◇ 心霊ちょっといい話 ver.9 ◇
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0136本当にあった怖い名無し
2006/04/05(水) 19:01:55ID:hyA6ARTH0小春日和のある土曜日、友人の墓参りに行ったときのことだ。
その友人とは仲が良く、葬式にもちゃんと参列したが、これまで墓には行ったことがなかった
天気も良いし、暖かい。これといって用事もなかったので、出かけたわけだが、初めての道のりだ
少し迷うかな?と思っていたが、すんなりと墓のある寺に到着
墓といえど、気の合う友人と久しぶりに会うのだ 足は自然と急ぎ早になる
けれど寺の門をくぐって墓地へ行けば、その墓地の広いこと!
友人の家族に聞いておけば良かったと思いながら、空を見上げる
晴天だ 風もない
「まあ、すぐ見つかるか、苗字は分かるんだし」と前向きに考え直し、墓地の中を歩く
すると不思議なことに、友人の墓に迷わず到着したんだ
なんだ、案内してくれたのかな? と思いながら、線香を立てようとライターを取り出した
すると今度は火がつかない
「おい、お前からかってるな? ジントニックやんないよ?」
冗談でつぶやいたら、とたんにボッと火がついた 現金なその態度に少し笑いがこみ上げて、
ジントニックをお供えして、懐かしい友人におれの近況報告
ジントニックのお下がりを頂戴して、ふとその味に首を捻る
濃いめに作ったはずなのに、炭酸の味しかしないんだ
30分ぐらい経って、もう帰ると呟いたら、
『今度はマティーニにしてくれ』
はっきり聞こえたんだ 友人の声が
「わかった、次はマティーニな」
笑って答えて、おれはそこをあとにしたんだ と、こんな感じでリメイク
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