生野銀山に、廃小学校ってあるの?
なんか、そこに纏わる話を聞いたんだけど・・・。

とある4人組が、真夜中にその廃小学校見に探検に行く事にした。
着いてみると、なんと正門が開け放たれている。
これはラッキー、と4人は校庭を横切り、校舎へと向かった。
校舎の扉をいくつか試してみると、ひとつだけ鍵がかかってない扉を発見、これまた
ラッキー、とばかりに4人は校舎に侵入。
いくつかの教室を試してみると、これまた一つだけ鍵がかかってない教室を発見。
もしかして誘われてんじゃね? と誰かが言い出したが、4人は教室の中へ。
懐中電灯で教室内を照らすと、黒板が目に入った。
そこには、最後の生徒達が残したらしい、別れの言葉が乱雑に書き連ねられていた。
「ありがとう○○小学校」「みんなバイバイ!」「また会おうぜ!」・・・そして片隅に

「 出 て 行 け 」

偶然にしては出来過ぎた言葉に、4人は背筋が寒くなるのを感じ、退却する事に。
校舎を後に正門に向かうも、どうした事か、正門が閉じられている・・・ように見える。
慌てて駆け出した彼等は正門がハッキリ見えた途端、思わず立ち止まった。
・・・正門の端から端まで、手を繋いだ子供達が通せんぼをしていたのだ。
結局、裏門の柵を乗り越えて外に出る事に成功し、早々に逃げ帰ったそうな。

あくまでも聞いた話だけど、どうなんだろうね、コレ?