇ 心霊ちょっといい話 ver.5 ◇
http://hobby4.2ch.net/test/read.cgi/occult/1053548500/
◇ 心霊ちょっといい話 ver.6 ◇
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1078236048/
◇ 心霊ちょっといい話 ver.7 ◇
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1101820136/
まとめサイト
◇ 心霊ちょっといい話 ◇
http://www.2chkowai.info/2chiist/2chiist.html
0173本当にあった怖い名無し
2006/04/08(土) 03:07:49ID:KthCNPbI0小学校のときからいじめられ、中学になってから耐えられずに自殺しようとしたとき、
小遣いもなかった私は、自分が行ける距離の一番高い駅ビルの屋上で、不思議な人に出会いました。
その人は女性で、後で聞いたところ17歳(当時)だったそうです。
その人が一言、
「もし自殺する気なら、あなたの人生を私が買います」
何事かと思いました。
よく見ると、右手に盲人用の白い杖。
しかし、その人の目は明らかに私を捉えているようでした。
促されるように、ずっといじめにあってつらい事、死んでしまいたいという事を涙ながらに語っていました。
気がつけば夕暮れも夜の色になり、その人は名刺を手渡しました。
「話したいことがあれば、ここにきなさい」と。
次の日から、私はその人の家に通うようになり、いろいろな話をしました。
はじめはいじめの話題ばかりだったのが、いつしか楽しかったこと、思い出に残ったことなども話すようになり、
その人も、うまくまとめられない私の話しをゆっくり聞いてくれました。
つづく
0174173
2006/04/08(土) 03:22:11ID:KthCNPbI0いつしか私もそれを手伝うようになり、それを楽しみにするようになりました。
しかし、出会ってから半年が過ぎるころ、床に伏せることが多くなり、ほとんど寝たきりになってしまいました。
そのころになってようやく、
「私はこの人のことを何も知らない」
と気づき、話す側から聞く側に回るようになりました。
ゆっくりと削られていく時間の中で、その人の18年の人生を、私は噛み締めるように聞きました。
そして、出会ってからちょうど一年目、その人はゆっくりと息を引き取りました。
お兄さんは、
「この子が安らかに逝けたのは君のおかげだよ。ありがとう」
と、お葬式のときにいってくれました。
むしろお礼を言いたいのは私のほうなのに。
その後少しして、自宅のほうに入ってみたら、引っ越しましたの張り紙。
私は門の前で泣いてしまいました。
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