了解です。
体験といっても大した事ではないのですが…

今から数年前のある日、日も落ちかけた頃、「どっか心霊スポット行くか!?」…というノリで仲間二人と旧榎トンネルへ向かいました。
異常に細い道を超えて東山油田跡地の前に車を止め、三人で油田前の鎖が張ってある場所(近くに井戸があり、立入禁止の看板がある辺り)まで行きました。
最初からどこか嫌な感じを受けたのですが、しばらくして虫の羽音のような「…ヴヴン…」という音がどこからか聞こえてきました。
他の二人は何も言わないので「…俺しか聞こえてないのかな?」と思いしばらくそのままでいると、その音は徐々に質と強さを変えてゆき「…オ"オ"オ"オ"…」という、まるで男の低い唸り声の様な音へと変わっていきました。
「…何かヤバい!」と直感的に恐怖を感じた俺が言葉を発そうとすると仲間の一人が「…そろそろ車戻るか!」とどこか焦ったように言い、三人で足早に車へ戻りました。
戻ってエンジンを吹かし、走りだした途端「…さっきの聞こえた!?」とほぼ同時に言い、聞こえていたのが自分だけでなかった事が分かりました。
雰囲気的なものもあったのかもしれませんが、とても怖い体験でした。
もっと先に進んでいて、日も沈んで暗くなっていたら…と思うと今でも怖くなります。

長文失礼しました。