すでに一度どこかで書いた気がします。既読の人がいたらごめんなさい。

十数年前、岡山市の大元神社(宗忠神社)のすぐ近くの社宅に住んでいました。
同じアパートにKさんという一家が引っ越してきました。
Kさん宅には双子の女の子が居て、よく遊んでいました。Kさんのお爺さんのうちが
すぐ近くという事で、一度遊びに行きました。今地図を見ると、上中野交番がある辺では
なかったかと思います。暫くしてKさんのおじいちゃんは亡くなりました。
Kさんはアパートを出ていき、おじいちゃんの家は売りに出されました。
うちのベランダから「売家」の看板が見えたのを良く覚えています。
それからほどなくして父が転勤になり、私も岡山をはなれました。

ある日母が、仲良くしていた社宅の人からこんな話を聞いたと教えてくれました。
Kさんのおじいさんにはいくらかの財産があり、それを巡ってKさんのお父さんは
兄弟とトラブルになっていたそうです。
そしてあの家はある夫婦が買い取ったのですが、毎夜襖がガタガタ揺れる
など怪現象が絶えなかったそうです。
夫婦が一番大きな音を立てる押入れの中を調べてみると…
おじいちゃんの位牌が押し込まれていたそうです。