私が中学の時親父に連れられて北新地のゲテモノ食い専門の店に連れて
行かれ、親父はコオロギの佃煮や芋虫の唐揚げなんかを注文していたんで
すが(すでに食い気0)隣に座っていた30代ぐらいのおっさん2人がその日に
馬で勝ったらしくその店の時価って言う「猿の脳みそ」を注文しました。

 するとしばらくしてカウンターに小さな椅子に拘束された猿が置かれました。
その猿の頭は頭蓋骨が切り取られ所々に血は付いているものの、うすいピン
ク色の脳が露出していてその猿はわめきもせずただ両目を左右に動かしてい
ただけでした。
 
 私は怖くなって親父に店出ようと泣きながら言ってたんですが「ちょっとオモロ
イから見てよーや」とおっさん2人が食べるのを見たがっていたので私も渋々座
っていた座布団を盾に片目で見てました。おっさん2人もさすがにビビッタらしく
10分ぐらい「お前行けや!」となすり合いをしていました。