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死ぬほど洒落にならない怖い話を集めてみない?59

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0001あなたのうしろに名無しさんが・・・NGNG
あなたが聞いた、体験した死ぬ程洒落にならない怖い話を書き込んでください。
怖い話ならなんでもOKです。

■ローカルルール■
○煽り・荒らしは放置・無視。反応するあなたも煽り・荒らしウンコ扱いされます。
○長文を投稿する時はメモ帳等で全部書き終えてから一気に投稿しましょう。
 ただし、あまりにも長いと痺れを切らした住人に叩かるので気をつけてください。
○「あまり恐くないかも」等の前置きは全然いりません。
 あまり怖く無い話もいりません。
○あなたの投稿を本にまとめて金儲けをしようとしてるクソがいますが、
 原則、明示的に許可していない限り転載拒否の意思表示とします。
○投稿内容は洒落にならない怖い話ならば、オカルトに固執する必要もありません。
○雑談・AAは別スレで。批評に対する批判は無意味。
 批評されるのが嫌な人は書き込みは控えましよう。作家の誹謗中傷は禁止。
○掲示板では、複数の人が読むので人目を引く文章、もしくは文章がおかしくないか
 書いた後に確認する位はしましょう。

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前スレ 死ぬほど洒落にならない怖い話を集めてみない?58
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0628ふぇれっと ◆0XlML257hA NGNG
1/3
2年前の事。
JRと私鉄の最終接続に間に合わず、JRの駅からタクシーで
最寄の駅まで帰ろうしたが、タクシーの運ちゃんが道を間違え
2つ先の駅まで行ってしまった。疲れていて怒る気にもなれず、
かといって、そのままそのタクシーに乗る気もせず、
しょうがないので、そこから徒歩で帰宅する事にした。
携帯で時間を確認すると午前1時30分。
その頃は、まだ引っ越して来たばかりで道にも不慣れだった為
線路沿いをトボトボと自分の住んでいる駅の方に歩き始めた。
20分ぐらい歩いただろうか、前方から人が何かを押して歩いてくるのが見えた。
ガラガラガラガラ…
買い物車(名称が判らないが、タイヤが付いているカゴ付き押し車)を
押して前方から白髪の老婆が歩いて来た。押し車の上には白いビニール袋が
載っていた。
「うわぁ、こんな時間に何だか怖いなぁ」と思いながらタバコを吸いつつ
何気にチラチラと見ながらすれ違った。
「足もあるし歩いてる、人間だ。でも、こんな時間に怖いなぁ」
とビビリつつも家路に急いだ。
0629ふぇれっと ◆0XlML257hA NGNG
2/3
やっと自分の住んでいる駅まで来た。携帯の時計を見たら
既に午前2時を廻っていた。
自分の利用している駅の周りは駅前の小さな商店街しかなく、
そこを過ぎると住宅街だ。
食事も摂る気がせず、コンビニにもよらず、そのままマンションまで
帰ろうと住宅街の通りに入った。
そこの十字路を左に曲がれば家までは50mだという所に来た。

ガラガラガラガラガラ

十字路左から音が聞こえる。「え?この音って??」
先程聞いた買い物車を押す音が十字路左側の方から聞こえてくる。
こちらに来ているようだ。
音は段々大きくなってきている。深夜の住宅街にタイヤの音が響いていた。
なぜか俺は焦っていた。
「左に曲がりたくない。でも曲がらないと帰れないし…」
歩調は鈍っていたが確実に俺は十字路に向かっていた。
音はまだする。
「ビビることはない、早く家に帰ろう。」歩調を少し速めにし俺は十字路を左折した。
0630ふぇれっと ◆0XlML257hA NGNG
3/3
そこには、押し車を押してこちらに向かって来る一人の老人の姿が見えた。
「まさか、な…」
しかし10秒後、俺は曲がった事を後悔する事になる。そこには30分以上も前に
すれ違った白髪の老婆がいた。
背格好、押し車の色、型、押し車の上には白いビニール袋を載せているのも同じだった。
俺は、その場で立ち止まってしまった。老婆が近づいてくる。もう目の前だ。
だがしかし、老婆は俺の横を通り過ぎて行った。
ガラガラガラガラガラ…
音は遠ざかって行く。
俺は、ホッとした。その場でタバコに火を点けて一息煙を吐いた。
その時、
「あんたにゃ何もしないよ。」
耳元でいきなり声が聞こえた。ビクッとしてタバコを落とした。
俺は全身から血の気が引くとともに振り向く事もなくダッシュで
家に駆け込んだ。

そんな件があったが以降、特に変わった事はない。
俺は何もされなかったようだ。
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