うちの父が臨海副都心を作っていた時の話。
ゼネコン数社でやっていて、父はその中の一社の監督だったか責任者だったか、
とにかく責任ある立場で毎朝夜明け前に現場に出て深夜に帰宅か夜勤をしていました。
当時レインボーブリッジは完成していたものの一般には開通していなくて
臨海副都心の工事関係者のみが通勤に使用していました。
ある日夜勤をしていたら、部下からレインボーブリッジに人が侵入した様だとの
報告を受けました。
レインボーブリッジ自体は父の管轄では無かったのですが、
念のため見に行くと確かに女性が立っていたそうです。
しかしどこか様子がおかしい。
父が車で近付いても見向きもしない。